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  • 第92回「経営施策策定-2 事業施策展開その2」

    ~ITコンサルタント養成講座~

    第92回「経営施策策定-2 事業施策展開その2」
    皆さん、こんにちは! 当メルマガを担当しています井上正和です。このメルマガはシリーズに
    なっており、今回はその第92回です。
    75回で紹介させていただきましたが、74回まで配信しました経営戦略と情報戦略の知識を用いてITベンダーのITコンサルとして戦略策定を指導するプロセスをストーリーとして組み立てていきます。私の立場は悩みと工夫のITコンサルタントです。

    プロジェクトチームの事業部長の山田氏、営業課長の中川氏、SE課長の上野氏との対話で進めていきます。
    メンバーはすべて当メルマガの愛読者の方々です。ただ、実践は初めてです。
    今日はIT販売・サービス事業とERP構築事業の「内部業務プロセスの視点」と「学習と成長の視点」の施策の検討です。山田氏が「IT販売・サービス事業」を取り上げ、発言しています。
    山田氏:えーと、顧客の視点の施策は上位施策が「顧客数の増大」、下位施策は「部門取引比率の拡大」、「納期遵守」、「保守サービス体制の強化」でした。さて、まず「内部業務プロセスの視点」からの展開になるが、この視点のメタデータは「製品・サービスの差別化」、「顧客関係・維持の差別化」、「オペレーション効率化の差別化」でしたね。
    上野氏:顧客の視点の施策に対して、“この施策目標を達成するために何をやればよいか”を「内部業務プロセスの視点」のメタデータの観点で施策展開することになりますね。
    中川氏:ちょっと分からないな。顧客の視点には上位施策と下位施策があったよね。どっちとも展開することになるのか?
    上野氏:それは無いですよ!上位施策は顧客数の増大で、そのために下位施策があるのですから、この内部業務プロセスの視点は顧客の視点の下位施策に焦点を当てて展開すれば良いと思いますよ。
    中川氏:そりゃそうだ。じゃ、「部門取引比率の拡大」施策からみていこう。この施策を達成するには、お客様の各部門の責任者に私たちを知ってもらわなくてはいけませんね。関係性強化の問題だな。
    上野氏:大手顧客の未取引部門の一覧を作って弊社の説明に行きましょうか。
    ただ、これだけでは会ってくれそうも無いですね。時間の無駄言われそうですね。
    相手に何かメリットがないと・・・・・
    山田氏:弊社から納めたPC/サーバー、ネットワーク機器等のリース切れや減価償却を取っ掛かりにしたらどうだろう。
    中川氏:それはいいですね。訪問する話の取っ掛かりが出来ます。確か、大手のA社に対して弊社納入品のインベントリー管理をやってました。この仕組みが広がると弊社にとっても未取引部門との接触をとることが出来ます。
    上野氏:で、顧客のメリットは?
    中川氏:営業やっているとリース切れや償却切れは資産の買い替えをお客は考えているし、購入した資産管理は本業とは余り関係のない業務だから、やってもらえると助かるのですよ。
    上野氏:なるほど、では施策、1つ決まり。「顧客インベントリー管理しくみの構築・拡大」。
    関係性ですと、大手顧客に対して、注文品の納入予定のイントラWebサービスを提供していましたね。この仕組みも強化すべきでは?
    中川氏:そうそう、お客からも一方的な情報提供ではなくて、双方向で会話の出来るようにしてくれないかとクレームが出てますよ。
    山田氏:双方向になると、お客の問題をより把握できるようになるし、適切な対応が出来れは、一番重要な顧客満足度があがりますね。
    「2WayWeb取引コミュニケーションシステムの構築・拡大」も施策にしよう。
    関係性の方は出来てきたが、他のメタデータの観点からも考えてみよう。
    みんな:(討議がつづく)
    ・・・・・・・・・・
    私 :みんな、良く理解されてどんどん進んでいきますね。私、余り必要ないみたいですね。
    上野氏:そんこと無いですよ!!ERP構築事業は新規なので、また質問があるんです。
    第92回はここで終了します。今回は既存事業の「内部業務プロセスの視点」の施策展開の討議
    でした。
    次回は、新規事業の「内部業務プロセスの視点」の事業施策の展開を「経営施策策定-2 事業施策展開その3」として取り上げます。

    ISMリサーチ代表 井上正和
    E-mail: inouemas@axel.ocn.ne.jp


    (後記)e-Japanの「IT政策パッケージ-2005」の重点取組課題の一つに電子商取引があります。この中に“中小企業の経営革新を進めるためIT応援隊による普及啓発等を実施”と言う施策が打ち出されています。
    17日の日経新聞に日本ユニシスさんが“2006年1月から信託参入を支援”の記事が出ていました。ユニシスさんは信託銀行向けのシステム導入実績とリレーションに強い会社です。
    経産省の支援を受けIT経営応援隊が各地に発足していますが、うまく進んでいるところはITCとシステム会社、信金に繋がる中小企業のトライアングルの出来ているところです。
    ITCの支援分野がこれから広がっていく目かもしれません。
    e-Japanの「IT政策パッケージ-2005」に関心のある方は下記のURLで参照してみてください。
    → http://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/hyouka/dai14/14siryou4.pdfl
    → http://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/kettei/050224/gaiyou.pdf


    (注1) マグマグバックナンバーをご覧になる方は次のUMLをご参照ください。
    http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000118350
    (注2)メルマガの配信停止は次のURLをご参照ください。
    http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000118350
    グローバルナレッジネットワーク(株)経営関連およびITC講座担当講師
    http://www.globalknowledge.co.jp/reference/Reference.asp?KBN=2&DCODE=125&SCODE=17
    (株)富士ゼロックス総合教育研究所 ITコンサルタント講座担当講師
    http://www.itc-pro.com/multi/index.html

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