ホーム  >  メルマガバックナンバー  >  11.業務プロセスの見える化  >  第272回 「戦略システムの見える化プロセス」

オープンコース案内

  • 第272回 「戦略システムの見える化プロセス」

    ~ITコンサルタント養成講座~

    第272回 「戦略システムの見える化プロセス」

    皆さん、おはようございます! 当メルマガを担当しています井上正和です。

    266回からは、「業務プロセスの見える化環境」を取り上げます。
    皆さんもご覧になったかもしれませんが、2008年12月の日経コンピュータには
    こんなデータが掲載されていました。
    プロジェクトのマネジメント要件はQ(Quality)、C(Cost)、D(Delivery)と言われて
    いますが、このすべての要件を遵守できたプロジェクトは3.8%、納期順守率だけ
    を見ますと19.06%。この調査対象ITプロジェクトは5億円以上のれっきとした
    大型プロジェクト、エンタープライズシステムでした。
    その原因は“要件定義の品質の悪さ” 。つまり、設計の見える化が出来ていないことにあります。

    このメルマガでは、エンタープライズシステム構築における“見える化設計”を
    念頭に置いて経験を踏まえて話してみようと思います。
    皆様とのメルマガ討論もできればと思います。

    今日は「見える化設計」メルマガの第7回です。 「戦略システムの見える化プロセス」を取り上げます。

    “経営戦略に沿った戦略システムはどんなプロセスを踏んで設計していくのか”
    というのが今回のテーマです。
    経営戦略は企業が儲かるための経営ビジョンを策定することです。
    一般にSWOTやBSCという手法を用いて経営課題をクローズアップし、
    経営目標をより具体的に定義していきます。
    その結果として、経営ビジョン達成に必要な「プロセス外改革目標」と「プロセス改革目標」
    が設定されます。
    「プロセス外改革目標」には新製品開発や工場建設などがあり、「プロセス改革目標」には
    販売業務プロセスや生産業務プロセスの改革などがその目標となります。

    IT化の対象となるのは、当然のことながら後者の「プロセス改革目標」の分野です。
    IT化はこの目標が起点となり、IT戦略定義へと進みます。
    順番にそのステップをみていきましょう。
    (1)「IT化目標」への展開
     IT化対象の業務プロセスをIT化すべき機能と人手で実施すべき機能とに識別します。
     IT化対象業務プロセスの目標をIT化への目標へ変換します。
     つまり、「リードタイム短縮」、「在庫削減」といった目標を「どんな情報」を
     「どんなタイミング」で「誰に提供」、また「何人でできるように」するかといった
     IT目標に変換するわけです。COBITの情報要請規準に記述されている内容です。

    (2)「IT化対象業務プロセス改革テーマ」を設定する
     IT化目標に従ったあるべき業務プロセスに対する現行プロセスとのギャップ分析が
     必要になります。このギャップ分析は3段階プロセス階層ごとにギャップ分析することが必要です。
     3段階のプロセス階層ごとに見える化のためのプロセス課題を考察してみましょう。
     ◆「企業間、事業間プロセス課題」
      ここの課題では、“情報の共有化”、“整流化”の課題が出てきます。
      サプライチェーンの課題は企業間の情報共有であるのと同じです。
      “整流化”とは、事業部間で同機能の業務を個別にやっている課題です。
      ポータのいうバリューチェーンでのプロセス共有化の課題です。

     ◆「企業内、事業内プロセス課題」
      部門間の情報伝達不備と情報の部門責任(情報オーナー)の課題が出てきます。
      情報伝達不備とは、情報停滞や情報媒体(紙、EXCEL添付 など)の不備による課題です。
      情報の部門責任とは、複数の部門で同一DBを作成や更新しているための不具合です。

     ◆「業務プロセス機能課題」
      業務作業の手作業や2重処理等に関わるミスや遅れに関わる課題です。
      以上のギャップ課題を捉えてIT化対象業務プロセス改革テーマを設定することになります。

    (3)「IT環境テーマ」を設定する
     IT化対象業務プロセス改革テーマが設定できると、IT環境テーマの設定に入ります。
     このテーマが達成できる性能を有するITインフラおよびITプロセスの整備を行うことになります。

    今回はここで終わります。
    次回は「プロセス整流化課題の捕らえ方」をテーマにしようと思います。


    (雑感)【立秋(りっしゅう)】は、二十四節気の1つ。
     8月7日ごろ。または、この日から処暑までの 期間。夏至と秋分の中間にあたり、
     昼夜の長短を基準に季節を区分すると、この日から立冬の前日までが秋となる。
     暦の上では秋になるが、実際には「残暑」が厳しく、一年で最も暑い時期となる。
     藤原敏行は「秋来ぬと目にはさやかに見えねども 風の音にぞおどろかれぬる」と詠んだ。
     この日から暑中見舞いではなく残暑見舞いを出すことになる。
     今年は、梅雨明けをしきれない内に残暑見舞いの夏になりますね。
     最近、お客様からの要望を伺っていますと“経営のわかるSE”、“経営のわかる営業”と
     いう言葉をよく耳にします。私の言葉で言い換えますと、“エンタープライズシステム設計
     のできるまたは提案できるSE、営業”ということです。
     確かに、BPMは騒がれていますが、それだけで対応するのは無理です。
     先に、経産省が発表したEA(Enterprise System)での最適化計画がより近い考え方です。
     EAの最適化計画とITCの研究会を踏まえて、そのプロセスの第一ステップである
     「業務プロセスの見える化」をOJT指導としてプログラム化してみました。
     関心のある方は、お問い合わせください。
     こちらです。⇒ http://www.ism-research.com/consult/ojt.html


    【弊社サイトのコンテンツご紹介】
    (1)「経営戦略」、「IT戦略」の基礎知識等の今までの全てのメルマガバックナンバーを
      閲覧できるようにしました。
      こちらです⇒ http://www.ism-research.com/mail-mag/mail-mag/

    (2)「IT経営研修コース」の全体コース体系図をご参照ください。
      こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-chart.html

    (3) ITコーディネータガイドラインV1.0対応の「ITコーディネータ試験想定問題集」と
      「ITコーディネータ試験対策コース」を開発・実施しています。
      問題集はこちらです ⇒ http://ism-researh.heteml.jp/book/itc-book/
      研修コースはこちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-9.html

    (4)「業務プロセスの見える化設計コース」を開催します。
     エンタープライズシステム設計や内部統制、ISMSといった経営リスク対策の最初の
     ステップである業務プロセスの見える化の概念とその手法を演習を踏まえて平易に
     習得できます。
      こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-14.html
      OJTはこちらです⇒ http://www.ism-research.com/consult/ojt.html

    (5) 「セッションファシリテータ養成コース」を開催します。
     お客様との商談、戦略会議等において、的確・迅速にその成功シナリオを全員合意
     のもとに創り上げていくセッション技術修得です。提案型アプローチの必要な方の
     コースです。
      こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-12.html

    (6) 「カスタマー・プランニング・セッション コンサルティング」を開発・販売しました。
     セッションファシリ テータ技術を活用し、お客様の戦略課題をコンサルティングします。
      こちらです⇒ http://www.ism-research.com/consult/consul-3.html

    (7)「ITコンサルタント実践能力養成コース」を提供開始です。
     IT経営を実現するためのコンサルティングプロセスの全てを、ケーススタディをもとに
     体得するコースです。SWOT分析、BSC分析、COBIT分析手法を連携し、活用します。
      こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-7.html

    (8)「経営戦略立案-基礎知識修得コース」を開催します。
     経営戦略の考え方と経営戦略メソドロジーを全網羅的に理解する入門知識コースです。
     Hands-ONコースの前提コースにもなっています。
      こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-4.html

    (9)「これからのIT内部統制の実践知識修得コース」を実施しています。
     内部統制の実施フェーズでの実践テキストとして、経済産業省のIT統制ガイドライン、
     金融庁ガイドラインを自在に活用した実践的IT統制の活動ができることを目的にして
     おります。
      こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-6.html

    (10) 「プレゼンテーション技術養成コース」を開催します。
     米国議会でプレゼンテーションのパターンを作ったDr.ボブ・ボイランの「ストーリー・
     ボード」を用いて、お客様の立場に立って、お互いがWin-Winを革新できる効果的な
     プレゼンテーションの技術を実戦形式で修得します。
      こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-11.html

    (11)「ITコーディネータ協会認定コース」をオープンコースとして東京、神戸教室で実施します。
     教室案内はこちらです⇒ http://www.ism-research.com/company/educ-room/ism-1.html


    ★メルマガの配信停止は次のURLをご参照ください。
    こちらです⇒ http://www.mag2.com/m/0000118350.html


    -+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-================★
            (有) 情報戦略モデル研究所(ISM研)
          ITコーディネータ協会認定 研修実施機関
                        代表 井上 正和
            e-Mail:inouemas@axel.ocn.ne.jp
          URL:http://www.ISM-Research.com/
    -+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-================★

ページトップへ

サイドメニュー

オープンコース案内