~ITコンサルタント養成講座~
皆さん、こんにちは! 当メルマガを担当しています井上正和です。
222回からは、このメルマガで「ITコンサルの実践考察」を取り上げています。
今までは、ITコンサルタントの基礎知識を述べてきました。お伝えしてきました内容は、皆様のビジネスに有益な情報の伝達は大きな目的としてありますが、同時に当職の勉強と仕事の準備を兼ねた知識の整理の意味もありました。時間も経ち、経験も積んできますと以前書いたメルマガが時代遅れや考慮不足な内容になっているところも見受けられます。
実際に、コンサルやワークショップ研修等の仕事で活用していますと、いろんな工夫や改善要素が見えてきます。その経験を通して感じた工夫や実践ポイントを整理して話してみようと思います。
自分の意見を出して話し、皆さんと問い掛け形式の対話が出来上がれば良いかなという想いで
進めていきます。
メルマガ「ITコンサル実践考察」の第4回です。テーマは、「経営目標と経営成熟度」を取り上げます。
前回、優先度の高いCSF(Critical Success Factor:重要成功要因)を経営方針として選択すると申し上げました。
経営ビジョンが一般に3年後のあるべき姿としますと、この経営方針に基づいた経営目標もあるべき目標ですので、かなり現在の目標より高い目標が掲げられることになります。
当然、新しい組織や業務プロセス、新しい知識の導入が必要になってきます。ここに成熟度のテーマが出てきます。
あるトップメーカーA社では、社長の出した指示が1日で全社に行き亘るそうです。同業種で2位のメーカーでは、全社に行き亘るのに1週間は掛かるとおっしゃっていました。成熟度の違いです。
この2社の組織レベルの違いは、成熟度のレベルの差と考えて良いでしょう。
経営成熟度レベル3は、「標準プロセス」を持ち、「文書化」がなされ、「周知」のための仕組みが出来ている状態をいいました。
また、レベル4は、レベル3に加えて「モニタリング」による検証と是正報告の仕組みがあり、標準プロセスに対するPDCAが出来上がっている状態でした。
両社をこのレベルの観点で見てみましょう。
A社もB社も社員に周知させる仕組みを有していますので、レベル3の状態は出来ているようです。しかし、B社は社員の周知に1週間を有していますので、標準プロセスが出来上がっているとはいえないかもしれません。“レベル2.5?”辺りかもしれません。
一方、A社は1日で伝わります。標準プロセスに加え、是正のプロセスによって周知レベルが向上していると想像できます。
成熟度レベルで言うと、“レベル4.0UP”と考えて良いと思います。
話を経営目標との関係で考えてみましょう。
以前、キャノンの元会長である御手洗氏が、“短期の経営目標を10%以上に設定すると、非常に不安で現場に何度も足を運んで達成可能かを確かめた。”とおっしゃっています。デルが日本市場でPCでトップシェアを確保するのに、2002年から3年をかけています。売上は3年後で1.5倍ですので、御手洗氏の感覚と似通っています。
経営目標は、通常去年より今年が上位に設定されますが、一般的に要員はその増加分増強できることは少ない場合が多いです。そうすると、業務プロセスの改善・改革を図り、少人数で各要員の能力の向上と業務効率化を図ります。つまり、成熟度向上を図るということです。
通常、現行事業というのは、競合他社を有しています。相手の市場を凌駕することが必要になります。同業他社に対して打ち克つためには競争優位に立つた業務プロセスと組織能力としての成熟度をもつことが必要になります。
成熟度を高め、同業者を凌駕する短期目標としての経営目標は、1年間で売上10%アップは精一杯であろうということでしょう。
今回はここで終わります。
次回は、「経営戦略論とSWOT/BSC」を取り上げます。
★ご意見のある方は、こちらへメールください。
⇒ inouemas@axel.ocn.ne.jp
(雑感)最近、After J-SOXの動きが盛んになってきています。
儲かる内部統制へ!が基本の流れのようです。
"時間も無いため、監査人の指導の基に3点セットを作成してきたが、金ばかりかかり監査人の
ための資料を作っているに過ぎない。"が大半の意見のようです。
これからは、"政府がガイドラインを出しているのだし、そのガイドラインをもとに、少しずつ改善を
図っていくこと。"が主流の考え方になってきています。
金融庁(平成19年2月15日)の「実施基準」、経産省(3月30日)の「システム管理基準 追補
版」ガイドライン公表から、平成20年3月11日の金融庁の「内部統制報告制度に関する11の
誤解」に至るまで数多くのJ-SOXに係る資料が公表されました。金融庁、経産省だけでなく、
公認会計士協会やシステム監査学会等盛りだくさんです。
当メルマガでも、ガイドラインの追加改訂ごとにメルマガ資料をまとめてきましたので若干バラ
バラの感が出てきました。全てをまとめ要約し、整理しました。
After J-SOXにおける業務推進テキストとしてご使用いただければと思います。
こちらです⇒ http://www.ism-research.com/book-5.html
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★「セッションファシリテータ養成コース」
顧客との戦略・計画会議をコーディネート出来るスキルを修得するコースです。
こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-12.html
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(注1)「経営戦略」、「情報戦略」の基礎知識等の今までの全てのメルマガバック
ナンバーを閲覧できるようにしました。
こちらです⇒ http://www.ism-research.com/mailmagazine/content.html
(注2)「IT経営研修コース」の全体コース体系図をご参照ください。
こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/organize20080620.pdf
(注3) 「セッションファシリテータ養成コース」を開発・販売します。
お客様との商談、戦略会議等において、的確・迅速にその成功シナリオを全員合意のもとに
創り上げていくセッション技術修得のコースです。提案型営業系の方のコースです。
こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-12.html
(注4) 「カスタマー・プランニング・セッション コンサルティング」を開発・販売します。
セッションファシリテータ技術を活用し、お客様の戦略課題をコンサルティングします。
こちらです⇒ http://www.ism-research.com/consult/consul-3.html
(注5)「ITコンサルタント実践能力養成コース」を提供開始です。
IT経営を実現するためのコンサルティングプロセスの全てを、ケーススタディをもとに
体得するコースです。SWOT分析、BSC分析、COBIT分析手法を連携し、活用します。
こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-7.html
(注6)「経営戦略立案-基礎知識修得コース」を開催します。
経営戦略の考え方と経営戦略メソドロジーを全網羅的に理解する入門知識コース
です。 Hands-ONコースの前提コースにもなっています。
こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-4.html
(注7)「IT内部統制実践知識修得コース」を実施しています。
内部統制の実施フェーズでの実践テキストとして、経済産業省のIT統制ガイド
ライン、金融庁ガイドラインを自在に活用した実践的IT統制の活動ができることを
目的にしております。
こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course-6.html
(注8) プレゼンテーション技術養成コース
米国議会でプレゼンテーションのパターンを作ったDr.ボブ・ボイランの
「ストーリー・ボード」を用いて、お客様の立場に立って、お互いがWin-Winを
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問題集」と「ITコーディネータ試験対策コース」を開発・実施しています。
問題集はこちらです ⇒ http://www.ism-research.com/book-3.html
研修コースはこちらです⇒ http://www.gtc.co.jp/semn/isc/itc.html
(注10)「経営戦略」の基礎知識を整理したメルマガ本で、この応用編メルマガの
基礎知識の集大成をしました。
ISMリサーチが絵入り解説で提供していますので、まとめには最適です。
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(注11)「ITコーディネータ協会認定コース」をオープンコースとして東京、神戸
教室で実施します。知識ポイントは無制限対象です。
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こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course-1.html
★メルマガの配信停止は次のURLをご参照ください。
こちらです⇒ http://www.mag2.com/m/0000118350.html
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(有) 情報戦略モデル研究所(ISM研)
ITコーディネータ協会認定 研修実施機関
代表 井上 正和
e-Mail:inouemas@axel.ocn.ne.jp
URL:http://www.ISM-Research.com/
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