~ITコンサルタント養成講座~
第280回 「情報共有システムの考慮点-情報マネジメント」
皆さん、おはようございます! 当メルマガを担当しています井上正和です。
266回からは、「業務プロセスの見える化環境」を取り上げます。 皆さんもご覧になったかもしれませんが、
2008年12月の日経コンピュータにはこんなデータが掲載されていました。プロジェクトのマネジメント要件は
Q(Quality)、C(Cost)、D(Delivery)と言われていますが、このすべての要件を遵守できたプロジェクトは3.8%、納期順守率だけを見ますと19.06%。この調査対象ITプロジェクトは5億円以上のれっきとした
大型プロジェクト、エンタープライズシステムでした。
その原因は“要件定義の品質の悪さ” 。つまり、設計の見える化が出来ていないことにあります。
このメルマガでは、エンタープライズシステム構築における“見える化設計”を念頭に置いて経験を踏まえて
話してみようと思います。皆様とのメルマガ討論もできればと思います。
今日は「見える化設計」メルマガの第15回です。 「情報共有システムの考慮点-情報マネジメント」を取り上げます。
共有情報が情報洪水を起こすことなく、有効に活用されるためにはその管理、情報マネジメントが必要です。
情報マネジメントを管理すべきプロセスを捉えてみますと、情報の「生成」、「収集・選択」、「配信」、「蓄積」、「廃棄」のプロセスと、情報漏えいなどの「コンプライアンス」に沿う管理、「使い易さ」の管理があります。
それぞれのプロセスの管理ポイントを述べておきましょう。
◆「生成」:情報のオーナー/ユーザーの明確化です。事業単位にプロセスミッションによって情報オーナーを
設定します。そうして、全社の情報アクセス権限を整理します。共有情報管理の前提作業となります。
◆「収集・選択」:長期保存参照情報としての蓄積型情報と一時的/短期間情報として発信されるフロー情報の
区分を設定することが必要となります。そうして、蓄積情報の廃棄基準を定めないと情報のゴミ箱となって
しまいます。
◆「配信」:基幹系の業務遂行情報や業務指示、緊急注意事項等の必須伝達はプッシュ型、マニュアル等の
支援情報はプル型。メールはプッシュ型ですが、CCの必要性を考慮しないと情報洪水を招きます。
◆「蓄積・廃棄」:共有情報の共有価値基準を設定し、廃棄基準により情報の鮮度を維持することです。
鮮度とは参照頻度の高い有効な蓄積情報、ある一定期間でのフロー情報のはきといった情報の賞味期限
管理です。
その他に、情報漏えいや内部統制などの「コンプライアンス」情報の管理があります。
管理の観点でいえば、「使い易さ」は重要です。EIP(Employee Information Portal)で求められるのは、
一つの窓口で情報アクセスが可能なシングルサインオンや必要情報の絞り込みが出来る多重インデックス
検索構造などが必要となります。
今回はここで終わります。
次回は「IT化目標の見える化」をテーマにしようと思います。
(雑感)先週、日本を代表するSI企業様で「エンタープライズシステムへのアプローチ」と題する後援する機会
がありました。参加要望に少なくともPMの経験のある方とした関係上、PM、アーキテクト、中間マネジャー
の方が40名ほど集まられました。
講演の中で、 “エンタープライズシステムを構築するためのSIベンダーの要件は?”の討議をしていただき
ました。その中に、「設計モデルを作れる能力」という答えがありました。その意味を聞きますと、“エンター
プライズシステムの構築にはお客さまの主体的参画が必要になるので、ユーザーにわかり易い成果物
作りのシステム設計モデルを提供する必要がある。”でした。
そうすると、「OJTによる指導力」も要求されそうです。“エンタープライズシステムはユーザー主導設計に
なる。”という私の主張と近い意見にまとまりました。
【お客様企業内研修の価格体系と実施要領です】
お客様の企業内で弊社研修コースを実施するための要領を整理しました。
こちらです。⇒ http://www.ism-research.com/course/post-20.html#search_word=
【弊社サイトのコンテンツご紹介】
(1)「経営戦略」、「IT戦略」の基礎知識等の今までの全てのメルマガバックナンバーを
閲覧できるようにしました。
こちらです⇒ http://www.ism-research.com/mail-mag/mail-mag/
(2)「IT経営研修コース」の全体コース体系図をご参照ください。
こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-chart.html
(3) ITコーディネータガイドラインV1.0対応の「ITコーディネータ試験想定問題集」と
「ITコーディネータ試験対策コース」を開発・実施しています。
問題集はこちらです ⇒ http://ism-researh.heteml.jp/book/itc-book/
研修コースはこちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-9.html
(4)「業務プロセスの見える化設計コース」を開催します。
エンタープライズシステム設計や内部統制、ISMSといった経営リスク対策の最初の
ステップである業務プロセスの見える化の概念とその手法を演習を踏まえて平易に
習得できます。
こちらです ⇒ http://www.ism-research.com/course/course-14.html
OJT指導は⇒ http://www.ism-research.com/consult/ojt.html
(5) 「セッションファシリテータ養成コース」を開催します。
お客様との商談、戦略会議等において、的確・迅速にその成功シナリオを全員合意
のもとに創り上げていくセッション技術修得です。提案型アプローチの必要な方の
コースです。
こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-12.html
(6) 「カスタマー・プランニング・セッション コンサルティング」を開発・販売しました。
セッションファシリ テータ技術を活用し、お客様の戦略課題をコンサルティングします。
こちらです⇒ http://www.ism-research.com/consult/consul-3.html
(7)「ITコンサル営業養成コース」を提供開始です。
エンタープライズシステム提案のために、IT経営に係る知識とその手順を演習も加え
修得するコースです。SWOT分析、BSC分析、COBIT分析手法を連携し活用する 知識コースです。
こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-13.html
(8)「経営戦略立案-基礎知識修得コース」を開催します。
経営戦略の考え方と経営戦略メソドロジーを全網羅的に理解する入門知識コースです。
Hands-ONコースの前提コースにもなっています。
こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-4.html
(9)「これからのIT内部統制の実践知識修得コース」を実施しています。
内部統制の実施フェーズでの実践テキストとして、経済産業省のIT統制ガイドライン、
金融庁ガイドラインを自在に活用した実践的IT統制の活動ができることを目的にして
おります。
こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-6.html
(10) 「プレゼンテーション技術養成コース」を開催します。
米国議会でプレゼンテーションのパターンを作ったDr.ボブ・ボイランの「ストーリー・
ボード」を用いて、お客様の立場に立って、お互いがWin-Winを革新できる効果的な
プレゼンテーションの技術を実戦形式で修得します。
こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-11.html
(11)「ITコーディネータ協会認定コース」をオープンコースとして東京、神戸教室で実施します。
教室案内はこちらです⇒ http://www.ism-research.com/company/educ-room/ism-1.html
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代表 井上 正和
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URL:http://www.ISM-Research.com/
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