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  • 第121回「EAのフレームワーク-参照モデル」

    ~ITコンサルタント養成講座~

    皆さん、こんにちは! 当メルマガを担当しています井上正和です。112回からは、このメルマガでEA(Enterprise Architecture)を取り上げています。
    EAは日本が最初に公的に発表したソフトエンジニアリングと思っています。昨年から、電子政府の業務・システム最適化計画のプロジェクトに参加している中で、EAが難しいという意見をよく聞きまし
    た。小職も実際の成果物を作る中でかなり苦労しましたし、現在もしています。出版物も多く見受けますが、“帯に短し、襷に長し”の感があります。自分なりにもう少し、わかり易く解説できないものかとの疑問がありました。昨年、私のコースの受講生の方からEAのメルマガをやってくれませんかと要望があり、トライしてみようと思いました。
    今日はEAメルマガの第10回です。

    EAの4つの機能体系の成果物を作成するのに、作成の参照となるサンプルやガイドがあれば一定水準の成果物を作成することが容易になると思われるでしょう。
    EAではこれを参照モデルとして4つの機能体系に対応して提示しています。
    BA体系の参照モデルにはBRM(Business Reference Model:政策・業務参照モデル)とPRM(Performance Reference Model:業績測定参照モデル)があります。BRMは業務を抽象的な業務分類に整理し、その雛形を提供する参照モデルで標準的な業務の機能モデルやプロセスモデル、情報モデルのガイドと記述例を提供しています。
    BRMのURLは→ http://www.meti.go.jp/policy/it_policy/ea/gainen/structure/ba/index.html
    PRMは政府内の複数ある業務を共通の業績指標で測定するための指標の参照モデルでKGI(重
    要目標達成指標)とKPI(重要業績指標)といった業務目標を設定するときに有効なモデルで米国のFEAの資料を参照モデルとして紹介しています。
    PRMのURLは→ http://www.meti.go.jp/policy/it_policy/ea/gainen/model/prm/index.html
    DA体系の参照モデルにはDRM(Data Reference Model:データ参照モデル)があります。このモデルは組織を超えて、流通もしくは共有される情報やデータの名称、属性などを標準的且つ統一的にする参照モデルです。
    DRMのURLは→ http://www.meti.go.jp/policy/it_policy/ea/gainen/model/drm/index.html
    AA体系の参照モデルにはSRM(Service component Reference Model:サービスコンポーネント参照モデル)があります。このモデルはアプリケーションを構築する上で、システムを部品(コンポネント)で構築可能とする標準部品の分類・体系化された参照モデルです。考え方はSOA(Service Oriented Approach)に従った概念を紹介しています。
    SRMのURLは→ http://www.meti.go.jp/policy/it_policy/ea/gainen/model/srm/index.html
    最後に、TA体系の参照モデルにはTRM(Technical Reference Model:技術参照モデル)があります。このモデルは・組織の各システムで共通に利用する技術を体系化した参照モデルで主要技術を実用性、相互運用性、将来性の観点から評価する考え方と整理例を紹介しています。
    TRMのURLは→ http://www.meti.go.jp/policy/it_policy/ea/gainen/model/trm/index.html
    EAの4つの機能体系に対応する参照モデルは以上の通りです。これらの参照モデルに加えて、
    実例を参照できるようになっています。現在21個の共通業務野中で最優先に取り上げられた「人事・給与業務」、「共通システム」、「共済業務」、「物品調達業務」が府省共通業務・システムの最適化の項に実例として提供されています。
    4業務の実際の設計書のURL→ http://www.e-gov.go.jp/doc/scheme.html
    EAのフレームワークを述べてきました。概要機能はご理解いただけたと思いますので、次回から業務を設計する手順である「最適化計画策定プロセス」と取り上げます。
    第121回はここで終了します。
    今回は「EAのフレームワーク-参照モデル」を紹介しました。
    次回は「最適化計画策定プロセス-全体プロセス」をとりあげます。

    ISMリサーチ代表 井上正和
    question@mail.ism-research.com


    (雑感)先週までITコーディネータの新バージョン対応の想定問題集を作成していました。ITC協会では今度の試験(2006/5/28)から基本問題(以前の知識問題のこと)は単なる用語の知識としての知識問題は出さないと言っておられます。例えば、問題でSWOT分析やBSC等の内容を問う問題などがそれに相当します。SWOTやBSC等の知識は前提でITCプロセスの意味を問う問題になるようです。応用問題(以前の判断型問題のこと)はITCプロセスガイドの原則に沿っての判断でしたが、原則が全て変更になっていますので全て書き換えになっているようです。問題の準備は1年かけて進められたようです。
    私も作成してみて思ったのですが、 前バージョンの想定問題集が8割は変更になってしまい、随分時間が掛かりました。
    ただ、今回のITCプロセスガイドラインの方がより整理されて、活用し易くなっていることは間違いありません。


    (注1) ITコーディネータガイドラインV1.0対応の「ITコーディネータ試験想定問題集」と
    「ITコーディネータ試験対策コース」を開発しました。
    問題集はこちらを参照 http://www.ism-research.com/book-3.htm
    研修コースはこちらを参照 http://www.gtc.co.jp/semn/isc/itc.html
    (注2) 「経営戦略」、「情報戦略」の基礎知識を整理したメルマガ本で、この応用編メルマガの
    基礎知識の集大成しました。
    ISMリサーチが絵入り解説で提供していますので、まとめには最適です。
    こちらを参照 http://www.ism-research.com/book-1.htm
    (注3)「経営戦略」、「情報戦略」のオンサイト研修を実施しています。適正な価格で、カスタマイズし
    た実践的コースを提供します。
    こちらを参照 http://www.ism-research.com/course-1.htm
    (注4)「経営戦略」、「情報戦略」の基礎知識を今までのメルマガのマグマグの
    バックナンバー(無料)から入手することができます。
    こちらを参照 http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000118350
    (注5)小職が実施している主な研修機関の研修コースは以下の通りです。
    ■グローバルナレッジ(株)
    http://www.globalknowledge.co.jp/reference/Reference.asp?KBN=1&DCODE=29&SCODE=170
    ■(株)富士ゼロックス総合教育研究所
    http://www.itc-pro.com/multi/index.html#it_training
    ■(株)グローバルテクノ
    http://www.gtc.co.jp/semn/isc/itc.html
    (注6)メルマガの配信停止は次のURLをご参照ください。
    http://www.mag2.com/m/0000118350.html

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