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  • 第86回「CSFの選定2-コアコンピタンス」

    ~ITコンサルタント養成講座~

    第86回「CSFの選定2-コアコンピタンス」
    皆さん、こんにちは! 当メルマガを担当しています井上正和です。このメルマガはシリーズに
    なっており、今回はその第86回です。
    75回で紹介させていただきましたが、74回まで配信しました経営戦略と情報戦略の知識を用いてITベンダーのITコンサルとして戦略策定を指導するプロセスをストーリーとして組み立てていきます。私の立場は悩みと工夫のITコンサルタントです。プロジェクトチームの事業部長の山田氏、営業課長の中川氏、SE課長の上野氏との対話で進めていきます。
    メンバーはすべて当メルマガの愛読者の方々です。ただ、実践は初めてです。
    先日、IT販売・サービス事業の1つとして創出したCSFである「顧客別の24時間・365日の統合ヘルプデスクができること」から、コアコンピタンスを関連付ける作業が始まっています。
    上野氏:コアコンピタンスというのは「同業他社に比べて優位にある企業のコンポーネントや
    組織能力」ということですから、従業員のスキルや設備の優秀性、短納期の仕組みなどの優位性と考えて良いのですか。
    私 :それで良いと思います。「ひと」、「もの」、「かね」といった経営資源と「販売組織」、「生産
    組織」、「物流組織」、「経理組織」などの経営機能の強みです。
    ですから、現有のコアコンピタンスはSWOT分析での強み要因として既に整理して
    いますので、これを引用して現有のコアコンピタンスが関連づくCSFと関係付ければ
    良いことになります。
    上野氏:この事業の強みとして挙げました「大手顧客に対するカストマイズヘルプデスク体制」や「CATV局のB2Cヘルプデスク実績スキル」などの強みはこのCSFのコアコンピタンスになりますね。
    (注)B2C:Business To Consummer
    中川氏:そういうことがいえるな。さらに、今後のコアコンピタンスとはどう考えればよいのでしょ
    うか?
    私 :CSFはあるべき姿から創出していますので、現有のコアコンピタンスだけではカバー
    出来ない要因を含んでいます。ですから、CSFを実現するために不足の経営資源、
    経営機能は何かと考えて行く必要があります。
    CSFを事業方針(=経営方針)と考えてみますと、今後のコアコンピタンスは下位の
    経営施策になると位置づけておけば良いでしょう。
    中川氏:それでは今後のコアコンピタンスを考えて見ましょう。現在討議しているCSF「顧客別の24時間・365日の統合ヘルプデスクができること」の実現に不足の要因は“24時間・365日”と統合ヘルプデスクの“統合”が現在の仕組みや能力にはありませんね。
    “24時間・365日”稼動状態となれば、インターネットによるサービスを考えるかありませんね。
    統合ヘルプデスクの“統合”とはB2Bの技術相談とB2Cの技術相談の統合でしたか?
    上野氏:その通りです。B2BもB2Cもレベルの違いはあっても技術的問題解決のFAQを作る
    ための情報共有が必要ですね。そうそう、本社のヘルプデスクと共有すべきではないで
    すか。
    (注)FAQ:Frequently Asked Question(多い質問に対する回答)
    山田氏:今後のコアコンピタンスが出てきたようですね。
    「インターネットヘルプデスクの整備」と「技術Q/Aの共有によるFAQ
    DBの構築」ですかね。
    みんな:それで良いと思います。
    私 :良い感じになってきました。他のCSFも進めて行きましょう。
    みんな:了解。
    ・・・・・(作業)
    山田氏:現有と今後のコアコンピタンスが出て、概ね、CSFとコアコンピタンスの連携ができたようです。
    これから、本来の目的である「事業定義」と「事業の選定」へと進めたいですが、・・・
    私 :そうしましょう。まず、「事業定義」をやってみましょう。そうするとCSFの選定が見えてきます。
    第86回はここで終了します。今回はコアコンピタンスとCSFとの関係を議論しました。
    次回は、テーマ「CSFの選定-事業定義」で定義されたCSFとコアコンピタンスを用いて事業を定義してみます。
    ISMリサーチ代表 井上正和
    http://www.ism-research.com/
    私はITCが大好きで資格を取りました。SEは経営が分かるシステム屋であるべきとの私の持っていた想いを描いてくれたからです。やって行く内に、経営も正確な知識体系であると信じれるようになりました。
    これからは、若い人も経営が分かり、経営者と的確な議論をし、経営情報システムを構築していく時代になると思います。そのようなSEを希望される方はITC補を取得されるのがまず、最初のステップとして良いと思います。
    私のコースに出席される方も最近はずいぶん増えてきました。楽しみなシステム屋が増えてきていると思います。
    もし、お役立ち出来るようでしたら、後進のITC補受験者の方にもご紹介いただければと思います。
    → http://www.ism-research.com/itc-test/index.html
    「ITコンサルタント」関連コース&教材にもいろいろそろえました。何かのお役に立てばと
    思います。
    コース: http://www.ism-research.com/on-site/index.html
    教材 : http://www.ism-research.com/kyozai/index.html
    (注1) マグマグバックナンバーをご覧になる方は次のUMLをご参照ください。
    http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000118350
    (注2)メルマガの配信停止は次のURLをご参照ください。
    http://www.ism-research.com/mag/index.html
    グローバルナレッジネットワーク(株)経営関連およびITC講座担当講師
    http://www.globalknowledge.co.jp/reference/Reference.asp?KBN=2&DCODE=125&SCODE=17
    (株)富士ゼロックス総合教育研究所 ITコンサルタント講座担当講師
    http://www.itc-pro.com/multi/gaiyou3.html

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