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  • 顧客の要望をよく聞く企業はいずれつぶれる。  (2014年3月19日 )

      先日、「イノベーションのジジレンマ」(クレイトン・クリステンセン著)を読みました。面白いので紹介します。
     簡単に言うと「現在の戦略論では大企業はいずれ潰れるということ」です。

     改善によって事業を拡大する(持続的技術イノベーション)とまったく新しい技術
     (破壊的技術イノベーション)を中核のテーマに取り上げています。

      大企業は大きな市場を掴んでいるが、顧客(市場)の意向は常に現行技術の改善を期待する。
     一方、破壊的技術イノベーションを採用しようとしても市場が小さすぎ、投資対効果は予測できないか
      極端に低い。そうすると、投資対効果の高い持続的成長イノベーションの事業(ビジネス)
      に資源が配分されることになる。
      そうすると、破壊的技術イノベーションを持った小企業が大企業の事業を消滅させてしまうことになる。

      市場が大きくなって対応しようとしても、持続的技術イノベーションで作ったプロセスは
      破壊的技術イノベーションで必要なプロセスになっていなため対応できない。また、事業投資に対する
      価値基準(収益への意識と顧客関係)が違い意識改革が困難であり、失敗に終わる。

      例として、IBM汎用機のパソコンへの対応、ホンダのスーパーカブが米国のオートバイ業界を破壊した
      ソニーのトランジスタラジオが従来の据え置きラジオ業界を消滅させたなどを上げています。 

      解決策は、企業内スピンアウト。まったく新しい価値観とプロセスを持つ事業体を作るトップの決断と
      言ってます。 


      (有)情報戦略モデル研究所(ISM研)

      ITコーディネータ協会認定 研修実施機関
                代表  井上 正和 
           http://www.ISM-Research.com/

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