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  • 第233回 「BPMと要求定義」

    ~ITコンサルタント養成講座~


    皆さん、こんにちは! 当メルマガを担当しています井上正和です。
    222回からは、このメルマガで「ITコンサルの実践考察」を取り上げています。
    今までは、ITコンサルタントの基礎知識を述べてきました。お伝えしてきました内容は、皆様のビジネスに有益な情報の伝達は大きな目的としてありますが、同時に当職の勉強と仕事の準備を兼ねた知識の整理の意味もありました。時間も経ち、経験も積んできますと以前書いたメルマガが時代遅れや考慮不足な内容になっているところも見受けられます。
    実際に、コンサルやワークショップ研修等の仕事で活用していますと、いろんな工夫や改善要素が見えてきます。その経験を通して感じた工夫や実践ポイントを整理して話してみようと思います。
    自分の意見を出して話し、皆さんと問い掛け形式の対話が出来上がれば良いかなという想いで
    進めていきます。

    メルマガ「ITコンサル実践考察」の第10回です。テーマは「BPMと要求定義」を取り上げます。
    先週、情報モデルを取り上げましたが、この情報モデルをシステム化に向けて定義していくことが大変です。“動かないコンピュータ”の原因は全てここにあります。
    通常は、“要件定義をしっかりやれば”というのですが、システムが経営戦略を受けてエンタープライズ化した現状では、この要件定義の分野が大きくなりました。そうなってきますと、この要件定義は経営戦略から、システムコンポネント設計までユーザー要求を的確に反映するステップが必要になってきます。いわゆる“要求定義”といわれる分野です。
    そこに活用されているのが、ジェネリックモデルにあるビジネスプロセスモデルであり、手法としては、DFD(Data Flow Diagram)です。
    経営戦略からシステムコンポネントまで絞り込んでいくには、6つのステップでのビジネスプロセスモデルが必要になります。この5段階のモデルを管理していくのがBPM(Business Process Management)というわけです。

    5段階のビジネスプロセスモデルをエンタープライズシステムの観点で考えてみてみましょう。
    ◆第1レベルプロセスモデル:バランススコアカードを用いて、“内部業務プロセス”、“学習と成長の視点”の戦略目標を作る。この戦略目標の中でIT化業務分野を特定します。ITCプロセスで言えば、“IT戦略領域課題”、DFDで言えば“コンテキスト”の表現レベルです。
    ◆第2レベルプロセスモデル:戦略目標をCOBITの情報要請規準によってIT目標に変換し、ビジネスプロセスモデル0のDFDを記述する。エンタープライズシステムを対象とするときは、企業間および事業間のプロセスを分析・定義しIT目標に対する課題を把握することになります。サプライチェーンの改善目標ですね。
    ◆第3レベルプロセスモデル:事業内の業務プロセスを分析・定義し、DFDで記述する。
    ビジネスプロセスレベル1のDFD記述です。販売、生産、経理業務などといったレベルがそれに当ります。業務ルールも設定が必要です。
    ◆第4レベルプロセスモデル:業務プロセス内の業務機能を分析・定義し、DFDで記述する。ビジネスプロセスレベル2のDFD記述です。販売業務で言えば、受注受付、在庫引当、出荷指示などといったレベルがそれに当ります。業務処理のルール定義や入出力、ファイル
    の外部定義が必要です。
    ◆第5レベルプロセスモデル:業務機能のコンポネント機能の分析・定義です。受注受付処理で言えば、受注の受付、編集、検証、確定、登録などといったレベルがそれに当ります。エンティティ-イベントをして標準化できるプロセスの定義です。
    サプライチェーンカウンシル(SCC)のSCORでは、ここで言う第2レベルプロセスモデルをレベル1としてレベル6までの分類をしています。
    ビジネスプロセスモデルとしては参考になります。
    また、BPMS(BPM Suit)というパッケージと絡んだ動きが出てきています。ビジネスプロセスモデルの展開を組み込み、システム構築までつなげていこうという考え方です。
    IDS Share AGの「ARIS」やSAVVION社「Savvion Business Manager」などがそうです。

    今回はここで終わります。
    次回は、IT戦略のテーマとして「要求定義とITCプロセス」を捉えてみます。


    (雑感)9月7日は「白露(ハクロ)」、二十四節気の1つ。この日から秋分までの期間。
    太陽黄経が165度のときで、大気が冷えて来て、露ができはじめるころ。
    白露は露(つゆ)が玉のように白く輝いている様子をいいます。そういえば、朝夕は少し
    すごし易くなりました。
    先週の初め、厚生労働省関係のある独立法人を訪問しました。
    訪問理由は、弊社の「プレゼンテーション技術養成コース」の説明依頼です。
    この企業のお客様は厚生労働省と地方自治体です。
    お会いして質問をしてみました。"なぜ、独立法人でプレゼンテーションが必要なの
    ですか?
    "お答えは、"現在は、全てが公開入札です。提案とプレゼンテーションの良し悪しで全て
    決まります"でした。
    官庁の仕組みも随分と改善されてきていることを実感しました。
    "プレゼンテーションのキーは、「プレゼンテーションストーリー」、「演壇技術」、
    「Win-Winを信じ込める内容」の3点です"と応えておきました。 オープンコースだけでなく、お客様でのオンサイト研修対応で行なっています。 こちらです。⇒ http://www.ism-research.com/course/course-11.html


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    金融庁(平成19年2月15日)、経産省(平成19年3月30日)のガイドライン公表から、
    平成20年3月11日の金融庁に至るまでのJ-SOXに係る資料を要約し、
    整理しました。
    After J-SOXにおける業務推進テキストとしてご使用いただければと思います。
    こちらです⇒ http://www.ism-research.com/book/book-5.html
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    (注1)「経営戦略」、「情報戦略」の基礎知識等の今までの全てのメルマガバック
    ナンバーを閲覧できるようにしました。
    こちらです⇒ http://www.ism-research.com/mailmagazine/content.html
    (注2)「IT経営研修コース」の全体コース体系図をご参照ください。
    こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/organize20080620.pdf
    (注3) 「セッションファシリテータ養成コース」を開発・販売します。
    お客様との商談、戦略会議等において、的確・迅速にその成功シナリオを全員合意
    のもとに創り上げていくセッション技術修得です。提案型アプローチの必要な方の
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    こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-12.html
    (注4) 「カスタマー・プランニング・セッション コンサルティング」を開発・販売
    します。セッションファシリテータ技術を活用し、お客様の戦略課題をコンサル
    ティングします。
    こちらです⇒ http://www.ism-research.com/consult/consul-3.html
    (注5)「ITコンサルタント実践能力養成コース」を提供開始です。
    IT経営を実現するためのコンサルティングプロセスの全てを、ケーススタディを
    もとに体得するコースです。SWOT分析、BSC分析、COBIT分析手法を連携し、
    活用します。
    こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-7.html
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    コースです。 Hands-ONコースの前提コースにもなっています。
    こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-4.html
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    ライン、金融庁ガイドラインを自在に活用した実践的IT統制の活動ができることを
    目的にしております。
    こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-6.html
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    (注9) ITコーディネータガイドラインV1.0対応の「ITコーディネータ試験想定
    問題集」と「ITコーディネータ試験対策コース」を開発・実施しています。
    問題集はこちらです ⇒ http://www.ism-research.com/book/book-3.html
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    (有) 情報戦略モデル研究所(ISM研)
    ITコーディネータ協会認定 研修実施機関
    代表 井上 正和
    e-Mail:inouemas@axel.ocn.ne.jp
    URL:http://www.ISM-Research.com/
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