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  • 第234回 「要求定義とITCプロセス」

    ~ITコンサルタント養成講座~


    皆さん、こんにちは! 当メルマガを担当しています井上正和です。
    222回からは、このメルマガで「ITコンサルの実践考察」を取り上げています。
    今までは、ITコンサルタントの基礎知識を述べてきました。お伝えしてきました内容は、皆様のビジネスに有益な情報の伝達は大きな目的としてありますが、同時に当職の勉強と仕事の準備を兼ねた知識の整理の意味もありました。時間も経ち、経験も積んできますと以前書いたメルマガが時代遅れや考慮不足な内容になっているところも見受けられます。
    実際に、コンサルやワークショップ研修等の仕事で活用していますと、いろんな工夫や改善要素が見えてきます。その経験を通して感じた工夫や実践ポイントを整理して話してみようと思います。
    自分の意見を出して話し、皆さんと問い掛け形式の対話が出来上がれば良いかなという想いで
    進めていきます。

    メルマガ「ITコンサル実践考察」の第11回です。テーマは「要求定義とITCプロセス」を取り上げ
    ます。
    私は、ITコーディネータ制度が出来て、第1号のグループで資格取得しました。
    受験した動機は、ITCプロセスガイドラインで提示された経営戦略からITの構築・運用を一貫して統治するITガバナンスの考え方に感激したからです。
    ただ、最近になって要求定義の勉強を始めました。その勉強を通して感じますことは、ITCプロセスガイドラインだけでは“経営とITの橋渡しは無理ではないか?”と思い始めました。
    “業務プロセス構築”の分野に対するガイドラインが弱い気がします。ITを活用して経営戦略のための業務プロセス作りが出来て始めて“経営とITの橋渡しではないか?”と思っています。
    従来、アプリケーションシステムの構築に係る要件定義、基本設計、詳細設計、開発・テスト、移行と進む各フェーズの中で、特に“要件定義”、“基本設計”のフェーズは属人的な要素が色濃く残っていました。結局、“ユーザー任せ、またはベンダー任せ”になっていました。
    ITCプロセスもその時代を反映してその部分と経営とITのつなぎに関する標準化されたアプローチガイドが抜けているのです。
    要求定義の観点から、補完が必要と思われる部分を列挙してみましょう。

    経営戦略フェーズにおいて、一般的にはBSCの内部業務プロセスの視点で導き出される戦略目標としてのIT領域戦略課題から要求定義はスタートします。
    1.戦略目標としてのIT領域戦略課題はCOBITでいう「ビジネス達成目標」になります。
    要求定義としてのIT領域戦略課題の記述です。
    2.COBITの情報要請規準に基づいて、ビジネス要求をIT化目標に変換する記述でCOBITでは
    「IT達成目標」として定義しています。構築するシステムは何を目的に構築するのかを定義し
    ますので、DFDでいうコンテキストダイアグラムに相当した定義が必要です。
    3.IT達成目標が決まって、エンタープライズを構成する要素の関係を定義する記述。ジェネリックモデルのビジネスプロセスモデルのレベル0の記述です。この分野は事業間や企業間のデータフローと業務ルールを定義が必要です。
    4.この後は、ビジネスプロセスモデルのレベル1,2の要件定義でよく活用している記述分野です。
    ただ、DFDには業務ルールの記述がありません。このルール記述の追加が必要と思われます。
    理由は、業務処理を分割していきますと「受付処理」、「更新処理」、「出力処理」等の各業務処理で似たような処理が出てきます。これらの処理は業務ルールを外出しで設計することでより簡易なモジュール構造になるからです。その例は、電子政府のエンタープライズアーキテクチャの
    EEM(Entity Event Matrix)にその例を見ることが出来ます。
    この分野の定義も必要です。
    ITCプロセスガイドラインもこの分野の記述を加えたほうが良いような気がしています。

    今回はここで終わります。
    次回は、IT戦略のテーマとして「サプライチェーンとDFD」を捉えてみます。


    (雑感)9月23日は「彼岸の中日」。彼岸は春分の日と秋分の日の前3日と後3日の間の
    7日間(春・秋分も含み)。春分(秋分)の3日前の日を「彼岸の入り」と言い、3日後を
    「彼岸の明け」と言います。春分・秋分は、その中間に位置しますので、「彼岸の中日」と
    呼ばれます。
    昔から、彼岸には先祖の霊を敬い墓参りをする風習があります。この時期には「彼岸会」
    という仏教の法会が開かれ、これが現在の「彼岸」の由来となります。
    最初に行われた彼岸会は大同元年(AD806年) に平城天皇が霊を鎮めるために行ったと
    言われております。(こよみのページより)
    さて、
    平成20年6月24日、金融庁は"「内部統制報告制度のQ&A」(追加Q&A)について"を発表
    しました。監査人や経営者からの質問に応え、67件のQ&Aを内部統制のカテゴリー毎にまとめ
    ました。将に、「AFTER J-SOX」運用に関する指針というべきものです。
    実施年度までに発生した数々の具体的な事例を「実施基準」に照らし合わせて回答しています。
    今回発売の本テキストでは、下記の2点を要約・整理し提供します。
    ★金融庁「内部統制報告制度に関するQ&A」要約解説
    ★金融庁「実施基準(意見書)条項」の逐条的要約
    こちらです。⇒ http://www.ism-research.com/book/book-8.html


    ----After J-SOXの必携の基礎資料解説本です。---------
    ★「これからのIT内部統制の実践知識」テキスト本
    金融庁(平成19年2月15日)、経産省(平成19年3月30日)のガイドライン公表から、
    平成20年3月11日の金融庁に至るまでのJ-SOXに係る資料を要約し、
    整理しました。
    After J-SOXにおける業務推進テキストとしてご使用いただければと思います。
    こちらです⇒ http://www.ism-research.com/book/book-5.html
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    (注1)「経営戦略」、「情報戦略」の基礎知識等の今までの全てのメルマガ
    バックナンバーを閲覧できるようにしました。
    こちらです⇒ http://www.ism-research.com/mailmagazine/content.html
    (注2)「IT経営研修コース」の全体コース体系図をご参照ください。
    こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/organize20080620.pdf
    (注3) 「セッションファシリテータ養成コース」を開発・販売します。
    お客様との商談、戦略会議等において、的確・迅速にその成功シナリオを全員合意
    のもとに創り上げていくセッション技術修得です。提案型アプローチの必要な方の
    コースです。
    こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-12.html
    (注4) 「カスタマー・プランニング・セッション コンサルティング」を開発・販売
    します。セッションファシリテータ技術を活用し、お客様の戦略課題をコンサル
    ティングします。
    こちらです⇒ http://www.ism-research.com/consult/consul-3.html
    (注5)「ITコンサルタント実践能力養成コース」を提供開始です。
    IT経営を実現するためのコンサルティングプロセスの全てを、ケーススタディ
    をもとに体得するコースです。SWOT分析、BSC分析、COBIT分析手法を
    連携し、活用します。
    こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-7.html
    (注6)「経営戦略立案-基礎知識修得コース」を開催します。
    経営戦略の考え方と経営戦略メソドロジーを全網羅的に理解する入門知識
    コースです。 Hands-ONコースの前提コースにもなっています。
    こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-4.html
    (注7)「これからのIT内部統制の実践知識修得コース」を実施しています。
    内部統制の実施フェーズでの実践テキストとして、経済産業省のIT統制ガイド
    ライン、金融庁ガイドラインを自在に活用した実践的IT統制の活動ができることを
    目的にしております。
    こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-6.html
    (注8) プレゼンテーション技術養成コース
    米国議会でプレゼンテーションのパターンを作ったDr.ボブ・ボイランの
    「ストーリー・ボード」を用いて、お客様の立場に立って、お互いがWin-Winを
    革新できる効果的なプレゼンテーションの技術を実戦形式で修得します。
    こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-11.html
    (注9) ITコーディネータガイドラインV1.0対応の「ITコーディネータ試験想定
    問題集」と「ITコーディネータ試験対策コース」を開発・実施しています。
    問題集はこちらです ⇒ http://www.ism-research.com/book/book-3.html
    研修コースはこちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-9.html
    (注10)「経営戦略」の基礎知識を整理したメルマガ本で、この応用編メルマガ
    の基礎知識の集大成をしました。
    ISMリサーチが絵入り解説で提供していますので、まとめには最適です。
    こちらです⇒ http://www.ism-research.com/book/book-1.html
    (注11)「ITコーディネータ協会認定コース」をオープンコースとして東京、
    神戸教室で実施します。知識ポイントは無制限対象です。
    詳細は次のURLのご参照をお願いいたします。
    こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-7.html
    ★メルマガの配信停止は次のURLをご参照ください。
    こちらです⇒ http://www.mag2.com/m/0000118350.html


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    (有) 情報戦略モデル研究所(ISM研)
    ITコーディネータ協会認定 研修実施機関
    代表 井上 正和
    e-Mail:inouemas@axel.ocn.ne.jp
    URL:http://www.ISM-Research.com/
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