~ITコンサルタント養成講座~
皆さん、こんにちは! 当メルマガを担当しています井上正和です。137回からは、このメルマガでIT内部統制を取り上げます。
日本版SOX法といわれる内部統制の外部監査実施は2008年4月から開始されます。日本版SOX法による内部統制の対象企業は上場企業です。しかし、今年6月の新会社法では資本金5億円以上又は負債200億円以上の企業が内部統制の対象となります。対象会社数は10万社に膨れ上がります。10万社が対象ということは顧客や取引先を考えると内部統制を実施している企業が必ず営業活動において存在することになります。そういった企業は自社の取引先は内部統制が出来ている会社か否かの観点で取引を進めることになりますから、全ての企業が関係してくることになります。日本版SOX法ではこの内部統制の中でIT統制がきわめて重要な役割を果たします。
このメルマガでは、“IT内部統制として如何に対処すべきか”の観点で解説していきたいと思います。
今回はIT内部統制メルマガの第2回です。
内部統制は2002年7月の米国でサーベインス・オクスリー法(SOX法)の成立から始まりました。この法律の成立の由来は2001年12月に米国エンロンが約10億ドルの利益を水増しする粉飾決算で連邦政府法11条を申請。元CFOと会計監査を担当していた世界最大の会計事務所アーサーアンダーセンも起訴されたことに始まります。(会計事務所は2002年8月に廃業に追い込まれました。)
続いて、米ワールドコムは2002年6月に約38億ドルの利益水増しの粉飾で同様に起訴され、内部統制の法律成立に拍車を掛けました。
日本でも大きく2件の事件が発生しました。西武鉄道事件とカネボウ事件です。2003年10月、西部鉄道は有価証券報告書に持ち株比率の虚偽記載し、同年12月に上場廃止となりました。カネボウは2005年4月、2004年3月期までの5年間で2000億円の売上や利益の粉飾が発覚し、同年6月13日に上場廃止となりました。これらの事件は否応無く、日本においても会計制度の透明化やグローバルに説明できる経営状況の提示が求められることになりました。
つまり、「業務を適切に遂行し、適正な運営が誰にでも分かる仕組みづくり」が必須として求められる状況になりました。この状況を作り上げ、維持できる仕組みが出来ていることを「内部統制が出来ている」と言うわけです。
金融庁は2005年7月に米国のSOX法をもとに「財務報告に係る内部統制の評価及び監査の基準」を日本版SOX法の基準を公表し、2006年6月7日に「金融商品取引法」として成立しました。
この内部統制の目的には「財務報告の信頼性」、すなわち財務処理が適切に処理され、報告されることにあり、その業務処理の仕組みとしてIT化への対応をすることが推奨されています。
この対応のために米国では「サーベインズ・オクスリー法(企業改革法)遵守のためのIT統制目標」(IT Governance Institute)注として実践ガイドが発行されました。金融庁で今年秋に発表され
る内部統制の実務指針はこのガイドを参照して作成されると言われています。
(注)「サーベインズ・オクスリー法(企業改革法)遵守のためのIT統制目標」URL:http://www.itgi.org/Template_ITGI.cfm?Section=Information_Technology1&CONTENTID=24230&TEMPLATE=/ContentManagement/
ContentDisplay.cfm
次回は「日本版SOX法の法律条項」のテーマを取り上げ、基礎となる法律を調べてみましょう。
(雑感)先週の土曜日、江東区のITC勉強会で「ズバリ!経営戦略立案ソフト」のセミナー依頼があり伺いました。その中で、このパッケージを作成した背景をお話しました。以下のような内容です。“ITCと一般のコンサルタントとの違いは何か?コンサルタントとの違いはITCがITCプロセスと言うコンサルタントプロシジャーを持ち、SWOT、BSC等を始とした経営ツール、情報化ツールを駆使できるところと思っています。ただ、ITCプロシージャは汎用化されているため大企業にも適用できるほどの多くのファンクションを持ち、中小企業や大企業の1事業の戦略は適用するには不要な手順や機能があります。このパッケージではこの手間を省き、この中小企業や事業所向けにITCプロセスを取捨選択し、中核の機能を簡単に活用できるようにしたツールです。いくらツールがあっても難しいと誰も使わなくなりますから。”という内容です。
ITC協会の認定も受けましたし、近々ITC届出組織向けに特別価格の案内も出せるようになります。一度、体験版(無料)でも試していただけませんか。
ここです⇒ http://e-site-frontier.kir.jp/
購入される場合、このメルマガの読者の方は小生の紹介と記名いただけますと1割引で提供されます。(ご参考までに)
(注1)「ズバリ!経営戦略立案ソフト」を開発し、発売開始しています。
経営戦略目標から部門の行動計画まで、経営者が容易に、体系的に作成できる
パッケージです。
こちらです。 http://e-site-frontier.kir.jp/index-11.html
(注2) ITコーディネータガイドラインV1.0対応の「ITコーディネータ試験想定問題
集」と「ITコーディネータ試験対策コース」を開発しました。
問題集はこちらを参照 http://www.ism-research.com/book-3.htm
研修コースはこちらを参照 http://www.gtc.co.jp/semn/isc/itc.html
(注3) 「経営戦略」、「情報戦略」の基礎知識を整理したメルマガ本で、この応用編
メルマガの基礎知識の集大成をしました。
ISMリサーチが絵入り解説で提供していますので、まとめには最適です。
こちらです。 http://www.ism-research.com/book-1.htm
(注4)「経営戦略」、「情報戦略」のオンサイト研修を実施しています。適正な
価格で、カスタマイズした実践的コースを提供します。
こちらです。 http://www.ism-research.com/course-1.htm
(注5)「経営戦略」、「情報戦略」の基礎知識を今までのメルマガのマグマグの
バックナンバー(無料)から入手することができます。
こちらです。 http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000118350
(注6)小職が実施している主な研修機関の研修コースは以下の通りです。
●株式会社 アスキー
http://ascii-business.com/abiz/itseminar/
●グローバルナレッジ(株)
http://www.globalknowledge.co.jp/reference/Reference.asp?KBN=1&DCODE=29&SCODE=170
●(株)富士ゼロックス総合教育研究所
http://www.pm-fxli.com/multi.html
●(株)グローバルテクノ
http://www.gtc.co.jp/semn/isc/itc.html
(注7)メルマガの配信停止は次のURLをご参照ください。
こちらです。⇒ http://www.mag2.com/m/0000118350.html
