~ITコンサルタント養成講座~
皆さん、こんにちは! 当メルマガを担当しています井上正和です。
222回からは、このメルマガで「ITコンサルの実践考察」を取り上げています。
今までは、ITコンサルタントの基礎知識を述べてきました。お伝えしてきました内容は、
皆様のビジネスに有益な情報の伝達は大きな目的としてありますが、
同時に当職の勉強と仕事の準備を兼ねた知識の整理の意味もありました。
時間も経ち、経験も積んできますと以前書いたメルマガが時代遅れや考慮不足な
内容になっているところも見受けられます。
実際に、コンサルやワークショップ研修等の仕事で活用していますと、いろんな工夫や
改善要素が見えてきます。その経験を通して感じた工夫や実践ポイントを整理して
話してみようと思います。
自分の意見を出して話し、皆さんと問い掛け形式の対話が出来上がれば良いかな
という想いで進めていきます。
メルマガ「ITコンサル実践考察」の第12回です。テーマは「サプライチェーンとDFD」
を取り上げます。
数年前になりますが、中堅の倉庫会社のサプライチェーンの設計にDFD(Data Flow
Diagram)を活用したことがありました。
ご存知のように、サプライチェーンの設計はサプライチェーンにおける情報の同期化、
そしてメーカーと物流各社との管理サイクルの同期化が必要になります。
今日は「情報の同期化」設計の話をしようと思います。
経営者の課題ヒアリングから「商品在庫回転日数の短縮」、「デマンドチェーンとの
情報同期化」、「ジャストインタイム出荷体制の整備」の3点が改善目標に上がりました。
現状のサーベイの目標は“なぜ、ジャストインタイム出荷ができないのか?” に焦点を当てて、
まずジェネリックモデルでいうビジネスプロセスレベル2のDFDを記述しました。
ジャストインタイム出荷とは、出荷指示ミスの無いタイムリーな出荷ということです。
このような情報システムに係るコンサルティングの場合、情報課題は「重複プロセス」、
「手作業」、「2重処理」、「情報停滞」に帰着しますので、ビジネスプロセスレベル2の
DFDからスタートしてレベル0の企業間DFDへと集約する方法を私はとっています。
最終的に、3階層のDFDと業務課題が浮き彫りにされてきます。その課題内容とは、
◆レベル2のDFDでは、情報課題の「手作業」、「2重処理」、「情報停滞」を発生している
業務処理上の課題が把握できます。
◆レベル1のDFDでは、業務機能で整理します。例えば、「入庫」というレベル1の
業務機能は「荷受票作成」、「荷受」、「荷受表と送り状の照合」、「サンプル検品」、・・・
というレベル2のDFDを束ねます。
そうすると、業務機能間の課題が出てきます。情報の伝達、情報媒体、情報共有の
課題です。
さらに、企業間のDFDとしてレベル0のDFDをまとめます。
◆レベル0のDFDでは、企業間の課題としての「情報の伝達」、「情報媒体」、
「情報共有の課題」に時間的推移を加えて記述します。
リードタイムに影響を与える情報タイミングの課題も浮き上がってきます。
この作業による分析で、ジャストインタイム出荷に悪影響を与えている要因の一つに
「情報媒体」がありました。
情報媒体とは、データフローの実体である「紙やメモ」、「TELや口頭」、「オンライン
電子データ」、「EXCELデータ添付」等です。
企業間ということで、紙や口頭が多くミスを発生させますし、EXCELデータ添付は
2重処理やミスを招きます。部分的にシステム化されたオンライン電子データは
照合作業が必要になり、IT統制が有効に働きません。
データセンターを儲け、可能な限り電子データ化し情報共有システムを構築する
ことが提案の主旨となりました。
今回はここで終わります。
次回は、IT戦略のテーマとして「EVMとプロジェクトマネジメント」を捉えてみます。
(雑感)今日は、拙著の改訂本の発売をご紹介します。
平成18年3月に発売しました「ITコーディネータ IT経営の最新知識」の改訂版を
9月22日に株式会社アスキー・メディアワークスより発売いたします。
こちらです⇒ http://www.ascii.co.jp/books/books/detail/978-4-04-867382-2.shtml
改訂しました主要なサブジェクトは
◆従来の3章立てを4章立てとし「IT経営リスク」の章を加えました。
ISMS、個人情報保護法に加え、「IT内部統制」と「BCP(事業継続計画)」を
加えました。
◆従来の3章立ての内容は、早2年で古い要素を帯びてきました。
最新の法制度やIT状況とこの2年で経験した実践内容を反映し、
より身近なテーマや表現に置き換え、分かり易くしました。
ITC資格試験の受験者に係らず、エンタープライズシステム構築やITガバナンス
に係る方々の実践に役立つようまとめ上げたつもりです。
皆様のビジネスにお役に立てればと祈念する次第です。
----After J-SOXの必携の基礎資料解説本です。---------
★「内部統制報告制度に関するQ&Q」の要約解説セット
以下の2つのガイドを整理しました。
⇒金融庁「内部統制報告制度に関するQ&A」要約解説(H20.6.24公表)
⇒金融庁「実施基準(意見書)条項」の逐条的要約(H19.2.15公表)
こちらです。⇒ http://www.ism-research.com/book/book-8.html
★「これからのIT内部統制の実践知識」テキスト本
金融庁(平成19年2月15日)、経産省(平成19年3月30日)のガイドライン公表から、
平成20年3月11日の金融庁に至るまでのJ-SOXに係る資料を要約し、
整理しました。
After J-SOXにおける業務推進テキストとしてご使用いただければと思います。
こちらです⇒ http://www.ism-research.com/book/book-5.html
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(注1)「経営戦略」、「情報戦略」の基礎知識等の今までの全てのメルマガ
バックナンバーを閲覧できるようにしました。
こちらです⇒ http://www.ism-research.com/mailmagazine/content.html
(注2)「IT経営研修コース」の全体コース体系図をご参照ください。
こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/organize20080620.pdf
(注3) 「セッションファシリテータ養成コース」を開発・販売します。
お客様との商談、戦略会議等において、的確・迅速にその成功シナリオを全員合意
のもとに創り上げていくセッション技術修得です。提案型アプローチの必要な方の
コースです。
こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-12.html
(注4) 「カスタマー・プランニング・セッション コンサルティング」を開発・販売
しました。セッションファシリテータ技術を活用し、お客様の戦略課題をコンサル
ティングします。
こちらです⇒ http://www.ism-research.com/consult/consul-3.html
(注5)「ITコンサルタント実践能力養成コース」を提供開始です。
IT経営を実現するためのコンサルティングプロセスの全てを、ケーススタディ
をもとに体得するコースです。SWOT分析、BSC分析、COBIT分析手法を
連携し、活用します。
こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-7.html
(注6)「経営戦略立案-基礎知識修得コース」を開催します。
経営戦略の考え方と経営戦略メソドロジーを全網羅的に理解する入門知識
コースです。 Hands-ONコースの前提コースにもなっています。
こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-4.html
(注7)「これからのIT内部統制の実践知識修得コース」を実施しています。
内部統制の実施フェーズでの実践テキストとして、経済産業省のIT統制ガイド
ライン、金融庁ガイドラインを自在に活用した実践的IT統制の活動ができることを
目的にしております。
こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-6.html
(注8) プレゼンテーション技術養成コース
米国議会でプレゼンテーションのパターンを作ったDr.ボブ・ボイランの
「ストーリー・ボード」を用いて、お客様の立場に立って、お互いがWin-Winを
革新できる効果的なプレゼンテーションの技術を実戦形式で修得します。
こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-11.html
(注9) ITコーディネータガイドラインV1.0対応の「ITコーディネータ試験想定
問題集」と「ITコーディネータ試験対策コース」を開発・実施しています。
問題集はこちらです ⇒ http://www.ism-research.com/book/book-3.html
研修コースはこちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-9.html
(注10)「経営戦略」の基礎知識を整理したメルマガ本で、この応用編メルマガ
の基礎知識の集大成をしました。
ISMリサーチが絵入り解説で提供していますので、まとめには最適です。
こちらです⇒ http://www.ism-research.com/book/book-1.html
(注11)「ITコーディネータ協会認定コース」をオープンコースとして東京、
神戸教室で実施します。知識ポイントは無制限対象です。
詳細は次のURLのご参照をお願いいたします。
こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-7.html
★メルマガの配信停止は次のURLをご参照ください。
こちらです⇒ http://www.mag2.com/m/0000118350.html
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(有) 情報戦略モデル研究所(ISM研)
ITコーディネータ協会認定 研修実施機関
代表 井上 正和
e-Mail:inouemas@axel.ocn.ne.jp
URL:http://www.ISM-Research.com/
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