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  • 第302回 「ITシステム構造化定義-エンタープライズシステム情報体系」

    ~ITコンサルタント養成講座~

    皆さん、おはようございます! 当メルマガを担当しています井上正和です。

    266回からは、「業務プロセスの見える化環境」を取り上げます。 皆さんもご覧になったかもしれませんが、2008年12月の日経コンピュータにはこんなデータが掲載されていました。

     プロジェクトのマネジメント要件はQ(Quality)、C(Cost)、D(Delivery)と言われていますが、
    このすべての要件を遵守できたプロジェクトは3.8%、納期順守率だけを見ますと19.06%。
    この調査対象ITプロジェクトは5億円以上のれっきとした大型プロジェクト、エンタープライズシステムでした。
    その原因は“要件定義の品質の悪さ” 。つまり、設計の見える化が出来ていないことにあります。
    このメルマガでは、エンタープライズシステム構築における“見える化設計”を念頭に置いて経験を
    踏まえて話してみようと思います。皆様とのメルマガ討論もできればと思います。

     今日は「見える化設計」メルマガの第31回です。「ITシステム構造化定義-エンタープライズシステム情報
    体系」を取り上げます。

    エンタープライズシステムの情報体系はジェネリックモデルの構造に沿って体系化すれば良いでしょう。
    その情報に括りは、計画・検証としての「計画/モニタリング情報」、活動を実践するための「コアビジネス
    情報」、経営資源としての「資源情報」、プロセス改善のための「知識情報」の4つの情報群とその相互関係
    を捉える関係の定義でした。
     この情報モデルの構造に沿ってエンタープライズシステムを設計することで経営活動の情報体系を作り上げることができることになります。

     これらの情報モデルも要求定義の階層レベルに沿って「販売業務情報モデル」、「生産業務情報モデル」、「経理業務情報モデル」等のように下位層へと展開し、整理します。そうすることで、要求定義の階層レベルに沿って業務プロセスと情報モデルの相互関係が定義でき、エンタープライズシステムとしての全体情報構造の見える化が出来上がります。
      この情報システムの情報体系の設計に沿って構築するシステムを組み込むことでエンタープライズシス
    テムが出来上がることになります。 IT化対象業務を情報システム名に置き換え、システム間の情報の
    やり取りを関係図として作成します。

     この関係図はエンタープライズシステムとして捉えた最上位の情報システム体系を表します。
    エンタープライズシステムとして捉えますと、各業務の情報モデルはサブ業務システムとして定義し、各サブシステム間の情報の入出力を“インターフェース”として規定していきます。
    このインターフェース定義を業務プロセス階層定義に従って、各業務サブシステム内の業務システム機能、さらに下位層のシステム処理機能まで分解し、それぞれのレベルの情報モデル間のインターフェースデータを入出力定義していきます。
    そうすることで、ジェネリック構造のもとでの業務プロセス階層別の機能定義が出来上がることになります。

    業務プロセスの階層に合わせてエンタープライズシステムも同レベルで階層別機能定義をすることが
    情報システム化には必須の要件となります。

    今回はここで終わります。
    次回は「情報共有システムの定義要件」をテーマにしようと思います。


    【清明】万物がすがすがしく明るく美しいころ。三月節。暦便覧には「万物発して清浄明潔なれば、
      此芽は何の草としれるなり」と記されている。様々な花が咲き乱れ、お花見シーズンになる。
      4月5日ごろ。(Wikipediaより)

    (雑感)最近、ERM(Enterprise Risk Management)を勉強しています。
     このERMの目的は「事業目標の達成」です。お気付きのように、この目標は経営戦略の目標と同じです。
     経営戦略によるリスクを軽減するという考え方ですから同じ目標になります。
     内部統制、BCP(Business Continuity Plan)、ISMSなどもこのERMとしてのリスク対応の一環です。
     これらのリスク対応策は業務プロセスの見える化が前提になっています。これも経営戦略策定の考え方
     と一致します。
     先週も研修コースで話したのですが、戦略に向けた業務プロセスの見える化設計はリスク対応の見える化
     にも対応できる設計とすべきではないでしょうか?


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      OJT指導は⇒ http://www.ism-research.com/consult/ojt.html

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      より実践的なコースに作り上げました。
      こちらです ⇒ http://www.ism-research.com/course/post-19.html
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      こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-13.html

    (9)「経営戦略立案-基礎知識修得コース」を開催します。
      経営戦略の考え方と経営戦略メソドロジーを全網羅的に理解する入門知識コースです。
      Hands-ONコースの前提コースにもなっています。
      こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-4.html

    (10)「これからのIT内部統制の実践知識修得コース」を実施しています。
      内部統制の実施フェーズでの実践テキストとして、経済産業省のIT統制ガイドライン、 金融庁ガイドライン 
      を自在に活用した実践的IT統制の活動ができることを目的にしております。
      こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-6.html

    (11) 「プレゼンテーション技術養成コース」を開催します。
      米国議会でプレゼンテーションのパターンを作ったDr.ボブ・ボイランの「ストーリー・ ボード」を用いて、
      お客様の立場に立って、お互いがWin-Winを革新できる効果的なプレゼンテーションの技術を実戦形式
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      こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-11.html

    (12)「ITコーディネータ協会認定コース」をオープンコースとして東京、神戸教室で実施します。
    教室案内はこちらです⇒ http://www.ism-research.com/company/educ-room/ism-1.html

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            (有) 情報戦略モデル研究所(ISM研)
           ITコーディネータ協会認定 研修実施機関
                         代表 井上 正和
              e-Mail:inouemas@axel.ocn.ne.jp
            URL:http://www.ISM-Research.com/
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