~ITコンサルタント養成講座~
第273回 「プロセス整流化課題の捉え方」
皆さん、おはようございます! 当メルマガを担当しています井上正和です。
266回からは、「業務プロセスの見える化環境」を取り上げます。
皆さんもご覧になったかもしれませんが、2008年12月の日経コンピュータには
こんなデータが掲載されていました。
プロジェクトのマネジメント要件はQ(Quality)、C(Cost)、D(Delivery)と言われて
いますが、このすべての要件を遵守できたプロジェクトは3.8%、納期順守率だけを
見ますと19.06%。この調査対象ITプロジェクトは5億円以上のれっきとした
大型プロジェクト、エンタープライズシステムでした。
その原因は“要件定義の品質の悪さ” 。つまり、設計の見える化が出来ていないことにあります。
このメルマガでは、エンタープライズシステム構築における“見える化設計”を
念頭に置いて経験を踏まえて話してみようと思います。
皆様とのメルマガ討論もできればと思います。
今日は「見える化設計」メルマガの第8回です。 「プロセス整流化課題の捉え方」を取り上げます。
前回、戦略プロセスの階層を取り上げましたが、事業間や部門間の
業務改善課題に整流化課題があります。この課題が今回のテーマです。
ポータのバリューチェーンに事業間の共通プロセスを統合してバリュー価値を
向上するプロセス改善の例が記述されています。基幹プロセスにある「購買」、
「アセンブリー」、「配送」等を事業間で統合し、共通化するプロセス改善例です。
プロセスは、一般にシナリオ(事業、商品)ごとに構築されていますので、
同種の業務プロセスが各事業間に存在している場合が出てきます。
この業務を統合することで、同種業務を異なる手順で進めているプロセスの最適化と
見える化が可能になります。
この見方は、整流化の重要な視点ですが、整流化の課題の捉え方にはもうひとつの見方を捉えておくことが必要です。
その視点とは、“データオーナー”の視点です。
業務プロセスモデルでは、“業務機能は情報の変換”という捉え方をしました。
つまり、業務はある指示(入力データ)を受けて、ある成果物(出力データ)へと
変換するプロセスという考え方です。
もしそうだとしますと、同じ成果物を別部門の異なる業務プロセスで作成している
プロセスは同様に統合化対象とすべきプロセスとして捉えるべきではないでしょうか?
この問題の解決は、“誰が、何を作成し発信しているか”が明確になりますので、
部門間での業務責任が明確になりますし、専門性を高めることができ、他業務からの
不具合指摘も容易になりますので改善のプロセスが構築されることになります。
整流化は事業間や部門間の業務プロセス課題をプロセス統合やデータオーナー化
によって、見える化し企業の最適プロセス化を進める必須の手順となります。
この整流化は組織の見える化にも影響してきます。
今回はここで終わります。
次回は「組織の見える化」をテーマにしようと思います。
(雑感)経営戦略に沿った全社的なシステム化。「エンタープライズシステム」はどう設計するのか?
今このテーマに取り組んでいます。“BSCの戦略目標をIT化目標へ変換するとエンタプライズ
システム化の目標になるのか?”、答えは“NO”です。2つの重要情報が抜けていきます。
1つは、管理会計としての「経営基本情報」、もう一つは、業務プロセスの迅速化や正確性を
図る「基幹業務の整流化情報」。BSCからの経営戦略情報を加えると、エンタープライズシステム
の設計には3種類の情報を整合させることが必要です。
今年中には、研修コースを作り提供したいと思っています。ご期待ください。
【弊社サイトのコンテンツご紹介】
(1)「経営戦略」、「IT戦略」の基礎知識等の今までの全てのメルマガバックナンバーを
閲覧できるようにしました。
こちらです⇒ http://www.ism-research.com/mail-mag/mail-mag/
(2)「IT経営研修コース」の全体コース体系図をご参照ください。
こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-chart.html
(3) ITコーディネータガイドラインV1.0対応の「ITコーディネータ試験想定問題集」と
「ITコーディネータ試験対策コース」を開発・実施しています。
問題集はこちらです ⇒ http://ism-researh.heteml.jp/book/itc-book/
研修コースはこちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-9.html
(4)「業務プロセスの見える化設計コース」を開催します。
エンタープライズシステム設計や内部統制、ISMSといった経営リスク対策の最初の
ステップである業務プロセスの見える化の概念とその手法を演習を踏まえて平易に
習得できます。
こちらです ⇒ http://www.ism-research.com/course/course-14.html
OJT指導は⇒ http://www.ism-research.com/consult/ojt.html
(5) 「セッションファシリテータ養成コース」を開催します。
お客様との商談、戦略会議等において、的確・迅速にその成功シナリオを全員合意
のもとに創り上げていくセッション技術修得です。提案型アプローチの必要な方の
コースです。
こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-12.html
(6) 「カスタマー・プランニング・セッション コンサルティング」を開発・販売しました。
セッションファシリ テータ技術を活用し、お客様の戦略課題をコンサルティングします。
こちらです⇒ http://www.ism-research.com/consult/consul-3.html
(7)「ITコンサル営業養成コース」を提供開始です。
エンタープライズシステム提案のために、IT経営に係る知識とその手順を演習も加え
修得するコースです。SWOT分析、BSC分析、COBIT分析手法を連携し活用する 知識コースです。
こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-13.html
(8)「経営戦略立案-基礎知識修得コース」を開催します。
経営戦略の考え方と経営戦略メソドロジーを全網羅的に理解する入門知識コースです。
Hands-ONコースの前提コースにもなっています。
こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-4.html
(9)「これからのIT内部統制の実践知識修得コース」を実施しています。
内部統制の実施フェーズでの実践テキストとして、経済産業省のIT統制ガイドライン、
金融庁ガイドラインを自在に活用した実践的IT統制の活動ができることを目的にして
おります。
こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-6.html
(10) 「プレゼンテーション技術養成コース」を開催します。
米国議会でプレゼンテーションのパターンを作ったDr.ボブ・ボイランの「ストーリー・
ボード」を用いて、お客様の立場に立って、お互いがWin-Winを革新できる効果的な
プレゼンテーションの技術を実戦形式で修得します。
こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-11.html
(11)「ITコーディネータ協会認定コース」をオープンコースとして東京、神戸教室で実施します。
教室案内はこちらです⇒ http://www.ism-research.com/company/educ-room/ism-1.html
★メルマガの配信停止は次のURLをご参照ください。
こちらです⇒ http://www.mag2.com/m/0000118350.html
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(有) 情報戦略モデル研究所(ISM研)
ITコーディネータ協会認定 研修実施機関
代表 井上 正和
e-Mail:inouemas@axel.ocn.ne.jp
URL:http://www.ISM-Research.com/
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