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  • 第240回 「IT 成熟度の作り方」

    ~ITコンサルタント養成講座~


    第240回 「IT 成熟度の作り方」

    皆さん、こんにちは! 当メルマガを担当しています井上正和です。
    222回からは、このメルマガで「IT コンサルの実践考察」を取り上げています。
    今までは、IT コンサルタントの基礎知識を述べてきました。お伝えしてきました内容は、
    皆様のビジネスに有益な情報の伝達は大きな目的としてありますが、同時に当職の勉強と仕事の
    準備を兼ねた知識の整理の意味もありました。時間も経ち、経験も積んできますと以前書いたメル
    マガが時代遅れや考慮不足な内容になっているところも見受けられます。
    実際に、コンサルやワークショップ研修等の仕事で活用していますと、いろんな工夫や改善要素が
    見えてきます。その経験を通して感じた工夫や実践ポイントを整理して話してみようと思います。
    自分の意見を出し、皆さんと問い掛け形式の対話が出来上がれば良いかなという想いで
    進めていきます。

    メルマガ「IT コンサル実践考察」の第17回です。テーマは「IT 成熟度の作り方」を取り上げます。
    IT 成熟度はCOBIT で34 のIT プロセスに対して6 つの成熟度属性の視点をもとに定義されて
    います。34 個のIT プロセスに対して6 段階の成熟度が定義され、各IT プロセスはコントロール目
    標が当該プロセスの成果物目標として設定されています。
    初めて、IT 成熟度測定をしようとされる方は戸惑いますね!今日はこの成熟度定義の進め方と成
    熟度向上対策の作り方をテーマとします。当職の方法論です。

    最初に、この分析で認識しておかなければならないことは、2 つの側面があることです。
    1 つは、成果物目標としてのIT コントロール目標。もう一つは、成熟度を向上するための成熟度属
    性の向上対策です。
    成熟度属性の観点から話を進めようと思います。各IT プロセスの成熟度定義は、成熟度属性を元
    に記述されているということは、その視点の順序で成熟度の記述がなされていることを気づかれて
    いましたか?
    つまり、成熟度属性の視点である「①認知および周知」、「②ポリシー、標準および手続き」、「③ツ
    ールと自動化」、「④スキルと専門知識」、「⑤実行責任および説明責任」、「⑥達成目標の設定お
    よび成果測定」の順序でIT プロセスの成熟度記述がなされています。

    そうしますと、IT 成熟度対策を作成するステップは、
    ステップ1:改善したい対象のIT プロセスで目標とする成熟度レベルの記述を成熟度属性の順序
    に従って整理する。
    ステップ2:成熟度属性に対する現在の成熟度状況を記述する。
    ステップ3:成熟度属性の順に目標成熟度と現在の成熟度記述を対比し、目標の成熟度記述には
    あるが、現在の成熟度記述にはない差分を抽出する。
    ステップ4:ステップ3での差分を成熟度対策として記述する
    ステップ5:ステップ4の対策に漏れがないかをIT コントロール目標によって検証する
    以上の5つのステップになります。

    成熟度対策は、IT 化対策を作成しているのではないのですが、現実にはIT 化されていないため
    に業務遂行上の問題を起こしている状況が出てきます。
    これは、成熟度が現場の業務遂行能力を取り上げているからです。
    IT 戦略は経営戦略に基づくIT 化でトップダウン施策になりますが、成熟度で発生するIT 化施策
    はボトムアップの施策になります。
    IT 化施策も2 種類の施策として捉えることが必要でしょう。

    今回はここで終わります。
    申し訳ありませんが、来週11 日と18 日の2 週間は休刊にします。
    次回は、IT 戦略のテーマとして「IT 統制におけるシステム化要件」を捉えてみます。


    (雑感)先週は日本を代表するある大手のIT ベンダーで定期研修をやりました。
    もう、開始して4 年目になる定番コースです。課長さんになられる前のベテラン主任さんが
    対象です。教えています内容は、弊社の「ITコンサルタント実践能力養成コース」(3 日間)
    です。マクロ環境の把握の仕方とSWOT、BSC、COBIT の活用を、ケースを用いて戦略分析
    からIT システム提案までに連携したワークショップです。
    バラバラで活用しているとよくわかりませんが、何回やっても、この3 つの手法は経営戦略、
    経営施策、IT 化施策を作成するデファクトスタンダードと思います。
    研修部長が、“ケースを通して体験できるコースはこのコースだけ”と言っていただけました。
    受講生とも飲み会があり、大いに盛り上がりました。
    こちらのコースです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-7.htm


    【弊社研修コース】
    (注1)「経営戦略」、「IT 戦略」の基礎知識等の今までの全てのメルマガ
    バックナンバーを閲覧できるようにしました。
    こちらです⇒ http://www.ism-research.com/mailmagazine/content.htm
    (注2)「IT 経営研修コース」の全体コース体系図をご参照ください。
    こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/organize20081016.pdf
    (注3) IT コーディネータガイドラインV1.0 対応の「IT コーディネータ試験想定
    問題集」と「IT コーディネータ試験対策コース」を開発・実施しています。
    問題集はこちらです ⇒ http://www.ism-research.com/book/book-3.htm
    研修コースはこちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-9.htm
    (注4) 「セッションファシリテータ養成コース」を開発・販売します。
    お客様との商談、戦略会議等において、的確・迅速にその成功シナリオを全員合意
    のもとに創り上げていくセッション技術修得です。提案型アプローチの必要な方の
    コースです。
    こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-12.htm
    (注5) 「カスタマー・プランニング・セッション コンサルティング」を開発・販売
    しました。セッションファシリテータ技術を活用し、お客様の戦略課題をコンサル
    ティングします。
    こちらです⇒ http://www.ism-research.com/consal/consal-3.htm
    (注6)「IT コンサルタント実践能力養成コース」を提供開始です。
    IT 経営を実現するためのコンサルティングプロセスの全てを、ケーススタディ
    をもとに体得するコースです。SWOT 分析、BSC 分析、COBIT 分析手法を
    連携し、活用します。
    こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-7.htm
    (注7)「経営戦略立案-基礎知識修得コース」を開催します。
    経営戦略の考え方と経営戦略メソドロジーを全網羅的に理解する入門知識
    コースです。 Hands-ON コースの前提コースにもなっています。
    こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-4.htm
    (注8)「これからのIT内部統制の実践知識修得コース」を実施しています。
    内部統制の実施フェーズでの実践テキストとして、経済産業省のIT 統制ガイド
    ライン、金融庁ガイドラインを自在に活用した実践的IT 統制の活動ができることを
    目的にしております。
    こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-6.htm
    (注9) プレゼンテーション技術養成コース
    米国議会でプレゼンテーションのパターンを作ったDr.ボブ・ボイランの
    「ストーリー・ボード」を用いて、お客様の立場に立って、お互いがWin-Win を
    革新できる効果的なプレゼンテーションの技術を実戦形式で修得します。
    こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-11.htm
    (注10)「IT コーディネータ協会認定コース」をオープンコースとして東京、
    神戸教室で実施します。
    教室案内はこちらです⇒ http://www.ism-research.com/school.htm

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    こちらです⇒ http://www.mag2.com/m/0000118350.html


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             (有) 情報戦略モデル研究所(ISM研)
           IT コーディネータ協会認定 研修実施機関
                           代表 井上 正和
              e-Mail:inouemas@axel.ocn.ne.jp
            URL:http://www.ISM-Research.com/
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