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  • 第80回「SWOT分析-1 強み弱み要因とは?」

    ~ITコンサルタント養成講座~

    第80回「SWOT分析-1 強み弱み要因とは?」
    皆さん、こんにちは! 当メルマガを担当しています井上正和です。このメルマガはシリーズに
    なっており、今回はその第80回です。
    75回で紹介させていただきましたが、74回まで配信しました経営戦略と情報戦略の知識を用
    いてITベンダーのITコンサルとして戦略策定を指導するプロセスをストーリーとして組み立てていきます。私の立場は悩みと工夫のITコンサルタントです。プロジェクトチームの事業部長の山田氏、営業課長の中川氏、SE課長の上野氏との対話で進めていきます。
    メンバーはすべて当メルマガの愛読者の方々です。ただ、実践は初めてです。
    今日はSWOT分析を用いて、事業ドメイン定義を行うまでのスケジュールの打ち合わせに伺いました。
    伺いましたら、上野氏から早速、“事業ドメイン定義までの主要成果物をWBS(=Work Breakdown Structure)を用いて作成しましたので、原案として討議いただけませんか?”と資料を提出されました。
    上野氏:事業ドメインを定義するまでのステップを4ステップに分け成果物を捉えてみました。
    4つのステップとは「強み・弱み要因、機会・脅威要因を整理したSWOT分析表の整理」、「SWOT要因を組み合わせて創出するCSF(Critical Success Factor)表の作成」、「コアコンピタンスによるCSFの選定」、最後に「事業ドメイン定義と事業選定」です。
    私 :良くできてますね。この手順で進めていけば良いと思います。
    中川氏:問題はこれらの成果物をいかに的確にまとめられるかですね。
    私 :そうですね。よく成果物の意味を理解しながら進めていかないと的確な成果物になりません。SWOT分析表から順番にすすめていきましょう。
    まず、強みと弱み要因を挙げてみたいのですが、強みとはどんな要因でしたか?
    中川氏:これらの要因というのは業界環境、すなわち同業他社に対する自社の強み、弱み要因でしたね。弊社はPCやサーバーをITベンダーとして販売能力を有していますが、これは強み要因と考えて良いですか?
    私 :ITベンダーであればとこでも持っている1次レベルの能力や設備は強みではありませんね。差別化できる優位性のある要因が強み要因となります。
    中川氏:それでは、PCやサーバーを最新のネットワーク化するスキル、導入機器やシステムに対するヘルプデスクを組織化しています。これらは強み要因ですね。
    私 :そうです。ITベンダーにとってPCやサーバースキルといった1次レベルのスキルでなく、1次レベルスキルのシナジーによる2次レベルのスキルや組織機能は強みになります。差別化でき、ビジネスを獲得できる競争優位に立てるからです。
    整理してみましょう。
    強み・弱みの要因は経営資源と経営機能から出していきます。
    経営資源からの要因には差別化できるスキルを有する従業員、すなわち「ひと資源」。優位性のある商品/サービスや設備を有した「もの資源」、余裕ある投資ができる
    「かね資源」があります。
    もうひとつの差別化要因は組織機能としての経営機能です。販売機能、製造機能、
    経理機能等の組織機能としての強さです。
    たとえば、セル生産方式、強い販売店舗、ヘルプデスク等はこの経営機能の強みになります。
    「弱み」要因は同業他社に対してこれらの要因が競争優位に無いものを言います。
    山田氏:今後、強くしようとしている仕組みがありますが、これは強み要因ですか?
    私 :強み・弱み要因は現在の能力を言います。今後の強み要因は現在能力を有していないのですから、強み要因とはいいませんね。強み、弱みとは現在の能力に対して定義します。
    それでは、強み・弱み要因を挙げてみましょうか。
    みんな:了解。
    (作業)・・・・・・・・・
    山田氏:機会・脅威要因とは競合他社とのビジネスチャンス要因とロス要因と考えておけば良い
    のでしょうか?
    私 :良い質問ですね。それでは今度は機会・脅威要因に移りましょう。
    第80回はここで終了します。今回は強み・弱み要因の意味の共通認識でした。実践で出てくる
    疑問点を整理しました。
    次回は、テーマ「SWOT分析-2」で機会・脅威要因の意味を考察していきます。
    ISMリサーチ代表 井上正和
    http://www.ism-research.com/
    グローバルナレッジネットワーク(株)経営関連およびITC講座担当講師
    http://www.globalknowledge.co.jp/reference/Reference.asp?KBN=2&DCODE=125&SCODE=17
    (株)富士ゼロックス総合教育研究所 ITコンサルタント講座担当講師
    http://www.itc-pro.com/multi/gaiyou3.html
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