~ITコンサルタント養成講座~
皆さん、こんにちは! 当メルマガを担当しています井上正和です。
222回からは、このメルマガで「ITコンサルの実践考察」を取り上げています。
今までは、ITコンサルタントの基礎知識を述べてきました。お伝えしてきました内容は、
皆様のビジネスに有益な情報の伝達は大きな目的としてありますが、同時に当職の勉強と仕事の準備を兼ねた知識の整理の意味もありました。時間も経ち、経験も積んできますと以前書いたメルマガが時代遅れや考慮不足な内容になっているところも見受けられます。
実際に、コンサルやワークショップ研修等の仕事で活用していますと、いろんな工夫や改善要素が見えてきます。その経験を通して感じた工夫や実践ポイントを整理して話してみようと思います。
自分の意見を出して話し、皆さんと問い掛け形式の対話が出来上がれば良いかなという想いで
進めていきます。
メルマガ「ITコンサル実践考察」の第15回です。テーマは「COBITとITガバナンス」を取り上げます。
“ITガバナンス”という言葉が至るところで使われるようになりました。ただ、その定義はマチマチです。内部統制が進むようになって、米国のIT統制のフレームワークとしてCOBIT4.0をCOSOが採用したことで一気にITガバナンスが実践的になってきました。日本のJ-SOXにおいても経産省のガイドラインが内部統制の事例集として公表されました。IT統制の3つの分野である「IT全社的統制」、「IT全般統制」、「IT業務処理統制」の定義と方針が明確になってきました。
しかし、ITガバナンスの定義で言いますと、通商産業省(現在の経産省)が平成11年に公表した定義が一番分かり易いと思います。
その内容は、“企業が競争優位性構築を目的に、IT(情報技術)戦略の策定・実行をコントロールし、あるべき方向へ導く組織能力”と定義しています。
経営戦略に則って、ITを企画・計画、構築、そして運用し、経営目標の達成に導く組織能力ということです。
有名になったCOBITですが、“COBITだけでITガバナンスは確立できるのでしょうか?”
COBITは、ITプロセスの達成目標をIT成熟度としてITガバナンスを提供していることはご存知の通りです。
ただ、COBIITの分野もしっかり押えておくことが必要です。内部統制のIT統制で言えば、IT全般統制とIT全社的統制の分野です。IT業務処理統制の分野のITプロセスの達成目標は定義していません。
2006年J-SOX法が成立し、内部統制の整備が開始された時にITILやISMS(27000s)をやっていれば内部統制は問題ないという見解もかなり出ていました。COBITとは言わなかったのです。
ITILやISMSは、IT全般統制の運用に関するIT統制が中心ですが、COBITと違いCOBITの設定している達成目標を実践する方法を提供していることです。
内部統制は、最終的にその実践を見るのですから、ITILやISMSはその最前線の分野であったわけです。
IT全般統制の運用分野は、COBITの設定した目標をもとに、当該プロセスの実践手順をITILやISMSを組み合わせることでITガバナンスが出来上がることが分かります。
他の、企画・計画、調達と導入、モニタリングの分野のITガバナンスは“COBITに加えどんなメソドロジーと組み合わせて創り上げるのか?”が出てきます。
計画と組織フェーズでは、ジェネリックモデルやBSC等が関係しますし、調達と導入フェーズではPMBOKやCMMI、モニタリングではBSCでしょう。
本来のアプリケーソンシステムに関しては、COBITではなく、BPMとPMBOKではないかと思っています。
今回はここで終わります。
次回は、IT戦略のテーマとして「IT成熟度の属性とオブジェクティブ」を捉えてみます。
(雑感)先週、環境省の独立法人で「プレゼンテーション技術養成コース」を実施しました。
10名弱の中堅の研究者兼営業員の方たちが対象でした。省庁の独立法人も随時契約が
減って公開入札方式が増えてプレゼンテーション力と価格努力が大きな要因になってきた
ようです。取引もオープン化の流れです。
この研修は、プレゼンテーション資料を持参してきます。1日目は講義と自分流の発表、
2日目にプレゼン資料の改善・指導、そして資料を改善後に最終発表になります。
研修責任者がオブザーバーで参加されていましたが、2日目の最終発表を聞かれた後の
感想です。“今まで、これほど分かるプレゼンテーションを聞いたことは、かって無かった”と
感激されていました。
ボブボイランのプレゼンテーションストーリーに演壇技術を加えた実践演習コースです。
新入社員も含めたあらゆる階層の方に、必須のコースと思っています。
一度お試しください。
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平成16年に経営戦略本としてまとめました。約4年が経過し最新の情報を反映
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います。
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以下の2つのガイドを整理しました。
⇒金融庁「内部統制報告制度に関するQ&A」要約解説(H20.6.24公表)
⇒金融庁「実施基準(意見書)条項」の逐条的要約(H19.2.15公表)
こちらです。⇒ http://www.ism-research.com/book/book-8.html
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【弊社研修コース】
(注1)「経営戦略」、「IT戦略」の基礎知識等の今までの全てのメルマガ
バックナンバーを閲覧できるようにしました。
こちらです⇒ http://www.ism-research.com/mailmagazine/content.html
(注2)「IT経営研修コース」の全体コース体系図をご参照ください。
こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/organize20081016.pdf
(注3) ITコーディネータガイドラインV1.0対応の「ITコーディネータ試験想定
問題集」と「ITコーディネータ試験対策コース」を開発・実施しています。
問題集はこちらです ⇒ http://www.ism-research.com/book/book-3.html
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しました。セッションファシリテータ技術を活用し、お客様の戦略課題をコンサル
ティングします。
こちらです⇒ http://www.ism-research.com/consult/consul-3.html
(注6)「ITコンサルタント実践能力養成コース」を提供開始です。
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ライン、金融庁ガイドラインを自在に活用した実践的IT統制の活動ができることを
目的にしております。
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(注9) プレゼンテーション技術養成コース
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革新できる効果的なプレゼンテーションの技術を実戦形式で修得します。
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(注10)「ITコーディネータ協会認定コース」をオープンコースとして東京、
神戸教室で実施します。
教室案内はこちらです⇒ http://www.ism-research.com/school.html
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(有) 情報戦略モデル研究所(ISM研)
ITコーディネータ協会認定 研修実施機関
代表 井上 正和
e-Mail:inouemas@axel.ocn.ne.jp
URL:http://www.ISM-Research.com/
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