~ITコンサルタント養成講座~
第243回 「SWOT-BSC-COBITの関係(その2)」
皆さん、こんにちは! 当メルマガを担当しています井上正和です。
222回からは、このメルマガで「ITコンサルの実践考察」を取り上げています。
今までは、ITコンサルタントの基礎知識を述べてきました。お伝えしてきました内容は、
皆様のビジネスに有益な情報の伝達は大きな目的としてありますが、同時に当職の
勉強と仕事の準備を兼ねた知識の整理の意味もありました。
時間も経ち、経験も積んできますと以前書いたメルマガが時代遅れや考慮不足な内容
になっているところも見受けられます。
実際に、コンサルやワークショップ研修等の仕事で活用していますと、いろんな工夫や
改善要素が見えてきます。その経験を通して感じた工夫や実践ポイントを整理して話して
みようと思います。
自分の意見を出し、皆さんと問い掛け形式の対話が出来上がれば良いかなという想いで
進めていきます。
メルマガ「ITコンサル実践考察」の第20回です。
テーマは「SWOTのCSFとBSC戦略目標の関係」を取り上げます。
SWOT分析は経緯ビジョンや事業ビジョンの作成を支援する手法として有効です。
一方、BSCは経営(事業)施策の手順を追って作成する(戦略目標)手法として有名です。
しかし、両方を有効に連携して活用されているところは、あまり見かけていません。
理由は、全く異なる手法なので連携できないと頭から思われているところもあります。
両手法の連携のキーには、SWOTにおける“CSF”とBSCにおける“戦略目標”の位置づけが明確にされていないところがあります。
SWOT分析のCSFから述べていきます。
CSFは“重要成功要因”といわれるように、事業を成功させる要件ですから“・・・のスキルを有していること”、“・・・の仕組みがあること”といった事業成功の要因、すなわち「必要な状態」を捉えます。事業施策はこのCSFに対する実施方策となります。
したがって、CSFは3年後の経営(事業)ビジョンを目標におきますと、現在から1年目、2年目あるいは3年目の成功のマイルストーン(中間目標)に位置づけられることになります。
BSCにも戦略マップという戦略目標を4つの視点で関係付けた戦略ステップがあります。
BSCの4つの視点である「財務の視点」、「顧客の視点」、「内部業務プロセスの視点」、「学習と成長の視点」は従属関係にあるのですから、言い換えますと一番下位の「学習と成長の視点」から時系列に戦略目標を関係付けた図となっています。
戦略目標というのは、「財務の視点」で設定した経営(事業)ビジョンの目標である「売上」や「利益」に対するあるべき要件ですので、4つの視点での「達成状態」を表すことになります。
ここで、気づきますのは、SWOT分析での「CSF」とBSCでの「戦略目標」は同じ内容を表しているということです。
SWOT分析との違いは、事業ビジョン作りですので、事業ドメインをCSFを考慮しながら定義することです。「事業目標」、「顧客」、「顧客ニーズ」、「コンピタンス(商品やサービス)」がドメインでは定義され方向付けられます。
BSCでは、このドメインの定義の基で4つのステップの戦略目標が定義されます。
“SWOT分析のCSFを再検証していることになりませんか?”
私はそう考えています。皆さんのお考えがあれば投稿いただければと思います。
こちらです⇒ inouemas@axel.ocn.ne.jp
今回はここで終わります。
次回は、「SWOT-BSC-COBITの関係」のその3として、「BSC戦略目標とCOBIT情報要請規準の関係」を捉えてみます。
(雑感)先週、あるお客様で提案型営業育成のためのOJT研修第2弾を実施してきました。
第1弾は「経営戦略立案の基礎知識研修」、第2弾は事業計画原案作成を兼ねたOJT研修です。
目的は、提案型営業の育成を実践を兼ねてやろうということです。ITが経営システムに組み込まれエンタープライスシステムとしての提案が必要になってきています。提案の相手は顧客の企業トップになります。経営のことが分からないと相手にされなくなってきているのです。
SWOT分析とBSC分析を中心に、外部/内部環境要因の捉え方、グルーピング化、CSFの発想手順、経営方針の下での重点施策対応の成熟度施策の作り方、モニタリング指標化 など、全て顧客トップに対する提案要件発想法を実践をかねて作りました。
喧々諤々の議論の中で、同一意識をもてたことも有益な成果であったとも思えました。
【弊社研修コース】
(注1)「経営戦略」、「IT戦略」の基礎知識等の今までの全てのメルマガ
バックナンバーを閲覧できるようにしました。
こちらです⇒ http://www.ism-research.com/mailmagazine/content.htm
(注2)「IT経営研修コース」の全体コース体系図をご参照ください。
こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/organize20081016.pdf
(注3) ITコーディネータガイドラインV1.0対応の「ITコーディネータ試験想定
問題集」と「ITコーディネータ試験対策コース」を開発・実施しています。
問題集はこちらです ⇒ http://www.ism-research.com/book/book-3.htm
研修コースはこちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-9.htm
(注4) 「セッションファシリテータ養成コース」を開発・販売します。
お客様との商談、戦略会議等において、的確・迅速にその成功シナリオを全員合意
のもとに創り上げていくセッション技術修得です。提案型アプローチの必要な方の
コースです。
こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-12.htm
(注5) 「カスタマー・プランニング・セッション コンサルティング」を開発・販売
しました。セッションファシリテータ技術を活用し、お客様の戦略課題をコンサル
ティングします。
こちらです⇒ http://www.ism-research.com/consal/consal-3.htm
(注6)「ITコンサルタント実践能力養成コース」を提供開始です。
IT経営を実現するためのコンサルティングプロセスの全てを、ケーススタディ
をもとに体得するコースです。SWOT分析、BSC分析、COBIT分析手法を
連携し、活用します。
こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-7.htm
(注7)「経営戦略立案-基礎知識修得コース」を開催します。
経営戦略の考え方と経営戦略メソドロジーを全網羅的に理解する入門知識
コースです。 Hands-ONコースの前提コースにもなっています。
こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-4.htm
(注8)「これからのIT内部統制の実践知識修得コース」を実施しています。
内部統制の実施フェーズでの実践テキストとして、経済産業省のIT統制ガイド
ライン、金融庁ガイドラインを自在に活用した実践的IT統制の活動ができることを
目的にしております。
こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-6.htm
(注9) プレゼンテーション技術養成コース
米国議会でプレゼンテーションのパターンを作ったDr.ボブ・ボイランの
「ストーリー・ボード」を用いて、お客様の立場に立って、お互いがWin-Winを
革新できる効果的なプレゼンテーションの技術を実戦形式で修得します。
こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-11.htm
(注10)「ITコーディネータ協会認定コース」をオープンコースとして東京、
神戸教室で実施します。
教室案内はこちらです⇒ http://www.ism-research.com/school.htm
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(有) 情報戦略モデル研究所(ISM研)
ITコーディネータ協会認定 研修実施機関
代表 井上 正和
e-Mail:inouemas@axel.ocn.ne.jp
URL:http://www.ISM-Research.com/
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