~ITコンサルタント養成講座~
皆さん、こんにちは! 当メルマガを担当しています井上正和です。
222回からは、このメルマガで「ITコンサルの実践考察」を取り上げています。
今までは、ITコンサルタントの基礎知識を述べてきました。お伝えしてきました内容は、
皆様のビジネスに有益な情報の伝達は大きな目的としてありますが、同時に当職の勉強と仕事の準備を兼ねた知識の整理の意味もありました。時間も経ち、経験も積んできますと以前書いたメルマガが時代遅れや考慮不足な内容になっているところも見受けられます。
実際に、コンサルやワークショップ研修等の仕事で活用していますと、いろんな工夫や改善要素が見えてきます。その経験を通して感じた工夫や実践ポイントを整理して話してみようと思います。
自分の意見を出して話し、皆さんと問い掛け形式の対話が出来上がれば良いかなという想いで
進めていきます。
メルマガ「ITコンサル実践考察」の第13回です。テーマは「EVMとプロジェクトマネジメント」を取り上げます。
PMBOKの「プロジェクト・コストマネジメント」でEVMS(Earned Value Management System)という
手法が出てくるのをご存知の方も多いと思います。コストコントロールとして紹介されています。
EVMSとEVM(Earned Value Management)を最初に経産省に紹介したのは(株)プロシードという
会社です。2003年ごろのプロシードの研修で“EVMSを分かってもらうために、WBS(Work
Breakdown Structure)とネットワーク技法のPDM(Presidence Diagram Method)が
前提になるので理解させるのが大変です”と担当の講師の方が言われていたのを思い出します。
その次にEVMSに出会ったのは、2004年の電子政府プロジェクトでのEAによる最適化計画プロジ
ェクトです。私はEAプロジェクトメンバーでしたので、PMO(Project Management Office)担当するプロジェクト管理の専門会社を通してEVMという管理プロセスでの出会いました。。
PMOを通して作業を見ていますと、WBS、PDMの提出を求め、その工数コストをEVMSによって、
予算管理と進捗管理を行なっていました。EVMというのはEVMSを使ってのプロジェクト進捗管理
のことです。
EVMの作業内容を以下にあげて見ましょう。
1.Plan(計画)
EAプロジェクトの目標と範囲は定義されていましたので、まずプロジェクトグループに計画のための資料提出を依頼します。WBSによる「プロジェクトの作業分解」、「各作業のリソース工数
作成」、PDM法による「作業スケジュール作成」、「プロジェクト予算の作成」などです。
これらの提出予算と作業スケジュールを見て、PMOはプロジェクトグループとの調整を行い「予実評価の仕組み設定」、予算と作業納期を確定した「プロジェクト計画ベースライン」を作成します。
この計画をIBR(Integrated Baseline Review)、「ベースラインレビュー」によってプロジェクトの承認が行なわれ、プロジェクトのDO(実施)となります。
2.Check (評価)は、プロジェクト内では毎週ですが、PMOからは1ヵ月1回のサイクルでのレビューとなります。レビューの基準はCV(Cost Variance:コスト差異)とSV(Schedule Valiance:スケジュール差異)のプラスマイナス10%管理です。予定より進んだ場合のプラス管理も厳しくやられたのは、早く仕上げたのに申告の嘘をついているようで、変な思いをしました。
改善及び是正措置が必要な場合は、ベースラインへの変更をするフィードバックとなります。
EVMSを用いてのEVMは、EAプロジェクトでは良く機能していました。その要因はEAプロジェクト自身がRFPを提出するまでの要求定義仕様書作成の作業でしたので、参加メンバーの作業コス
トは同一でした。EVMSをプロジェクトで使用するときはここのところがキーとなります。
その後、いくつかのメーカーでEVMを実践されているのを拝見しますと、「要件定義」、「基本設計」、「詳細設計」といったプロジェクトの工程毎で活用されているようです。
賢明な活用法であると思いました。
今回はここで終わります。
次回は、IT戦略のテーマとして「IT内部統制とシステム設計」を捉えてみます。
(雑感)講座を担当している大学の秋学期が先月末から始まりました。講座は「プレゼンテーション
演習」を担当しています。専門外のようですが独立してからも非常に重用しているスキルです。
原典は米国のプレゼンテーションの天才といわれたボブ・ボイランの“ストーリー・ボード”という
プレゼンテーションストーリを使用します。
若い学生が私の講座を満杯にしてくれます。週1回の講義で、厳しく叱咤しながらの13回の講座
です。学生たちは1回ずつ手に取るように成長していきます。又その季節が来たと楽しみにして
います。 弊社の研修でも、実施していますので新入社員の方向けに如何ですか?
こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-11.html
★拙著「ITコーディネータ IT経営の最新知識」改訂版(アスキー)が9月22日発売になり
ました。
こちらです⇒ http://www.ascii.co.jp/books/books/detail/978-4-04-867382-2.shtml
------------ISMリサーチの新刊本です。-------------
★「経営戦略の基礎とメソドロジー入門」の改訂版を発売します。
平成16年に経営戦略本としてまとめました。約4年が経過し最新の情報を反映して改訂し
ました。改訂のポイントは、"初めて経営の本を読む方にも分かること"、と"最新の情報と経験を
反映すること"でした。新入社員の教育にも使えると自負しています。
こちらです。⇒ http://www.ism-research.com/book/book-1.html
★「内部統制報告制度に関するQ&A」の要約解説セット
以下の2つのガイドを整理しました。
⇒金融庁「内部統制報告制度に関するQ&A」要約解説(H20.6.24公表)
⇒金融庁「実施基準(意見書)条項」の逐条的要約(H19.2.15公表)
こちらです。⇒ http://www.ism-research.com/book/book-8.html
★「これからのIT内部統制の実践知識」テキスト本
金融庁(平成19年2月15日)、経産省(平成19年3月30日)のガイドライン公表から、
平成20年3月11日の金融庁に至るまでのJ-SOXに係る資料を要約し、
整理しました。
After J-SOXにおける業務推進テキストとしてご使用いただければと思います。
こちらです⇒ http://www.ism-research.com/book/book-5.html
----------------------------------
(注1)「経営戦略」、「情報戦略」の基礎知識等の今までの全てのメルマガ
バックナンバーを閲覧できるようにしました。
こちらです⇒ http://www.ism-research.com/mailmagazine/content.html
(注2)「IT経営研修コース」の全体コース体系図をご参照ください。
こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/organize20080620.pdf
(注3) 「セッションファシリテータ養成コース」を開発・販売します。
お客様との商談、戦略会議等において、的確・迅速にその成功シナリオを全員合意
のもとに創り上げていくセッション技術修得です。提案型アプローチの必要な方の
コースです。
こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-12.html
(注4) 「カスタマー・プランニング・セッション コンサルティング」を開発・販売
しました。セッションファシリテータ技術を活用し、お客様の戦略課題をコンサル
ティングします。
こちらです⇒ http://www.ism-research.com/consult/consul-3.html
(注5)「ITコンサルタント実践能力養成コース」を提供開始です。
IT経営を実現するためのコンサルティングプロセスの全てを、ケーススタディ
をもとに体得するコースです。SWOT分析、BSC分析、COBIT分析手法を
連携し、活用します。
こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-7.html
(注6)「経営戦略立案-基礎知識修得コース」を開催します。
経営戦略の考え方と経営戦略メソドロジーを全網羅的に理解する入門知識
コースです。 Hands-ONコースの前提コースにもなっています。
こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-4.html
(注7)「これからのIT内部統制の実践知識修得コース」を実施しています。
内部統制の実施フェーズでの実践テキストとして、経済産業省のIT統制ガイド
ライン、金融庁ガイドラインを自在に活用した実践的IT統制の活動ができることを
目的にしております。
こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-6.html
(注8) プレゼンテーション技術養成コース
米国議会でプレゼンテーションのパターンを作ったDr.ボブ・ボイランの
「ストーリー・ボード」を用いて、お客様の立場に立って、お互いがWin-Winを
革新できる効果的なプレゼンテーションの技術を実戦形式で修得します。
こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-11.html
(注9) ITコーディネータガイドラインV1.0対応の「ITコーディネータ試験想定
問題集」と「ITコーディネータ試験対策コース」を開発・実施しています。
問題集はこちらです ⇒ http://www.ism-research.com/book/book-3.html
研修コースはこちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-9.html
(注10)「経営戦略」の基礎知識を整理したメルマガ本で、この応用編メルマガ
の基礎知識の集大成をしました。
ISMリサーチが絵入り解説で提供していますので、まとめには最適です。
こちらです⇒ http://www.ism-research.com/book/book-1.html
(注11)「ITコーディネータ協会認定コース」をオープンコースとして東京、
神戸教室で実施します。知識ポイントは無制限対象です。
詳細は次のURLのご参照をお願いいたします。
こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-7.html
★メルマガの配信停止は次のURLをご参照ください。
こちらです⇒ http://www.mag2.com/m/0000118350.html
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(有) 情報戦略モデル研究所(ISM研)
ITコーディネータ協会認定 研修実施機関
代表 井上 正和
e-Mail:inouemas@axel.ocn.ne.jp
URL:http://www.ISM-Research.com/
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