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  • 第123回「最適化計画策定プロセス-現状分析全体フロー」

    ~ITコンサルタント養成講座~

    皆さん、こんにちは! 当メルマガを担当しています井上正和です。112回からは、このメルマガでEA(Enterprise Architecture)を取り上げています。
    e-Japan戦略も2006年3月31日をもって終了し、今後の5年の施策として「IT新革新戦略」が実施されています。そこには、電子政府は導入の段階に入り、自治体、独立法人等へのEA展開が明
    記されました。
    EAは日本が最初に公的に発表したソフトエンジニアリングと思っています。昨年から、電子政府の業務・システム最適化計画のプロジェクトに参加している中で、EAが難しいという意見をよく聞きました。小職も実際の成果物を作る中でかなり苦労しました。出版物も多く見受けますが、“帯に短し、襷に長し”の感があります。自分なりにもう少し、わかり易く解説できないものかとの疑問がありました。昨年、私のコースの受講生の方からEAのメルマガをやってくれませんかと要望があり、トライしてみようと思いました。
    今日はEAメルマガの第12回です。

    EAの現状分析での成果物は先のメルマガ119回、120回で述べたようにBA(政策・業務体系)、DA(データ体系)、AA(適用処理体系)、TA(技術体系)の現状分析資料ですが、ここではこのフェーズの中核であるBA、DAに焦点を当てて話を進めます。従来、私たちが要件定義といっていたフェーズに該当すると考えてよいでしょう。これから数回、現状分析のステップを比較して読んでいただければと思います。
    現状分析の作業と成果物の全体フローを捉えてみましょう。7つの作業ステップから構成されます。
    ★ステップ1:ファンクション分析
    手法として、DMM(Diamond Mandara Matrix)を用い業務の機能構成を細分化します。成果物は機能構成図と呼ばれます。
    ★ステップ2:業務プロセスモデル作成
    手法として、DFD(Data Flow Diagram)を用い現行ありのままに業務機能の情報関連図を作成します。成果物は情報機能関連図と呼ばれます。
    ★ステップ3:プロセスの論理化・抽象化
    手法はDFDですが、業務のプロセスを有効な業務の塊として業務プロセスの抽象化を図ります。
    成果物は論理化された情報機能関連図です。
    ★ステップ4:業務流れ図作成
    手法として、WFA(Work Flow Architecture)を用いて、情報機能関連図を処理担当部門、IT化業務機能が判別できるように、業務機能と部門とを関連付けた業務流れ図です。
    ★ステップ5:情報分析
    手法として、DAM(Data Abstraction Matrix)を用いDFDで定義された情報項目の抽象化を図ります。目的は各業務プロセスで使用されている帳票のデータ項目を論理化して捉えることにあります。成果物として情報抽象化シートが出来上がります。
    ★ステップ6:EEM1(Entity Event Matrix 1:情報分析図)作成
    手法として、EEMを用い情報抽象化シートのデータ項目と論理化された情報機能関連図を用いて業務プロセスで作成される帳票へのデータ項目(Entity)の反映と業務機能発生タイミング(Event)の関係で捉えます。
    論理化された業務プロセスが論理化されたデータ項目を用いても現行業務をカバーできていることを確認することにあります。成果物として情報分析図が出来上がります。
    ★ステップ7:情報モデルの作成
    手法としてUMLを用い情報抽象化シートのデータ項目をスタンディング情報(マスターファイルのように固定レコード)とイベント情報(トランザクションファイルのような都度発生レコード)の関係を情報モデル図として情報体系整理図を作成します。現行業務のデータベースの体系を整理したものと捉えてよいでしょう。
    以上が現状分析の作業です。 現状分析での7つのステップの各作業の詳細は次回から御伝えします。
    第123回はここで終了します。
    今回は「最適化計画策定プロセス-現状分析全体フロー」を取り上げました。
    次回は「現状分析-ファンクション分析」をとりあげます。

    ISMリサーチ代表 井上正和
    question@mail.ism-research.com


    (雑感)先週、アスキー社で新事業になる研修コースの開催の準備をしていました。
    「経営戦略立案コース」で次の2つのコースで構成されます。
    Ⅰ.経営戦略立案-入門クラス:経営の考え方と手法の紹介するコース
    Ⅱ.経営戦略立案-実践クラス:持参の経営データをもとに「ズバリ!経営戦略立案ソフト」を使用して自社経営計画の作成指導するコース
    主要な対象者はアスキー社の購読企業の経営者、経営計画に関係する中堅社員です。
    6月から開始になります。
    日経の記者インタビューも受けてまして、面白い試みですね。とお褒めをいただきました。
    ひょっとしたら、今週「日経産業新聞」の記事で紹介されるかもしれません。発表になりましたらまたご紹介します。アスキーさんからも今週HPを含め案内がされると思います。
    コースの内容はフロンティアで紹介しているコースと同内容です。
    ここです: http://e-site-frontier.kir.jp/index-12.html


    (注1)「ズバリ!経営戦略立案ソフト」を開発し、発売開始しています。
    経営戦略目標から部門の行動計画まで、経営者が容易に、体系的に作成できるパッケージです。
    こちらです。 http://e-site-frontier.kir.jp/index-11.html
    (注2) ITコーディネータガイドラインV1.0対応の「ITコーディネータ試験想定問題集」と
    「ITコーディネータ試験対策コース」を開発しました。
    問題集はこちらを参照 http://www.ism-research.com/book-3.htm
    研修コースはこちらを参照 http://www.gtc.co.jp/semn/isc/itc.html
    (注3) 「経営戦略」、「情報戦略」の基礎知識を整理したメルマガ本で、この応用編メルマガの
    基礎知識の集大成しました。
    ISMリサーチが絵入り解説で提供していますので、まとめには最適です。
    こちらを参照 http://www.ism-research.com/book-1.htm
    (注4)「経営戦略」、「情報戦略」のオンサイト研修を実施しています。適正な価格で、カスタマイズした実践的コースを提供します。
    こちらを参照 http://www.ism-research.com/course-1.htm
    (注5)「経営戦略」、「情報戦略」の基礎知識を今までのメルマガのマグマグの
    バックナンバー(無料)から入手することができます。
    こちらを参照 http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000118350
    (注6)小職が実施している主な研修機関の研修コースは以下の通りです。
    ■グローバルナレッジ(株)
    http://www.globalknowledge.co.jp/reference/Reference.asp?KBN=1&DCODE=29&SCODE=170
    ■(株)富士ゼロックス総合教育研究所
    http://www.itc-pro.com/multi/index.html#it_training
    ■(株)グローバルテクノ
    http://www.gtc.co.jp/semn/isc/itc.html
    (注7)メルマガの配信停止は次のURLをご参照ください。
    http://www.mag2.com/m/0000118350.html

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