ホーム  >  メルマガバックナンバー  >  Ⅳ.Enterprise Archtecture  >  第136回「移行計画プロセス」

オープンコース案内

  • 第136回「移行計画プロセス」

    ~ITコンサルタント養成講座~

    皆さん、こんにちは! 当メルマガを担当しています井上正和です。112回からは、このメルマガでEA(Enterprise Architecture)を取り上げています。
    e-Japan戦略も2006年3月31日をもって終了し、今後の5年の施策として「IT新革新戦略」が実施されています。そこには、電子政府は導入の段階に入り、自治体、独立法人等へのEA展開が明記されました。
    EAは日本が最初に公的に発表したソフトエンジニアリングと思っています。昨年から、電子政府の業務・システム最適化計画のプロジェクトに参加している中で、EAが難しいという意見をよく聞きました。小職も実際の成果物を作る中でかなり苦労しました。出版物も多く見受けますが、“帯に短し、襷に長し”の感があります。自分なりにもう少し、わかり易く解説できないものかとの疑問がありました。昨年、私のコースの受講生の方からEAのメルマガをやってくれませんかと要望があり、トライしてみようと思いました。
    今日はEAメルマガの第25回です。

    いよいよ「業務・システム最適化計画」の最終ステップである移行計画です。業務・システム最適化計画はこのフェーズまでがまとめられて、調達のステップであるRFP(Request For Proposal)へと進みます。
    ここでの移行計画は通常いうシステムの本番移行とは若干意味合いが異なります。IT新改革戦略でも電子政府システム構築完了を2010年としているわけですから、2006年から調達を開始しているシステムは今後5年間を3フェーズに分割して導入していくことになります。
    将来体系はあるべき姿を描いていますので、3フェーズを経て現行体系から将来体系へ移行していくことになります。
    例として、ある国家試験の願書受付業務の将来体系が「インターネットによる願書ダウンロードとインターネットによる願書申請」であったとしましょう。この形態ですと業務工数もスピードも格段に向上すると思われますので、この方向を将来体系の業務とします。そうしますと、いろんな問題が発生してきます。国家試験は誰でも受験資格がありますので、“インターネットが出来ない人やその接続環境の無い方は受験できません。”とは言えないわけです。また、インターネットだけでは不安なので窓口に来て相談される方も有りますし、身障者や僻地の方もいます。“何時、窓口受付業務を停止し、インターネットとTELだけの状態に持っていくか”など課題が出てきます。
    そうしますと、5年後のあるべき姿としては、“窓口受付や郵送受付は残し、インターネットによる願書申請を50%以上にする”というようなあるべき姿が出てきます。この業務の姿に向けて移行計画を作成していくことになります。移行計画としては、第1ステップは「業務プロセスの標準化」、第2ステップは「電子申請業務システムの導入・運用」、第3ステップで「モニタリングや業務効率化のための情報の共有・分析」の移行方針を策定しますと、この目標に沿った実施計画が組まれ、各移行フェ
    ーズのBA、DA、AA、TAの体系を作成し、最適化計画を完成させていくことになります。
    第136回はここで終了します。
    この回で最適化計画のステップは全てカバーしましたのでEAをテーマにしたメルマガは終了しようと思います。
    “EAが少しは身近なものになりましたか?”
    皆様方の実務へ何らかの形で反映でき、お役に立てば幸甚の限りです。
    次回以降のテーマは、現在書いている雑誌記事「最先端の経営リスクを追う!」(アスキービジネス)
    から、日本版SOX法として注目を集めている内部統制の中でITに焦点を当てた「IT内部統制」を取り上げようと思います。題材は今年2月15日に発表された「サーベンズ・オクスリー法(企業改革法)遵守のためのIT統制目標」(ITGavernance Institute 2004年翻訳版)を使用します。
    今後、法制化されることもあり、IT化指導をするITコーディネータ企業にとって必須のテーマです。
    少し、準備のための休みをいただいて、8月の第一月曜から開始します。

    ISMリサーチ代表 井上正和
    question@mail.ism-research.com


    (雑感)EAも実際に作業をやっているときは、“DFDだ、WFAだ、EEM作成だ”というように実作業で没頭してしまいます。今回25回で整理してみると、意外と関係付けを気づかずに作業していたなと逆に気づかされるところがありました。
    今度はIT内部統制を書いてみようと思いましたのは、セミナーに出てみますと能書きのセミナーが多く、ITGI2004年の公表で実質的なIT内部統制が見えてきだしています。2009年3月から内部統制実施報告が始まります。金融庁からISO20000を受けて「実務指針」が今年秋には発表されます。J-SOX法の準備作業が本格化すると思われます。
    手法としての主流はCOBITとITILになっていますね。


    (注1)「ズバリ!経営戦略立案ソフト」を開発し、発売開始しています。
    経営戦略目標から部門の行動計画まで、経営者が容易に、体系的に作成できる
    パッケージです。
    こちらです。 http://e-site-frontier.kir.jp/index-11.html
    (注2) ITコーディネータガイドラインV1.0対応の「ITコーディネータ試験想定問題
    集」と「ITコーディネータ試験対策コース」を開発しました。
    問題集はこちらを参照 http://www.ism-research.com/book-3.htm
    研修コースはこちらを参照 http://www.gtc.co.jp/semn/isc/itc.html
    (注3) 「経営戦略」、「情報戦略」の基礎知識を整理したメルマガ本で、この応用編
    メルマガの基礎知識の集大成をしました。
    ISMリサーチが絵入り解説で提供していますので、まとめには最適です。
    こちらです。 http://www.ism-research.com/book-1.htm
    (注4)「経営戦略」、「情報戦略」のオンサイト研修を実施しています。適正な
    価格で、カスタマイズした実践的コースを提供します。
    こちらです。 http://www.ism-research.com/course-1.htm
    (注5)「経営戦略」、「情報戦略」の基礎知識を今までのメルマガのマグマグの
    バックナンバー(無料)から入手することができます。
    こちらです。 http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000118350
    (注6)小職が実施している主な研修機関の研修コースは以下の通りです。
    ●株式会社 アスキー
    http://ascii-business.com/abiz/itseminar/
    ●グローバルナレッジ(株)
    http://www.globalknowledge.co.jp/reference/Reference.asp?KBN=1&DCODE=29&SCODE=170
    ●(株)富士ゼロックス総合教育研究所
    http://www.pm-fxli.com/multi.html
    ●(株)グローバルテクノ
    http://www.gtc.co.jp/semn/isc/itc.html
    (注7)メルマガの配信停止は次のURLをご参照ください。
    こちらです。⇒ http://www.mag2.com/m/0000118350.html

ページトップへ

サイドメニュー

オープンコース案内