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Ⅺ.業務プロセスの見える化

  • 第266回 「業務プロセスの見える化とは」

  • ~ITコンサルタント養成講座~

     皆さん、おはようございます! 当メルマガを担当しています井上正和です。

    266回からは、「業務プロセスの見える化環境」を取り上げます。 皆さんもご覧になったかもしれませんが、2008年12月の日経コンピュータにはこんなデータが掲載されていました。
    プロジェクトのマネジメント要件はQ(Quality)、C(Cost)、D(Delivery)と言われていますが、
    このすべての要件を遵守できたプロジェクトは3.8%、納期順守率は19.06%。
    この調査対象ITプロジェクトは5億円以上のれっきとした大型プロジェクト、エンタープライズシステムでした。
    その原因は“要件定義の品質の悪さ” 。つまり、設計の見える化が出来ていないことにあります。
    このメルマガでは、エンタープライズシステム構築における“見える化設計”を念頭に置いて経験を踏まえて話してみようと思います。皆様とのメルマガ討論もできればと思います。

    今日は「見える化設計」メルマガの第1回です。 「業務プロセスの見える化設計の背景」を取り上げます。

    情報サービス産業白書2009においても、“基幹システムの刷新”がお客様の最大のテーマになっています。2005年以来この傾向は変わっていません。
    多くの企業がグローバル化と同時に進展するITインフラ技術の進歩と低価格化等によって、経営最適化のためのエンタープライズシステム構築へと変化をしていることを意味していると思います。
    企業の発展に向けた経営の最適化は、グローバル対応に向けた柔軟性のある業務プロセス改革を求めます。プロセス改革の根幹には経営活動の全体最適を求めたエンタープライスシステム
    の存在が必要となります。

    かなり以前、「ソフトウエア開発の神話」(フレデリックP.ブルックスJr.著)という本を読んで感激したことがあります。要約しますと、1本のプログラム製作工数を1とすると、これを売れる製品とし、且つシステムの一部として活用できるモジュールにするには9倍の工数がかかるというものです。
    現在の感覚で言うと、1つの業務システムを構築するのを1とすると、エンタープライズシステムは100倍かかるという感じでしょうか。

    エンタープライズシステムには、標準化だけでなく経営戦略のプロセス展開とバリューチェーン業務プロセス分析を設計に組み込む必要があるからです。見える化を具現化するにはかなり困難な見える化プロセスが必要になってきそうですね。
    エンタープライズシステムになると、プロセス分析は誰が実施するのでしょうか?
    従来のように、ITベンダーに依頼するのでしょうか?
    ずいぶん、時間とお金がかかりそうです。
    それでは、社員で出来るのでしょうか?
    その他にもいろんな疑問が出てきます。

    ◆見える化すべき分野は?
    ◆見える化の要件とは何か?
    ◆プロセスの見える化課題とは?
    ◆プロセスの見える化と組織ミッションの関係は?
    ◆見える化設計に必要な概念や手法は?
    ◆プロセス改善とは何を改善するのか?
    ◆経営戦略のプロセス展開とバリューチェーンのプロセス展開は同じか?
    ・・・
    など

    いずれにしても、IT環境、CPU、ハードディスク、回線等がすべて低価格になってきますと、
    経営者としては、全体最適のエンタープライズシステムへの投資へと考えるのは当然の成り行き
    です。全体最適投資のための前提として「業務プロセスの見える化」が必須要件となってきます。
    実践経験も入れて、気になるテーマを1つずつ取り上げていこうと思います。

    講義というより私見ですので、ご叱責や反論等も含めて討論になれば楽しいですね。

    今回で終わります。
    次回は「業務プロセスの定義要素」をテーマにしようと思います。

    (雑感)【夏至】二十四節気の1つで、一年で最も昼の時間が長くなる日です。
     それは、太陽が最も北(北回帰線の真上)に来るために起こる現象です。6月21日ごろ。
     早いものです。元日の挨拶から早や半年、1年もどんどん早くなっていく気がします。
     ある中堅のお客様で「業務プロセスの見える化」をお手伝いしていて、「整流化」で気付いたこと
     です。整流化とは、基幹業務プロセスの正順化ですが、業務プロセスの重複排除として業務
     見直しがなされるのが通常の対処です。この対処だけでも、3割から4割のプロセスが一般に
     削減されています。この整流化にデーターオーナー分析を追加することでより高い成果を享受
     できます。
     複数の業務プロセスで1つのDBを作成しているプロセスを見つけ1つのプロセスに責任を集約することです。  
     ちなみに、担当していますお客様では業務プロセスが97プロセスが43プロセスに、 62個のDB中で、現行
     では19個のDBに複数のプロセスオーナーからのプロセスがあり ましたが、すべて単一オーナーに改善
     出来ています。
     プロセス責任を明確にすることで部門の責任意識向上や改善意識の向上という副産物も効果として出て
     きます。こちらが本来の目的かもしれません。

    【弊社サイトのコンテンツご紹介】
     (1)「経営戦略」、「IT戦略」の基礎知識等の今までの全てのメルマガバックナンバーを
        閲覧できるようにしました。
        こちらです⇒ http://www.ism-research.com/mail-mag/mail-mag/
     (2)「IT経営研修コース」の全体コース体系図をご参照ください。
       こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-chart.html
     (3) ITコーディネータガイドラインV1.0対応の「ITコーディネータ試験想定問題集」と
       「ITコーディネータ試験対策コース」を開発・実施しています。
       問題集はこちらです ⇒ http://ism-researh.heteml.jp/book/itc-book/
       研修コースはこちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-9.html
     (4)「業務プロセスの見える化設計コース」を開催します。
       エンタープライズシステム設計や内部統制、ISMSといった経営リスク対策の最初の
       ステップである業務プロセスの見える化の概念とその手法を演習を踏まえて平易に
       習得できます。
       こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-14.html
     (5) 「セッションファシリテータ養成コース」を開催します。
       お客様との商談、戦略会議等において、的確・迅速にその成功シナリオを全員合意
       のもとに創り上げていくセッション技術修得です。提案型アプローチの必要な方の
       コースです。
       こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-12.html
     (6) 「カスタマー・プランニング・セッション コンサルティング」を開発・販売しました。
       セッションファシリ テータ技術を活用し、お客様の戦略課題をコンサルティングします。
       こちらです⇒ http://www.ism-research.com/consult/consul-3.html
     (7)「ITコンサルタント実践能力養成コース」を提供開始です。
       IT経営を実現するためのコンサルティングプロセスの全てを、ケーススタディをもとに
       体得するコースです。SWOT分析、BSC分析、COBIT分析手法を連携し、活用します。
       こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-7.html
     (8)「経営戦略立案-基礎知識修得コース」を開催します。
       経営戦略の考え方と経営戦略メソドロジーを全網羅的に理解する入門知識コースです。
       Hands-ONコースの前提コースにもなっています。
       こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-4.html
     (9)「これからのIT内部統制の実践知識修得コース」を実施しています。
       内部統制の実施フェーズでの実践テキストとして、経済産業省のIT統制ガイドライン、
       金融庁ガイドラインを自在に活用した実践的IT統制の活動ができることを目的にして
       おります。
       こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-6.html
     (10) 「プレゼンテーション技術養成コース」を開催します。
       米国議会でプレゼンテーションのパターンを作ったDr.ボブ・ボイランの「ストーリー・
       ボード」を用いて、お客様の立場に立って、お互いがWin-Winを革新できる効果的な
       プレゼンテーションの技術を実戦形式で修得します。
       こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-11.html
     (11)「ITコーディネータ協会認定コース」をオープンコースとして東京、神戸教室で実施します。
       教室案内はこちらです⇒ http://www.ism-research.com/company/educ-room/ism-1.html

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            ITコーディネータ協会認定 研修実施機関
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              e-Mail:inouemas@axel.ocn.ne.jp
            URL:http://www.ISM-Research.com/
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