~ITコンサルタント養成講座~
第271回 「経営戦略とITガバナンス対象分野」
皆さん、おはようございます! 当メルマガを担当しています井上正和です。
266回からは、「業務プロセスの見える化環境」を取り上げます。
皆さんもご覧になったかもしれませんが、2008年12月の日経コンピュータには
こんなデータが掲載されていました。
プロジェクトのマネジメント要件はQ(Quality)、C(Cost)、D(Delivery)と
言われていますが、このすべての要件を遵守できたプロジェクトは3.8%、
納期順守率だけを見ますと19.06%。この調査対象ITプロジェクトは5億円以上の
れっきとした大型プロジェクト、エンタープライズシステムでした。
その原因は“要件定義の品質の悪さ” 。つまり、設計の見える化が出来ていない
ことにあります。
このメルマガでは、エンタープライズシステム構築における“見える化設計”を
念頭に置いて経験を踏まえて話してみようと思います。
皆様とのメルマガ討論もできればと思います。
今日は「見える化設計」メルマガの第6回です。 「経営戦略とITガバナンスプロセス」を取り上げます。
情報サービス産業白書2009によりますと、IT化目的の第1は「社内業務の
合理化・効率化を図る」、第2位に「経営判断のために必要な情報の収集と
提供を行う」と出ています。
業務プロセスのIT化に経営戦略に有効な情報を組み込みたいという意図の現われと思います。
経営判断の情報を組み込むためには、IT化対象業務のプロセスに組み込む
までのガバナンスが必要になります。
今日はこのITガバナンスに関わる対象分野を取り上げてみます。
経営戦略は経営理念のもとで設定されたあるべき姿としての「経営ビジョン」
に対する重要成功要因(CSF)として作成されることは記述しました。
このCSFの中に業務プロセスの改革課題が含まれてくることは当然の成り行きになります。
コスト低減、売上増大、顧客満足度向上などすべて業務プロセスの変革が
求められることになるからです。
さて、ITガバナンスの対象分野に話を戻し、上位プロセスから進めましょう。
まず、最初に
◆経営要求を的確に把握してIT化を加味して新業務プロセスを設計する
IT化プロセス分野です。
BABOK(Business Analysis Body of Knowledge)や要求工学(ソフトウェア
開発における要求仕様化プロセスを工学的に定式化する技術)で取り上げられて
いる概念がこの分野のガバナンスに要求されます。
従来の要件定義からスタートする設計するプロセスの上位に経営戦略をつなぎ
要件定義化することが求められてきています。
この分野は業務プロセスの改革分野ですが、ITガバナンスとして捉えると、IT環境
の分野も出てきます。
◆IT環境の分野にはITインフラ整備、ITプロセスの分野があります。
ITインフラとは、IT化対象業務プロセスの実践を下支えするハードウエア/ソフトウエア、
ネットワーク、セキュリティ等の環境分野です。
もうひとつのITプロセス分野とは、IT対象業務のITシステム化に必要なITシステム
の企画、開発、運用するためのITにかかわる業務プロセスです。
COBITではこのプロセスのITガバナンスに向けたIT成熟度を規定していますし、
PMBOKではIT導入に関わる知識用件をITガバナンスとして規定しています。
今回はここで終わります。
次回は「戦略システム設計プロセス」をテーマにしようと思います。
(雑感)Windows/VISTAでは、MicrosoftOffice2007しか動かないのですね。びっくりしました。
実は、弊社設計の事業ビジョン&計画作成用のパッケージ「ズバリ!経営戦略立案ソフト」
(http://e-site-frontier.kir.jp/fitp/gaiyo.html)が動かなくなりました。
ACCESS2000で作成されていて、Office2003までは問題なく稼働していたのですが。
原因は、Windows/VISTAではMicrosoftOffice2003以下は稼働しないということでした。
大慌てで対処の真っ最中です。
弊社だけでなく、世界中のソフトに影響を与えたのではと思います。少々、癪に障りましたのは
マイクロソフトサイトにはそのことに関する記述は一切ないこと。
有料提供をしているメーカーとしては“何かおかしいのでは?”と思いました。Googleの「クラウド
OS PCソフト開発」の記事がいやに目につきました。
【弊社サイトのコンテンツご紹介】
(1)「経営戦略」、「IT戦略」の基礎知識等の今までの全てのメルマガバックナンバーを
閲覧できるようにしました。
こちらです⇒ http://www.ism-research.com/mail-mag/mail-mag/
(2)「IT経営研修コース」の全体コース体系図をご参照ください。
こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-chart.html
(3) ITコーディネータガイドラインV1.0対応の「ITコーディネータ試験想定問題集」と
「ITコーディネータ試験対策コース」を開発・実施しています。
問題集はこちらです ⇒ http://ism-researh.heteml.jp/book/itc-book/
研修コースはこちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-9.html
(4)「業務プロセスの見える化設計コース」を開催します。
エンタープライズシステム設計や内部統制、ISMSといった経営リスク対策の最初の
ステップである業務プロセスの見える化の概念とその手法を演習を踏まえて平易に
習得できます。
こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-14.html
(5) 「セッションファシリテータ養成コース」を開催します。
お客様との商談、戦略会議等において、的確・迅速にその成功シナリオを全員合意
のもとに創り上げていくセッション技術修得です。提案型アプローチの必要な方の
コースです。
こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-12.html
(6) 「カスタマー・プランニング・セッション コンサルティング」を開発・販売しました。
セッションファシリ テータ技術を活用し、お客様の戦略課題をコンサルティングします。
こちらです⇒ http://www.ism-research.com/consult/consul-3.html
(7)「ITコンサルタント実践能力養成コース」を提供開始です。
IT経営を実現するためのコンサルティングプロセスの全てを、ケーススタディをもとに
体得するコースです。SWOT分析、BSC分析、COBIT分析手法を連携し、活用します。
こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-7.html
(8)「経営戦略立案-基礎知識修得コース」を開催します。
経営戦略の考え方と経営戦略メソドロジーを全網羅的に理解する入門知識コースです。
Hands-ONコースの前提コースにもなっています。
こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-4.html
(9)「これからのIT内部統制の実践知識修得コース」を実施しています。
内部統制の実施フェーズでの実践テキストとして、経済産業省のIT統制ガイドライン、
金融庁ガイドラインを自在に活用した実践的IT統制の活動ができることを目的にして
おります。
こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-6.html
(10) 「プレゼンテーション技術養成コース」を開催します。
米国議会でプレゼンテーションのパターンを作ったDr.ボブ・ボイランの「ストーリー・
ボード」を用いて、お客様の立場に立って、お互いがWin-Winを革新できる効果的な
プレゼンテーションの技術を実戦形式で修得します。
こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-11.html
(11)「ITコーディネータ協会認定コース」をオープンコースとして東京、神戸教室で実施します。
教室案内はこちらです⇒ http://www.ism-research.com/company/educ-room/ism-1.html
★メルマガの配信停止は次のURLをご参照ください。
こちらです⇒ http://www.mag2.com/m/0000118350.html
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(有) 情報戦略モデル研究所(ISM研)
ITコーディネータ協会認定 研修実施機関
代表 井上 正和
e-Mail:inouemas@axel.ocn.ne.jp
URL:http://www.ISM-Research.com/
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