ホーム  >  メルマガバックナンバー  >  Ⅲ. IT 経営コンサルティング  >  第83回「SWOT分析―4 CSF創出手順」

オープンコース案内

  • 第83回「SWOT分析―4 CSF創出手順」

    ~ITコンサルタント養成講座~

    第83回「SWOT分析―4 CSF創出手順」
    皆さん、こんにちは! 当メルマガを担当しています井上正和です。このメルマガはシリーズに
    なっており、今回はその第83回です。
    75回で紹介させていただきましたが、74回まで配信しました経営戦略と情報戦略の知識を用いてITベンダーのITコンサルとして戦略策定を指導するプロセスをストーリーとして組み立てていきます。私の立場は悩みと工夫のITコンサルタントです。プロジェクトチームの事業部長の山田氏、営業課長の中川氏、SE課長の上野氏との対話で進めていきます。
    メンバーはすべて当メルマガの愛読者の方々です。ただ、実践は初めてです。
    今日はSWOT分析のための強み・弱み、機会・脅威要因が整理されましたので、経営戦略策定の基礎となるCSF(=Critical Success Factor:重要成功要因)の創出を行うために伺いました。
    以前に整理した強み・弱み要因と機会・脅威要因を組み合わせて、CSFの創出の作業が始まりました。早速、質問です。
    中川氏:「強み・機会象限」、「強み・脅威象限」、「弱み・機会象限」、「弱み・脅威象限」とありま
    すが、どの象限から進めるのですか?どの象限からでも良いのでしょうか?
    私 :「強み・機会象限」、「弱み・機会象限」、「強み・脅威象限」の順に進めていけば良いと思います。
    中川氏:「強み・機会象限」を最初にやるのは、事業拡大のCSFを創出するのは他の象限より発想し易いからということですか?
    私 :それもありますが、この象限は現在の組織機能の強化要因を発想する分野です。
    現在、御社が経営活動を続け、利益を上げることができている強み要因があります。
    ですから、この象限で現有の競争優位の強み要因を機会に合わせてより強化していくことで新規投資も少なく事業収益を更に向上させることができるのですから、もっとも重点を置いて検討すべき象限となります。
    上野氏:極端に言えば、この「強み・機会象限」を十分検討すれば、企業は安泰といえませんか?
    私 :そうとも言えませんね。外的環境の機会要因に対して弱み要因があるということはビジネスとして出遅れの状態です。この状態は「e-Japan」、「環境規制」、「中国経済成長」、「液晶・プラズマ技術」などのマクロ環境のPEST要因等に関連して出てきます。すなわち、この象限は今後、企業が今後生き残り、成長するためのビジネスシーズを強みに育てていくCSFを創出する分野ですので必ず実施する必要があります。
    山田氏:わかりました。ところで、
    「強み-機会」象限を検討するにしても、強み要因、機会要因ともに20個から30個出ていますので、各要因の組み合わせでCSFを創出するとすれば、400~600個のCSFを作っていく大変な作業になりますね。
    私 :強み要因、機会要因にある20個から30個の要因は、まず同種の要因をKJ(KawakitaJiro)法でまとめます。この作業をCSFの創出討議の前に行う第一番目の作業です。
    というのは、整理されている機会要因を見てみますと、「インターネットインフラが必須となっている」、「ブロードバンドインフラの急増」、「e-ビジネスの進展」が出ていますが、KJ法で「ブロードバンド・インターネット化の進展」くらいにまとめます。強み要因を見ますと、「IT関連であればすべてのハードウエアを調達できる」、「ITインフラの提案営業ができる」、「IT構築のプロジェクト実施スキルがある」、「大手外資系メーカの有力ディーラである」が出ています。まとめますと「IT事業サイクルのスキルがある」とまとめた方が大意をつかめます。
    この様にまとめますと、「IT事業サイクルのスキルがある」強み要因を「ブロードバンド・インターネット化の進展」の機会環境に沿ってビジネスを拡大できるCSFは何かを検討することになります。
    細かな要因同士でCSFを検討するより、KJ法でやや大きめにまとめ・整理した状態でCSFを討議する方がより良い討議ができ易くなり、適切なCSFが出てきます。
    (注)IT事業サイクル:事業を遂行する「企画」、「販売」、「実装・生産」、「アフタフフォロ
    ー」の一連の業務プロセスを称する。
    みんな:了解。じゃ、KJ法で強み要因、機会要因をグルーピング化しましょう!
    (KJ法による要因のグルーピング化作業実施)・・・
    第83回はここで終了します。今回はCSFの創出で来たのですがその前の準備作業の共通認識でした。実践で出てくる疑問点を整理しました。
    次回は、テーマ「SWOT分析-5」でCSFの創出を考察していきます。
    ISMリサーチ代表 井上正和
    http://www.ism-research.com/
    “もうすぐ、ITC補の試験がありますね”私も受けた経験があり、問題の解釈に困りましたので
    擬似問題集としてまとめてみました。
    ➩ http://www.ism-research.com/itc-test/index.html
    (注1)「ITコンサルタント」関連コース&教材に興味のある方は
    コース: http://www.ism-research.com/on-site/index.html
    教材 : http://www.ism-research.com/kyozai/index.html
    (注2) マグマグバックナンバーをご覧になる方は次のUMLをご参照ください。
    http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000118350
    (注3)メルマガの配信停止は次のURLをご参照ください。
    http://www.ism-research.com/mag/index.html
    グローバルナレッジネットワーク(株)経営関連およびITC講座担当講師
    http://www.globalknowledge.co.jp/reference/Reference.asp?KBN=2&DCODE=125&SCODE=17
    (株)富士ゼロックス総合教育研究所 ITコンサルタント講座担当講師
    http://www.itc-pro.com/multi/gaiyou3.html

ページトップへ

サイドメニュー

オープンコース案内