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  • 第131回「見直し方針プロセス-業務環境分析・主要課題抽出その2」

    ~ITコンサルタント養成講座~

    皆さん、こんにちは! 当メルマガを担当しています井上正和です。112回からは、このメルマガでEA(Enterprise Architecture)を取り上げています。
    e-Japan戦略も2006年3月31日をもって終了し、今後の5年の施策として「IT新革新戦略」が実施されています。そこには、電子政府は導入の段階に入り、自治体、独立法人等へのEA展開が明記されました。
    EAは日本が最初に公的に発表したソフトエンジニアリングと思っています。昨年から、電子政府の業務・システム最適化計画のプロジェクトに参加している中で、EAが難しいという意見をよく聞きました。小職も実際の成果物を作る中でかなり苦労しました。出版物も多く見受けますが、“帯に短し、襷に長し”の感があります。自分なりにもう少し、わかり易く解説できないものかとの疑問がありました。昨年、私のコースの受講生の方からEAのメルマガをやってくれませんかと要望があり、トライしてみようと思いました。
    今日はEAメルマガの第20回です。

    今回は、「業務環境分析・主要課題抽出」での主要課題の抽出、すなわちSWOT分析での「CSFの抽出」を取り上げます。この方法も一般の企業環境で行う場合と異なる方法で策定していますので取り上げてみようと思います。
    SWOT分析の業務環境分析で発想した強み/弱み要因、機会/脅威要因は各要因の象限ごとにKJ法注を用いて同種類の要因をグルーピング化し、可能であればより大きなグループとして括りラベルをつけます。
    (注)KJ法:河喜田二郎氏の考案した問題解決方法である。各人の考え方をカードを使って一枚の図にグループ化して整理し、全体のグループの関係を見ながら討議して発想する方法。
    その後、その象限でグループ化された要因の間での象限内、象限間での関係付けを行います。関係付けは3種類の記号を使用して行います。
    URLはここです。⇒http://www.e-gov.go.jp/doc/060331/doc5.pdf の22ページ
    ★因果関係(片方向)記号:グループ要因間の関係が因果関係にある場合に使用します。矢印を送る側が原因、受ける側が結果として矢印の関係で記述します。原因側の要因が重要課題要因となる。
    ★因果関係(双方向)記号:グループ要因間の関係がお互いに因果関係にある場合に使用します。どちらかの要因に重要課題要因がまとめられることもあります。
    ★相反関係記号:グループ要因間の関係が相反する関係にある場合に使用します。それぞれの要因が重要課題要因となります。
    例えば、行政における業務は法律に従って業務が進められるため、手順や責任体制は明確に定義されています。しかし、そのことが時流変化への迅速な対応を不可能にしている。これらの事情は相反した事象要因となります。
    SWOT分析で関係付けられた要因関係図をEAでは業務環境分析図といいます。
    これらの関係から重要成功要因であるCSFを創出していきます。
    CSFの発想のポイントは
    ★強み象限では“「強み」をさらに強化するための対応策”
    ★弱み象限では“「弱み」を克服するための対応策”
    ★機会象限では“「強み」により「機会」を取り込む又は逸しないための対応策”
    ★脅威象限では“「強み」により「脅威」を「機会」に転換するための対応策”
    として捉えます。
    一般の企業環境でのSWOT分析では、内部環境要因の強み/弱み要因と外部環境要因の機会/脅威要因を組み合わせて発想するのですが、EAでは各要因の象限およびその要因象限間でそれぞれの対応策を考えていきます。これは、企業環境でのビジネスの観点でなく、業務プロセス改善のSWOT分析の使用によるものです。なぜなら、ビジネス環境では、強みをより強化しようとしても、機会の時流が無い限り強化の意味がありません。SWOT分析をビジネス環境で使用するか、業務プロセスで使用するかの環境の違いです。
    第131回はここで終了します。
    今回は「見直し方針プロセス-業務環境分析・主要課題抽出その2」を取り上げました。
    次回は「見直し方針プロセス-内部管理業務見直し方針」をとりあげます。

    ISMリサーチ代表 井上正和
    question@mail.ism-research.com


    (雑感)先週の土曜日、ITC佐伯氏と開発した「ズバリ!経営戦略立案ソフト」のe-ラーニング用のビデオ撮りをしました。数週間後には編集されて(株)フロンティアのホームページ( http://e-site-frontier.kir.jp/)で案内されると思います。目的は“パッケージを購入していただいてもパッケージの設計背景や設計機能のポイントや操作の要点を御伝えしないと解説本や操作画面のみでは読み取れず、有効活用が出来ていないのではないのではないか”という不安から作成しています。ITCやそれに類する勉強をされている経営者の方々には手軽に理解できるパッケージになると思っています。
    経営戦略策定プロセスを基礎から学びたい方やもっと実践的使用法を学びたい経営者の方には(株)アスキーの研修「経営戦略立案コース」(1日)を案内いただけませんか。
    URLは個々です。⇒ http://ascii-business.com/abiz/itseminar/
    よろしくお願いします。


    (注1)「ズバリ!経営戦略立案ソフト」を開発し、発売開始しています。
    経営戦略目標から部門の行動計画まで、経営者が容易に、体系的に作成できる
    パッケージです。
    こちらです。 http://e-site-frontier.kir.jp/index-11.html
    (注2) ITコーディネータガイドラインV1.0対応の「ITコーディネータ試験想定問題
    集」と「ITコーディネータ試験対策コース」を開発しました。
    問題集はこちらを参照 http://www.ism-research.com/book-3.htm
    研修コースはこちらを参照 http://www.gtc.co.jp/semn/isc/itc.html
    (注3) 「経営戦略」、「情報戦略」の基礎知識を整理したメルマガ本で、この応用編
    メルマガの基礎知識の集大成をしました。
    ISMリサーチが絵入り解説で提供していますので、まとめには最適です。
    こちらです。 http://www.ism-research.com/book-1.htm
    (注4)「経営戦略」、「情報戦略」のオンサイト研修を実施しています。適正な
    価格で、カスタマイズした実践的コースを提供します。
    こちらです。 http://www.ism-research.com/course-1.htm
    (注5)「経営戦略」、「情報戦略」の基礎知識を今までのメルマガのマグマグの
    バックナンバー(無料)から入手することができます。
    こちらです。 http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000118350
    (注6)小職が実施している主な研修機関の研修コースは以下の通りです。
    ●株式会社 アスキー
    http://ascii-business.com/abiz/itseminar/
    ●グローバルナレッジ(株)
    http://www.globalknowledge.co.jp/reference/Reference.asp?KBN=1&DCODE=29&SCODE=170
    ●(株)富士ゼロックス総合教育研究所
    http://www.itc-pro.com/multi/index.html#it_training
    ●(株)グローバルテクノ
    http://www.gtc.co.jp/semn/isc/itc.html
    (注7)メルマガの配信停止は次のURLをご参照ください。
    こちらです。⇒ http://www.mag2.com/m/0000118350.html

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