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  • 第298回 「IT化要求定義ステップ-2種類のIT化目標」

    ~ITコンサルタント養成講座~

    皆さん、おはようございます! 当メルマガを担当しています井上正和です。

    266回からは、「業務プロセスの見える化環境」を取り上げます。 皆さんもご覧になったかもしれませんが、2008年12月の日経コンピュータにはこんなデータが掲載されていました。

    プロジェクトのマネジメント要件はQ(Quality)、C(Cost)、D(Delivery)と言われていますが、このすべての要件を遵守できたプロジェクトは3.8%、納期順守率だけを見ますと19.06%。この調査対象ITプロジェクトは5億円以上のれっきとした大型プロジェクト、エンタープライズシステムでした。
    その原因は“要件定義の品質の悪さ” 。つまり、設計の見える化が出来ていないことにあります。
    このメルマガでは、エンタープライズシステム構築における“見える化設計”を念頭に置いて経験を
    踏まえて話してみようと思います。皆様とのメルマガ討論もできればと思います。

    今日は「見える化設計」メルマガの第27回です。 「IT化要求定義ステップ-2種類のIT化目標」を
    取り上げます。

    今日はIT化目標に2種類の目標があることを述べようと思います。
    業務プロセス改革のIT化目標は現行業務プロセスとあるべき業務プロセスのギャップに対する対策から
    設定されることは述べました。IT化目標のための業務プロセスの改革目標を整理しますと
    以下の2点になります。
    ① 現行業務プロセスを見える化するための改善目標
    ② 経営戦略に基づいて要求されるプロセス改革目標
    上記の目標を情報要請規準に基づいて、IT化目標へ変換していることになります。

    この目標は、今まで述べてきた業務プロセスに対するIT目標設定です。
    アプリケーションシステム設計に向けた要求目標です。
    情報要請規準でいえば、「有効性」、「効率性」がIT化目標の変換規準になりました。
    IT化目標には、もうひとつの目標が必要です。
    改革業務システムへのIT目標を支援するIT環境を整備するITプロセスの支援業務の改善目標の設定です。
    IT化対象業務の計画、開発、運用を支援するシステム部門等のIT環境整備の業務遂行能力の向上施策を
    策定します。
    この業務遂行能力をIT成熟度と言います。また、この業務もプロセスを構成しますので、
    ITプロセスの成熟度として目標を設定し、業務プロセスのIT化目標との両輪としてIT目標を設定することに
    なります。このITプロセスは情報要請規準でいえば、「機密性」、「インテグリティ」、「可用性」、「コンプライ
    アンス」、「信頼性」がIT目標への変換規準となります。
    IT化要求定義での「IT化目標を設定」を述べてきましたので、この目標に沿ってエンタープライズシステム
    の設計をするための要件である「ITシステム構造化定義の要件」に話のテーマを移します。

    今回はここで終わります。
    次回は「ITシステム構造化定義-外部設計要件」をテーマにしようと思います。


    (雑感)先日、面白い営業の方にお会いしました。何か協業出来るところはないかと、
      弊社のIT経営研修の話をしていました。そうしましたら、“井上さんのやられていることは、
     お客様のパートナーになるための研修ですね。”と言われました。
     つまり、どうすればいいかを相談される相手になる知識教育ということ。
     私、“面白いこと言いますね。”
     彼は、“私の研修はお客様への出入り業者になるための教育です”。と言いました。
     営業活動を円滑に進めるための対話の進め方、提案活動の効果的な進め方など、
     かなり実践的で営業の基本教育でした。
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    (12)「ITコーディネータ協会認定コース」をオープンコースとして東京、神戸教室で実施します。
    教室案内はこちらです⇒ http://www.ism-research.com/company/educ-room/ism-1.html

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            (有) 情報戦略モデル研究所(ISM研)
           ITコーディネータ協会認定 研修実施機関
                         代表 井上 正和
              e-Mail:inouemas@axel.ocn.ne.jp
            URL:http://www.ISM-Research.com/
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