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  • 第184回「COBITビジネス要件達成サイクル」

    ~ITコンサルタント養成講座~

    皆さん、こんにちは! 当メルマガを担当しています井上正和です。
    177回からは、このメルマガで「COBIT4.0」を取り上げています。
    COBITとは、Control OBjectives for Information and related Technologyの頭文字をとったもので、「米国の情報システムコントロール協会(ISACA:Information Systems Audit and Control Association)が策定し、提唱するITガバナンスのITプロセス成熟度を統制するフレームワーク」であり、システム管理・ガイドラインと言われています。
    COBIT4.0は、米国の内部統制とバランススコアカードを組み込んだ内容で再構成されました。COBIT第3版と比べ、内容も大きく変わりました。
    COBITは、これからのシステムデザインにも大きく影響してくると思っています。
    第3版と比べ、内容も大きく変わりました。このメルマガで、ご紹介していこうと思います。

    今日はCOBIT4.0メルマガの第8回です。
    今回は、「COBITビジネス要件達成サイクル」で経営課題を解決するCOBITの実施ステップについて、述べてみようと思います。
    COBITのビジネス要件達成サイクルは、「ビジネス要件」、「情報要請規準」、「IT資源」、「ITプロセス」の要素で達成サイクルを形成します。
    (1)「ビジネス要件」とは、経営戦略を基に設定された経営目標、そしてその目標達成のための経営施策があります。この経営施策の中に、IT化施策が出てきます。この施策がITに対するビジネス要求です。この要求が情報システム化に対する要請事項となります。
    バランススコアカードなどを活用して出てくる要件です。例えば、売上向上のビジネス達成目標にたいして、“商品の販売推移を地域別にリアルタイムで把握できること”というのはビジネス要件です。
    (2) COBITでは「情報要請規準」と表現しています。ITシステムに対する要求事項ですから、IT化の達成目標ということになります。
    IT化の達成目標は、ビジネス目標を達成するために“商品の販売推移を有効に分析できること”になります。
    この要請規準に基づいて、この要求に合ったIT資源であるIT資源を決めることが必要になります。 (3)COBITでは、要請規準に関係するIT資源を「アプリケーション」、「情報」、「インフラストラクチャ」、「人」に特定しました。
    IT化の達成目標である“商品の販売推移を有効に分析できること”を達成するために、4つのIT資源を組み合わせて、IT環境を構築することになります。
    (4)その資源を管理するITプロセスを「計画と組織」、「調達と導入」、「サービス提供とサポート」、[モニタリングと評価」として業務領域を定義し、統制を行う構造を作り上げています。IT化の目標があり、管理するIT資源が決まり、この目標を達成する業務領域(ドメインという)という3つのIT化要件を持つことでビジネス目標を達成するフレームワークを作り上げています。このフレームワークをビジネス要件達成サイクルといいます。
    この達成サイクルの各要素を詳しく捉えていきましょう。
    まず、「情報要請規準」です。
    フレームワークの要件をそれぞれに解説していきましょう。
    今回はここで終わります。
    次回は、COBITビジネス要件達成サイクルの「情報要請規準」について解説します。


    (雑感)先週の土曜、日曜を掛けて、ITC多摩のグループで合宿でした。何を勉強しているかというと、“ITCが食えていける世界を実践するグループ集団を作る”ための会議です。2グループありまして、1つは中小企業のコンサルで食えるための事業ビジョンと方策を考えるグループ、もう一つは大手、中堅企業に対して事業ビジョンとその方策を考えるグループです。私の所属は後者の集団です。とりあえず、IT統制の事業ドメインを決めました。対象顧客はデータセンターやIDC、ASP事業者に対するIT統制のビジネスを狙おうとしています。
    みんなと話し合っていますと、いろんな発想が浮かんできます。それぞれの知恵が組み合わされるのだと思います。人はやっぱり文殊の知恵が一番ですね。
    仲間での活動の重要性を再認識しました。


    (注1)「経営戦略」、「情報戦略」の基礎知識等の今までの全てのバックナンバーを閲覧できるようにしました。
    こちらです⇒ http://www.ism-research.com/mailmagazine/content.htm
    (注2)「IT内部統制実践知識修得コース」を東京、神戸教室で実施します。詳細は次のURLのご参照をお願いいたします。
    ◆IT内部統制の実践知識修得コース:http://www.ism-research.com/course-6.htm
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    (注4)「IT内部統制の実践知識修得コース」テキスト教材として具体的に図解
    を中心にまとめたIT naibu tousei のインストラクター用テキスト本としました。
    経産省/金融庁に準拠し、多くのセミナーで実践されてきたテキストです。
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    (注5) ITコーディネータガイドラインV1.0対応の「ITコーディネータ試験想定問題集」と
    「ITコーディネータ試験対策コース」を開発しました。
    問題集はこちらです⇒ http://www.ism-research.com/book-3.htm
    研修コースはこちらです⇒ http://www.gtc.co.jp/semn/isc/itc.html
    (注6)「経営戦略」の基礎知識を整理したメルマガ本で、この応用編メルマガの基礎知識の集大成をしました。
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    (注8)小職が実施している主な研修機関の研修コースは以下の通りです。
    ●株式会社 アスキー
    http://ascii-business.com/abiz/itseminar/
    ●(株)富士ゼロックス総合教育研究所
    http://www.pm-fxli.com/multi.html
    ●(株)グローバルテクノ
    http://www.gtc.co.jp/semn/isc/ksb.html
    http://www.gtc.co.jp/index.html
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