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  • 第252回「BCPサイクルの継続運用ステップ」

    ~ITコンサルタント養成講座~

     皆さん、こんにちは! 当メルマガを担当しています井上正和です。245回からは、このメルマガでBCP(Business Continuity Plan:事業継続計画)を取り上げます。
    BCPとは災害やテロ等の経営リスクから企業経営を守る経営リスク対応計画で、ISO化がスタートしています。平成17年3月、経産省はITに関するBCPガイドラインを発表し、内閣府は自身に関するBCPガイドラインを発表しました。
    平成18年2月には、中小企業庁は「中小企業BCP策定運用指針」として、BCP導入の具体的なガイドラインを提供しています。平成21年には英国のBSIが提供するBCM(Business Continuity Management:事業継続管理)のB25999-2:2007による認定活動がJIPDECにおいて実施予定です。
    調達がグローバルになっていくに従って、中小・中堅企業や大企業も世界中の調達企業からBCP整備の有無を問われてきています。BCPの整備の無い企業は今後生き残っていけない状況となるかもしれません。
    このメルマガでは、“BCPに対し企業はどのような対応を求められるのか”を解説していきたいと思います。

    今日はBCPメルマガの第8回です。 「BCPサイクルの継続運用ステップ」を取り上げます。
    BCPサイクルの継続運用ステップは、緊急事態発生に備える平常時の準備事項で構成されます。

    その準備事項の各ステップは、「1.事業を理解する」、「2.BCPの準備、事前対策を検討する」、「3.BCPを策定する」、「4.BCP文化を定着させる」、「5.BCPの診断、維持・更新を行なう」の5ステップです。それぞれのステップの作業事項を概観してみしょう。
    ◆「1.事業を理解する」での準備事項とは、
     BCP作成の中でもっとも重要なステップです。緊急事態発生時の事業への影響度を調査し、財務的な費用
     を算定します。企業の経営体力上、すべての事業のBCPを作成することは投資対効果の観点で有効ではあ
     りません。ビジネスインパクト分析という手法を用いてより重要な中核事業と中核事業を支える資源(ひと、
     もの、金、情報)の中でボトルネックとなる資源を選定して対策を講じることになります。

    ◆「2.BCPの準備、事前対策を検討する」での準備事項とは、
     ビジネスインパクト分析から選定された中核事業を復旧・継続させるための準備と事前対策を作成します。
     つまり、「BCP発動時のボトルネック資源の代替案」と「ボトルネック資源が被害を受けないための事前の
     対策」を策定します。

    ◆「3.BCPを策定する」での準備事項とは、
     緊急事態発生時およびその後の中核事業の復旧・継続に対応し、目標復旧時間内に回復させるための手順
     としてのBCPの策定とその発動基準、体制を整理します。

    ◆「4.BCP文化を定着させる」での準備事項とは、
     緊急事態発生時に、従業員が準備したBCPを有効に活用できるようにすることが必要です。
     そのためにはBCP運用に対する経営者の前向きな姿勢とBCPに関する訓練や教育が積極的に行われ、 
     「BCP文化」とすることが必要になります。

    ◆「5.BCPの診断、維持・更新を行なう」での準備事項とは、
     BCPが中核事業の復旧継続が有効に機能するように会社に関する情報の最新化とBCP運用 体制の見直
     し、事前対策費用等の確保を行います。
     作成したBCPの診断・チェックをおこない、BCPの維持・更新を行うことになります。

    BCP策定ステップの概要は把握されたと思いますので、次回からはこのステップをより具体的な
    解説に移ります。

    今回はここで終わります。
    次回は、第1ステップの“「事業を理解する」とはどうゆうことか”を取り上げます。


    (雑感)先日、ビルゲイツの親友である西和彦氏の講演に出席しました。
      その中から話題を提供します。
      まず、ビルゲイツと共同で2010年4月に秋葉原に情報大学を開校される
      ようです。この方は本当に多才で話も面白い。
      インターネット動向の話でしたが、気になった言葉です。"図書館は情報
      の遺体置場" 、"電気通信は伝気通心に。つまり、雰囲気や心を伝える方向に。"、
      "パソコン技術は2005年で停止した。パソコンは携帯に駆逐される。"、
      "プロジェクターを持つ超小型携帯。"どの言葉も真実味がありました。


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