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  • 第278回 「戦略情報とエンタープライズシステム情報」

    ~ITコンサルタント養成講座~


    皆さん、おはようございます! 当メルマガを担当しています井上正和です。

    266回からは、「業務プロセスの見える化環境」を取り上げます。
    皆さんもご覧になったかもしれませんが、2008年12月の日経コンピュータには
    こんなデータが掲載されていました。
    プロジェクトのマネジメント要件はQ(Quality)、C(Cost)、D(Delivery)と言われて
    いますが、このすべての要件を遵守できたプロジェクトは3.8%、納期順守率だけを
    見ますと19.06%。この調査対象ITプロジェクトは5億円以上のれっきとした
    大型プロジェクト、エンタープライズシステムでした。
    その原因は“要件定義の品質の悪さ” 。つまり、設計の見える化が出来ていないことにあります。

    このメルマガでは、エンタープライズシステム構築における“見える化設計”を
    念頭に置いて経験を踏まえて話してみようと思います。
    皆様とのメルマガ討論もできればと思います。

    今日は「見える化設計」メルマガの第13回です。 「戦略情報とエンタープライズ情報」を取り上げます。

    経営戦略に沿った全社的なシステム化とよく言われます。エンタープライズシステムの構築を
    意味していると思います。
    “「エンタープライズシステム」のシステム化情報は如何に捉えるのか。”が今日のテーマです。
    経営戦略と言えば、経営ビジョンの定義手法であるSWOT分析があります。
    このビジョンにおける経営テーマを「戦略目標」として投資施策へ展開するBSC手法があります。
    ビジネスプロセスの目標がこの「戦略目標」として設定されるのですから、システム化の上位目標
    となります。その目標に沿ってITシステムを構築することで、経営戦略に沿ったITシステムができる
    はずです。
    それでは、“BSCの戦略目標をIT化目標へ変換するとエンタプライズシステム化の目標になる
    のか?”、答えは“NO”です。それだけでは2つの重要情報が抜けてしまいます。

    その1つは、管理会計で定常的に必要な「経営基本情報」です。たとえば、部門別損益、商品別
    損益、地域・顧客別損益などがそれに相当します。
    もう一つの情報は、業務プロセスの迅速化、効率性や正確性を図る「基幹業務の整流化情報」です。
    たとえば、“情報が遅滞なく伝達されているか”、“重複した業務プロセスや情報はないか”、
    “情報の不足やミスの発生しやすさ”など、業務遂行の迅速化、効率性や正確性を図るための
    情報化目標です。
    まとめますと、経営活動の縦方向のトップダウンの情報として、BSCの戦略目標から展開される
    「戦略的IT化目標」、そして経営活動を管理統制するための「管理会計的IT化目標」の2系統の
    目標が必要となります。
    トップダウン情報に含まれないIT化目標情報には、業務プロセス遂行の最適化のための経営活動
    の横の目標情報です。経営活動の縦と横のIT化目標をエンタープライズシステムの基幹プロセス
    目標として設定することが必要になります。
    エンタープライズとして捉えると基幹プロセスと両輪となる情報共有のプロセスも考慮しなければなりません。次回はそのテーマにします。

    今回はここで終わります。
    次回は「情報共有プロセスの考慮点」をテーマにしようと思います。


    (雑感)Silver Week!如何でしたか?
      私は、本屋をふらついていて「神去なあなあ日常」(三浦しをん著)を見付け、
      1日この本を読んでいました。高校出の普通の若者が林業にほうり込まれ、
      次第に山の自然の偉大さや人情の機微にひかれ、神去村へ馴染んでいく物語です。
      宮崎駿が勧めるだけあって、「ととろ」を思わせる。
      もう一つは、「エンタープライズシステム設計の基礎知識修得コース」(12月15日開始)
      と「OJTトレーニング」を整理していました。
      企業のIT部門、企画部門が主導をとれることを主眼に作成しています。
      かなり、出来は良いと思います。参考にしていただければと思います。
      「基礎知識修得コース」は⇒ http://www.ism-research.com/course/post-19.html
      「OJTトレーニング」は⇒ http://www.ism-research.com/consult/ojt-1.html

    【弊社サイトのコンテンツご紹介】
    (1)「経営戦略」、「IT戦略」の基礎知識等の今までの全てのメルマガバックナンバーを
     閲覧できるようにしました。
      こちらです⇒ http://www.ism-research.com/mail-mag/mail-mag/

    (2)「IT経営研修コース」の全体コース体系図をご参照ください。
      こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-chart.html

    (3) ITコーディネータガイドラインV1.0対応の「ITコーディネータ試験想定問題集」と
     「ITコーディネータ試験対策コース」を開発・実施しています。
      問題集はこちらです ⇒ http://ism-researh.heteml.jp/book/itc-book/
      研修コースはこちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-9.html

    (4)「業務プロセスの見える化設計コース」を開催します。
     エンタープライズシステム設計や内部統制、ISMSといった経営リスク対策の最初の
     ステップである業務プロセスの見える化の概念とその手法を演習を踏まえて平易に
     習得できます。
      こちらです ⇒ http://www.ism-research.com/course/course-14.html
      OJT指導は⇒ http://www.ism-research.com/consult/ojt.html

    (5) 「セッションファシリテータ養成コース」を開催します。
     お客様との商談、戦略会議等において、的確・迅速にその成功シナリオを全員合意
     のもとに創り上げていくセッション技術修得です。提案型アプローチの必要な方の
     コースです。
      こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-12.html

    (6) 「カスタマー・プランニング・セッション コンサルティング」を開発・販売しました。
     セッションファシリ テータ技術を活用し、お客様の戦略課題をコンサルティングします。
      こちらです⇒ http://www.ism-research.com/consult/consul-3.html

    (7)「ITコンサル営業養成コース」を提供開始です。
     エンタープライズシステム提案のために、IT経営に係る知識とその手順を演習も加え
     修得するコースです。SWOT分析、BSC分析、COBIT分析手法を連携し活用する
     知識コースです。
      こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-13.html

    (8)「経営戦略立案-基礎知識修得コース」を開催します。
     経営戦略の考え方と経営戦略メソドロジーを全網羅的に理解する入門知識コースです。
     Hands-ONコースの前提コースにもなっています。
      こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-4.html

    (9)「これからのIT内部統制の実践知識修得コース」を実施しています。
     内部統制の実施フェーズでの実践テキストとして、経済産業省のIT統制ガイドライン、
     金融庁ガイドラインを自在に活用した実践的IT統制の活動ができることを目的にして
     おります。
      こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-6.html

    (10) 「プレゼンテーション技術養成コース」を開催します。
     米国議会でプレゼンテーションのパターンを作ったDr.ボブ・ボイランの「ストーリー・
     ボード」を用いて、お客様の立場に立って、お互いがWin-Winを革新できる効果的な
     プレゼンテーションの技術を実戦形式で修得します。
      こちらです⇒ http://www.ism-research.com/course/course-11.html

    (11)「ITコーディネータ協会認定コース」をオープンコースとして東京、神戸教室で実施します。
      教室案内はこちらです⇒ http://www.ism-research.com/company/educ-room/ism-1.html

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             (有) 情報戦略モデル研究所(ISM研)
           ITコーディネータ協会認定 研修実施機関
                          代表 井上 正和
             e-Mail:inouemas@axel.ocn.ne.jp
           URL:http://www.ISM-Research.com/
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