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  • 第69回「PERT/CPM-その1」

    ~ITコンサルタント養成講座~

    第69回「PERT/CPM-その1」
    皆さん、こんにちは! 当メルマガを担当しています井上正和です。このメルマガはシリーズに
    なっており、今回はその第69回です。
    前回は「プロジェクトタイムマネジメント」の知識エリアの手法である“作業WBS”を取り上げました。今回からは、同じ「プロジェクトタイムマネジメント」の知識エリアの手法である“PERT/CPM(Project Evaluation Review Technique/Critical Path Method)”を採りあげます。

    プロジェクトのスケジュールは作業WBSで作成したCA(=Cost Account)のアクティビティやタスク(=日本語訳は作業です。これ以降の表現では作業という言葉に置き換えます)を利用して作成します。スケジュールを作成するのですから、作業の前後関係を把握することが必要になります。
    このような作業の前後関係を把握する手法としてネットワークロジック図がPMBOKでは紹介されています。
    ネットワークロジック図は作業の前後関係、言い換えれば従属関係を把握して作業の順序付けをしスケジュール化する表記法で、表記の違いからPDM法(=Presidence Diagram Method)とADM法(=Arrow Diagram Method)の2手法があります。
    PERT/CPMはADM法の表記法を採用した手法です。順番に話を進めていきましょう。
    ◆PDM法は
    作業記述ボックスを作り、そのボックスに「作業名」を付け、「開始日」、「工数(期間)」、「完了
    日」を記述します。この作業ボックスの従属関係を矢印で関係付けて作業ネットワーク図を作成
    します。
    例として、作業として外部設計局面にある「業務フロー図作成」、「入力仕様書作成」、「データベース仕様作成」という3種類の作業を取り上げてみましょう。
    「入力仕様書作成」、「データベース仕様作成」の作業は「業務フロー図作成」の成果物を前提として作成されますので、従属関係ができます。「業務フロー図作成」を“11月1日”に開始し、“5人日”の工数を要するとしますと、
    「業務フロー図作成」のボックスには業務名“業務フロー図作成”、開始日は“11月1日”、工数は“5人日”、完了日“11月6日”が記載された作業ボックスが出来上がります。
    後続の「入力仕様書作成」、「データベース仕様作成」の作業ボックスは並行作業で出来ますので開始日が“11月7日”とした作業ボックスが作成されます。並行作業が出来るとすれば「業務フロー作成」ボックスから各ボックスへの方向へ2つの矢印→で前後付けた連携したネットワーク図が出来上がることになります。
    ◆ADM法とは
    PDMの表記とは違って、作業の開始と終了をイベント(=事象)という記号(通常、円の中に開始日や完了日を書ける)を設け、その間をアクティビティ(=活動)と言われる矢印“→”で結びます。イベントには開始日や完了日を記入し、アクティビティには作業名と作業工数を記述します。
    PDM法で採りあげた例を比較として用いますと、「業務フロー図作成」の開始イベントには“11月1日”が記載され、アクティビティには作業名の“業務フロー図作成”と工数の“5人日”が記述され、完了イベントには“11月6日”が記述されることになります。
    表記法は異なりますが、ダイアグラムで意図するところは同じであることがお分かりになると思います。
    お分かりの方もいい意図思いますが、PDM法はコンピュータ用のパッケージに作り込みやすい記述法です。そのために開発されたと言っても良いかもしれません。
    第69回はここで終了します。「プロジェクトタイムマネジメント」の知識エリアの手法であるネットワークロジック図の手法を整理しました。“”を取り上げました。
    次回は、“PERT/CPM-その2”でその活用法を取り上げます。


    ISMリサーチ代表 井上正和
    http://www.ism-research.com/
    グローバルナレッジネットワーク(株)経営関連およびITC講座担当講師
    http://www.globalknowledge.co.jp/reference/Reference.asp?KBN=2&DCODE=21&SCODE=17
    (株)富士ゼロックス総合教育研究所 ITコンサルタント講座担当講師
    http://www.itc-pro.com/multi/gaiyou3.html
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