~ITコンサルタント養成講座~
皆さん、こんにちは! 当メルマガを担当しています井上正和です。
177回からは、このメルマガで「COBIT4.0」を取り上げています。
COBITとは、Control OBjectives for Information and related Technologyの頭文字をとった
もので、「米国の情報システムコントロール協会(ISACA:Information Systems Audit and Control Association)が策定し、提唱するITガバナンスのITプロセス成熟度を統制するフレームワーク」であり、システム管理・ガイドラインと言われています。
COBIT4.0は、米国の内部統制とバランススコアカードを組み込んだ内容で再構成されました。COBIT第3版と比べ、内容も大きく変わりました。
COBITは、これからのシステムデザインにも大きく影響してくると思っています。
第3版と比べ、内容も大きく変わりました。このメルマガで、ご紹介していこうと思います。
今日はCOBIT4.0メルマガの第29回です。
最後の章は、COBITフレームワークの道案内と題して、COBITのフレームワークである4つのドメイン、「計画と組織」、「調達と導入」、「サービス提供とサポート」、「モニタリングと評価」の各ITプロセスに対するビジネス目標展開の参考例を提示しています。
ドメインの各ITプロセス毎に、展開手続を4つのセクションとして区分して記述することで、全体像を把握する構造になっています。各セクションの記述概要は以下の通りです。
(1)セクション1:各コンポーネント(ITプロセス)の要約記述を次の5点でもとめています。
★最初に、「ITプロセスの実施内容の概説記述」を行っています。
★2点目は、当該ITプロセスが関係する情報要請基準の関連領域を主要(=P)、副次(=S)
の表記でその関係を示しています。
★3点目は、4つのドメインでの位置づけ。例えば、「PO2 情報アーキテクチャの定義」であれば、「計画と組織」ドメインですので、このドメインの明示。
★4点目は、「ITプロセスのコントロール目標の展開プロセス」の全体像を記述しています。
その展開プロセスは、当該ITプロセスのコントロール目標⇒重点を置くべきコントロール
⇒実現するための手段⇒その成果の測定指標の順に参考例は整理されていることを解説して
います。
★最後に、当該ITプロセスに関係するIT資源、ITガバナンス重点領域の表示。
(2)セクション2:ITプロセスに対するコントロール目標の詳細記述を行っています。
ITプロセスの活動要件であるコントロール目標を記述しています。この記述内容は、ITの
達成目標を作成する場合の参考データとなります。
(3)セクション3:コントロール目標展開の詳細記述例を提示します。
まず最初に、このITプロセスを定義するに必要な「インプット/アウトプット記述」、そしてインプット
/アウトプットに必要な活動(アクティビティ記述である「RACIチャート」、最後に必要アクティビティ
を作成する「IT目標展開」です。
★インプット/アウトプット記述:ITプロセスに対して必要なインプットのプロセスと必要情報、
アウトプットの情報と対象プロセスを記述しています。
★「RACIチャート」:インプット/アウトプット記述に対する活動(アクティビティ)とそのアクティビティ
に対する役割と責任の関係をRACIチャートとして表示しています。
RACIとは、実行責任者(R*responcibility)、説明責任者(A:Accountability)、協調先:
(Consulted) 、報告先(I:Informed)の頭文字をとった用語です。
★「達成度目標と評価指標」でITの達成目標までのプロセス達成目標、アクティビティ達成目標
までの展開と達成目標に対する達成指標を例示しています。この各目標がRACIチャートの
アクティビティに反映されています。
(4)セクション4:成熟度モデル
ITプロセスのIT成熟度レベル0から5までの定義を記述しています。
次回は、「コンポーネット記述例-コントロール目標」を取り上げます。
(雑感)先週、あるお客様に伺いITC営業様向けのキックオフで講演をさせていただきました。
“顧客トップへのアプローチに向けて、「ズバリ!経営戦略立案パッケージ」を活用でき
ないか?”というご要望があり講演項目を考え、組み立てました。
講演の主要サブジェクトとして、“経営者の3つの関心、ITC営業からの5つのアプローチ”
を取り上げ、1時間ほど話をしました。
“経営者の3つの関心とは、「売上や受注高向上」、「コスト低減」、「時流と業界動向」の事柄です。
これらに有効な提案や話を持っていけば、話を聞いてくれます。”が主旨です。
この関心に対するITC営業のアプローチは、IT新改革戦略等の政策による時流情報やポータの
5つの競争要因分析による業界環境の整理情報、いわゆる「外部環境分析による情報提供」、
SWOT分析による「事業目標に係る仮説CSFの提示」、「ITガバナンスに沿ったプロセス改善の
提案」、「IT成熟度向上提案」、「モニタリングのためのPDCA情報モデル提案」の5つの事項です。
この5つの事項のなかで、“経営トップは、まず「事業目標に係る仮説CSFの提示」に最も関心を
持ちますので、その観点に焦点を当てたパッケージを活用すれば良いでしょう。”と言った内容
です。全国の事業所に向けた講演でしたが、反応は好評でした。
顧客トップ向けの戦略的なアプローチができる営業さんが増えてくれることを祈念した次第です。
ご案内したパッケージは、こちらです。⇒ http://e-site-frontier.kir.jp/
(注1)「経営戦略」、「情報戦略」の基礎知識等の今までの全てのバックナンバーを
閲覧できるようにしました。
こちらです⇒ http://www.ism-research.com/mailmagazine/content.htm
(注2)「ITコーディネータ協会認定コース」をオープンコースとして東京、神戸教室
で実施します。
詳細は次のURLのご参照をお願いいたします。
◆IT経営研修コース:http://www.ism-research.com/course-1.htm
(注3)「IT経営戦略策定の実践能力養成コース(COBIT第4版対応:2日間)」を実施。
2日間のSWOT分析、BSC分析、COBIT分析(COBIT第4版対応)のワークショップ付き
コースでITガバナンス設計システムの要点講義・ワークショップ講座です。
こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course-7.htm
(注4) 「IT内部統制実践知識修得コース」を実施しています。
詳細は次のURLのご参照をお願いいたします。
◆IT内部統制の実践知識修得コース:http://www.ism-research.com/course-6.htm
(注5) ITコーディネータガイドラインV1.0対応の「ITコーディネータ試験想定問題
集」と「ITコーディネータ試験対策コース」を開発・実施しています。
問題集はこちらです⇒ http://www.ism-research.com/book-3.htm
研修コースはこちらです⇒ http://www.gtc.co.jp/semn/isc/itc.html
(注6)「経営戦略」の基礎知識を整理したメルマガ本で、この応用編メルマガの基礎
知識の集大成をしました。
ISMリサーチが絵入り解説で提供していますので、まとめには最適です。
こちらです⇒ http://www.ism-research.com/book-1.htm
(注7)「IT経営のための経営研修コース」のオンサイト研修を実施しています。
個人でも受講し易い適正な価格で、カスタマイズした実践的コースを提供します。
こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course-1.htm
(注8)小職が実施している主な研修機関の研修コースは以下の通りです。
●株式会社 アスキー
http://ascii-business.com/abiz/itseminar/
●(株)富士ゼロックス総合教育研究所
http://www.pm-fxli.com/multi.html
●(株)グローバルテクノ
http://www.gtc.co.jp/semn/isc/ksb.html
http://www.gtc.co.jp/index.html
★メルマガの配信停止は次のURLをご参照ください。
こちらです⇒ http://www.mag2.com/m/0000118350.html
