~ITコンサルタント養成講座~
皆さん、こんにちは! 当メルマガを担当しています井上正和です。
222回からは、このメルマガで「ITコンサルの実践考察」を取り上げています。
今までは、ITコンサルタントの基礎知識を述べてきました。お伝えしてきました内容は、皆様のビジネスに有益な情報の伝達は大きな目的としてありますが、同時に当職の勉強と仕事の準備を兼ねた知識の整理の意味もありました。時間も経ち、経験も積んできますと以前書いたメルマガが時代遅れや考慮不足な内容になっているところも見受けられます。
実際に、コンサルやワークショップ研修等の仕事で活用していますと、いろんな工夫や改善要素が見えてきます。その経験を通して感じた工夫や実践ポイントを整理して話してみようと思います。
自分の意見を出して話し、皆さんと問い掛け形式の対話が出来上がれば良いかなという想いで
進めていきます。
メルマガ「ITコンサル実践考察」の第8回です。テーマは、「IT戦略の影響要素」を取り上げます。
ITガバナンスにおいてIT戦略を策定する基本データは「経営戦略企画書」により選定されたIT化プロセス領域でした。IT戦略はこの対象プロセスを“将来の経営ビジョンに沿ってあるべきビジネスプロセスとするか”です。そのために、外部環境要因と内部環境要因が関係してきます。
この環境要因が最近大きく変化してきていますので、今日はその全体観をテーマとして取り上げます。
外部環境要因といえば、以前は言語やIT機器・インフラの先進性を考慮しておけば十分でした。
一昨年、本番稼働した八千代信金の勘定系システム構築などは、言語としてJAVAを活用し、高性能サーバー導入を組み合わせ効率的なシステムを構築し、話題となりました。
現在は、この外部環境要因にIT経営リスクが深く影響をしてきます。ISMSや個人情報保護に係るセキュリティ整備は当然のことになってきましたし、J-SOX法やBCP(Business Continuity Plan)も加味せざるを得なくなっています。
ISMSは、情報の機密性、完全性、可用性を担保するためのIT環境の整備ですし、個人情報保護は、個人情報漏洩防止を目的としたIT環境の整備です。
また、J-SOX法は、信頼性のある会計情報の収集し財務報告の信頼性を確保するIT統制のプロセス作りです。同様に、BCPも重要事業の中核業務の継続遂行を確保するプロセス改革です。
外部環境要因がビジネスプロセスと直結するようになって来ました。
一方、内部環境要因とは、現状のビジネスプロセスの経営戦略で要求される戦略機能要件に対する課題要件でした。戦略機能要件を備えたあるべきビジネスプロセスと現状のプロセスとのギャップ対策がIT戦略でした。
ビジネスプロセス改革テーマとIT環境整備テーマがIT戦略として具備すべき必須要件となります。
この「ビジネスプロセス改革テーマ」に対して、最近騒がれているテーマが“BPM(Business Process Management)”です。基本の手法としては、DFD(Data Flow Diagram)や情報モデルとしてのUML(Unified Model Language)です。ジェネリックモデルとしてこのアーキテクチャは公表されました。
プロセスの設計のアーキテクチャとしては、電子政府の最適化設計モデルとして作成された
EA(Enterprise Architecture)がこのジェネリックモデルの進化形です。
また、SCOR(Supply Chain Operations Reference-model)によるサプライチェーン構造化設計アーキテクチャがBPMに採用されています。
ツールとしては、ARIS(IDSシェア社)、SAVVION(SAVVION社)などがあり、
言語としては日揮情報システムを解して提供されているBPMN(Business Process Modeling Notation)などがあります。
「IT環境整備テーマ」は、ITプロセス(計画、調達、実装、運用)とITインフラ整備です。
この分野のガイドラインとしてはCOBIT4.0が基本にあります。その適用対象分野として、IT内部統制では経産省の「システム管理基準 追補版」、BCPでは「事業継続計画策定ガイドライン」等、ISMSでは「ISO27000s」があります。
この数年で、IT戦略を策定するにも多くの要因が絡んでくるようになりました。
これから、それぞれの影響要因を概説し、対話していきたいと思います。
今回はここで終わります。
次回は、IT戦略のテーマとして「ITアーキテクチャ技法と情報モデル」を捉えてみます。
(雑感)先週、金融庁と経産省の内部統制ガイドラインを使いこなすための「IT内部統制の実践
知識入門コース」をある研修機関で実施してきました。担当者とは、“今の時期は、集客は難しい
かもしれませんね。”という話をしていたのですが、それなりの受講生が集まりました。
どういう方々が集まられたかというと、大手企業で内部統制の整備は終わった方とIDC(Intenet
Data Center)関連の方です。大手企業は、“米国版内部統制で整備(政府のガイドライン発行
が遅かったので、米国版で実施したところは多い)したので大変。J-SOX法ではどこまでやれば
良いのかを知りたい。”
IDCの方は、“上場企業のシステムを請け負っているが、SLA/SLMで何処まで対応しておけば
良いのかを知りたい。”に集約されました。
今年6月24日、金融庁から“内部統制報告制度のQ&A”が公表されました。金融庁と経産省の
内部統制ガイドラインを理解していれば、J-SOX法対応はそれほど難しくも無く、お金もそれぼど
かからないはずです。ようやく、定常業務に組み込まれた内部統制がスタートし始めたように感じ
ました。
----After J-SOXの必携の基礎資料解説本です。---------
★「これからのIT内部統制の実践知識」テキスト本
金融庁(平成19年2月15日)、経産省(平成19年3月30日)のガイドライン公表から、
平成20年3月11日の金融庁に至るまでのJ-SOXに係る資料を要約し、
整理しました。
After J-SOXにおける業務推進テキストとしてご使用いただければと思います。
こちらです⇒ http://www.ism-research.com/book/book-5.html
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(注1)「経営戦略」、「情報戦略」の基礎知識等の今までの全てのメルマガバック
ナンバーを閲覧できるようにしました。
こちらです⇒ http://www.ism-research.com/mailmagazine/content.html
(注2)「IT経営研修コース」の全体コース体系図をご参照ください。
こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/organize20080620.pdf
(注3) 「セッションファシリテータ養成コース」を開発・販売します。
お客様との商談、戦略会議等において、的確・迅速にその成功シナリオを全員合意
のもとに創り上げていくセッション技術修得です。提案型アプローチの必要な方の
コースです。
こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-12.html
(注4) 「カスタマー・プランニング・セッション コンサルティング」を開発・販売
します。セッションファシリテータ技術を活用し、お客様の戦略課題をコンサル
ティングします。
こちらです⇒ http://www.ism-research.com/consult/consul-3.html
(注5)「ITコンサルタント実践能力養成コース」を提供開始です。
IT経営を実現するためのコンサルティングプロセスの全てを、ケーススタディを
もとに体得するコースです。SWOT分析、BSC分析、COBIT分析手法を連携し、
活用します。
こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-7.html
(注6)「経営戦略立案-基礎知識修得コース」を開催します。
経営戦略の考え方と経営戦略メソドロジーを全網羅的に理解する入門知識
コースです。 Hands-ONコースの前提コースにもなっています。
こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-4.html
(注7)「これからのIT内部統制の実践知識修得コース」を実施しています。
内部統制の実施フェーズでの実践テキストとして、経済産業省のIT統制ガイド
ライン、金融庁ガイドラインを自在に活用した実践的IT統制の活動ができることを
目的にしております。
こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-6.html
(注8) プレゼンテーション技術養成コース
米国議会でプレゼンテーションのパターンを作ったDr.ボブ・ボイランの
「ストーリー・ボード」を用いて、お客様の立場に立って、お互いがWin-Winを
革新できる効果的なプレゼンテーションの技術を実戦形式で修得します。
こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-11.html
(注9) ITコーディネータガイドラインV1.0対応の「ITコーディネータ試験想定
問題集」と「ITコーディネータ試験対策コース」を開発・実施しています。
問題集はこちらです ⇒ http://www.ism-research.com/book/book-3.html
研修コースはこちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-9.html
(注10)「経営戦略」の基礎知識を整理したメルマガ本で、この応用編メルマガの
基礎知識の集大成をしました。
ISMリサーチが絵入り解説で提供していますので、まとめには最適です。
こちらです⇒ http://www.ism-research.com/book/book-1.html
(注11)「ITコーディネータ協会認定コース」をオープンコースとして東京、
神戸教室で実施します。知識ポイントは無制限対象です。
詳細は次のURLのご参照をお願いいたします。
こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-7.html
★メルマガの配信停止は次のURLをご参照ください。
こちらです⇒ http://www.mag2.com/m/0000118350.html
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(有) 情報戦略モデル研究所(ISM研)
ITコーディネータ協会認定 研修実施機関
代表 井上 正和
e-Mail:inouemas@axel.ocn.ne.jp
URL:http://www.ISM-Research.com/
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