~ITコンサルタント養成講座~
第66回「プロジェクトマネジメント」
皆さん、あけましておめでとうございます。今年も皆様にとって幸多き年であることを祈念いたします。 今年も取り上げますテーマを出来る限り分り易すく解説するよう心がけて参ります。
よろしくご指導をお願いいたします。
さて、早速新春第1弾を始めましょう。
当メルマガを担当しています井上正和です。このメルマガはシリーズになっており、今回はその第66回です。
前回までは情報戦略および情報化設計のメソドロジーを述べてきました。今回から、ITガバナンスに沿って情報システム構築していく上において必要となるプロジェクトマネジメントの主要メソドロジーをPMBOKから引用して取り上げようと思います。
PMBOK(Project Management Body Of Knowledge)は米国のPMI(Project Man
agement Institute:プロジェクトマネジメント協会)が提唱しているプロジェクト管理の知識体
系です。現在、世界で最も活用されているプロジェクトマネジメントの知識と言ってよいでしょう。
その知識はプロジェクトを実行する上でのプロジェクト管理プロセスを「立上げプロセス」、「計画プロセス」、「遂行(実行)プロセス」、「コントロール(制御)プロセス」、「終結プロセス」の“5つの管理プロセス”として整理し、そのプロセスを実践する上において必要な知識エリア(=知識分野)を定義しています。
その知識エリアとは「スコープマネジメント」、「タイムマネジメント」、「コストマネジメント」、「クォリテ
ィマネジメント」、「人材マネジメント」、「コミュニケーションマネジメント」、「リスクマネジメント」、「調
達マネジメント」そして「統合マネジメント」の9つの知識エリアです。
この知識エリアの重点は5つの管理プロセスでの「計画プロセス」とそのモニタリングである「コント
ロールプロセス」に重点が置かれているところに特徴があります。
たとえば、計画プロセスの中核となる知識のプロセスを取り上げてみましょう。ここのプロセスはプロジェクト立ち上げ後、プロジェクト計画策定までのプロセスです。
◆スコープの計画と定義
計画プロセスの最初のプロセスです。プロジェクトの目標、範囲、機能を定義し、プロジェクトの活動計画とコスト見積りにつなげるプロセスの知識です。
◆アクティビティ定義
定義されたプロジェクトの範囲とその機能をもとに、この機能を完成するためのアクティビティの定義、その順序、アクティビティ工数見積を作成し、プロジェクトのスケジュール作成につなげ
るプロセスの知識です。
◆コストの予算化
定義されたプロジェクトの範囲とその機能とアクティビティ定義での工数見積とからコストを算定し、プロジェクトスケジュールに合わせて各フェーズ毎のプロジェクト予算を策定し、プロジェクト計画のコスト目標とするためのプロセスの知識です。
◆リスクマネジメント計画
情報資産に対するリスクの識別をし、そのリスク度合いの重大さに応じてリスク対応計画を作りスケジュールと予算の設定へつなげるプロセスの知識です。
◆プロジェクト計画の策定
アクティビティ定義で作成されたスケジュールと予算設定を下に各フェーズ毎のQ(=Quality:品質)、C(=Cost:予算)、T(=Time:納期)目標を設定しプロジェクト計画とするプロセスの知識です。
この「計画プロセス」の中で、代表的なメソドロジーである「WBS(Work Breakdown Structure)」、「PERT/CPM(Project Evaluation Technique/Critical Path Method)」、「EVMS(Earned Value Management System)」の3つのメソドロジーを取り上げて進めていこうと思います。
第66回はここで終了します。PMBOKの計画プロセスを取り上げました。
次回は、PMBOKの代表的メソドロジーの1つである「WBS」を取り上げてみようと思います。
ISMリサーチ代表 井上正和
http://www.ism-research.com/
グローバルナレッジネットワーク(株)経営関連およびITC講座担当講師
http://www.globalknowledge.co.jp/reference/Reference.asp?KBN=2&DCODE=21&SCODE=17
(株)富士ゼロックス総合教育研究所 ITコンサルタント講座担当講師
http://www.itc-pro.com/multi/gaiyou3.html
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