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  • 自由はなにもくれない。  (2014年5月16日 )

       ウズベキスタンの首都、「タシケント」にご出張中の土木技術者、高田さんの
      「タシケント便り/ブカレスト」から。


      氏が2013年2月末から4月末まで滞在されていた、ルーマニアの首都「ブカレスト」の
      事務所での会話からです。  

      ルーマニアは1989年に革命で独裁大統領だったチャウシェスクは処刑され、
      共産主義から民主主義の共和国となりました。
      自由主義となってからの歴史はまだ浅く国民の大半は共産主義の時代を知っています。

       <事務所のスタッフとの会話>

       この若者のお祖父さんは、革命前大理石採石場の経営者だった。
      チャクシェスクが巨大な国民議事場(通称国民の館)を建設する際通達を出し、
      「採石場の石はすべて議事堂建設に使用する、許可なくして他所へ使用は禁止する」との通達を出した。

      お祖父さんはこの通達に反抗し一部の石を他所に流したため逮捕され監獄に送られた。

      私:「自由主義になってよかったね」

      彼:「何がいいんだ!」

      私:「自由があるじゃない」

      彼:「チャクシェスクの時代は住むところもくれた、食料も、衣類もくれた」

      私:「それでも自由が無かった、何も言えなかったじゃないか」

      彼:「自由は何をくれる?以前は口をつぐんでいれば生活はできた」

        「いまは家が買えなくて困っている人がたくさんいる」

        頭のいいやつばかりがいい生活をしている」「自由はなにもくれない」

      私:「自由に対する価値観にまだ相違があるようだが、皆ではないと思う。」
     

      この話を読んで、2年前の中国のジャーナリストの言葉を思い出しました。
      日本の著名なジャーナリストが「中国には表現の自由が無い。」と非難した時、
      「表現の自由のある日本は視野わせですか?うまくいってますか?」と逆質問をしました。

      自由主義の基本にある「表現の自由」(憲法第21条)は、
      国家によっては理解できない無価値なもののようです。

      自由主義が根付いてい無い国では、国家は平気で嘘をつけることになります。
      そういった目で、イデオロギーの異なる国をみると理解できますね。  

      日本人の平和の価値観が通るのは一部の国のみでは?  と思いますね。

     


      (有)情報戦略モデル研究所(ISM研)

      ITコーディネータ協会認定 研修実施機関
                代表  井上 正和 
           http://www.ISM-Research.com/

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