Ⅻ.IFRS
第285回 「IFRS-決算書が変わる」
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~ITコンサルタント養成講座~
皆さん、おはようございます! 当メルマガを担当しています井上正和です。
今日は少し話題を変えてみます。
最近、IFRS(国際財務報告基準)が騒がれていますので、たまにこのテーマを話題に入れていこうと
思います。
イギリスではイファース、アメリカではアイファースと読むようです。従来の国際会計基準を包括する
基準として国際会計基準審議会(IASB)によって設定された会計基準です。
米国は2014年適用を宣言、日本は2012年に強制適用するかを判断するとなっています。
金融庁では2015年か2016年に強制適用と言っています。
IFRSの目的は、企業財務の国際比較を容易にするために会計基準を国際的に標準化すること
であり、その影響はJ-SOXを大きく上回ることが予想されています。
IFRSは従来のP/L(損益計算書)主体ではなく、財政状態計算書(従来のB/S)をベースに実態に
即した原則主義に依存しています。決算期末と期初の純資産の差額を損益とする
「資産負債アプローチ」 がベースになっています。
ERP業界と公認会計士を中心とした会計関係者は騒ぎ始めました。
今日は「IFRS」メルマガの第1回です。 「IFRS-決算書が変わる」を取り上げます。
日経新聞の記事からIFRSによる会計基準の重要変更ポイントが出ていましたのでご紹介します。
会計勘定で最も重要な売上勘定の計上が変わりそうです。
◆その第1の考え方は、“「売上計上は経済価値移転した場合のみ」”売上計上するということです。
価値移転とは、不良在庫を抱えたり、代金を回収できなかったりといったリスクをとる「当事者」の
場合のみ売上計上できる。そうでない場合は、「代理人」とみなし手数料の売上計上となる。
現在の日本の百貨店や書店などは「消化仕入れ」方式をとり売上時に売上/仕入の処理をし、
売れない場合は仕入業者へ返品する。この場合、 リスク責任をとらない販売代理人とみなされ、
手数料売上=売上-仕入となるということです。IFRSでは売上の大幅減少が表示されることになります。
◆第2は、「受渡基準」での売上計上が基本となる。多くの企業で「出荷規準」、出荷時に売上計上して
いますが、経済価値移転の原則に従えば、顧客が受領して始めて売上計上することになります。
◆第3は、家電や航空会社のマイレージ等のポイントサービスや製品の故障修理の無償保証期間は
前払い 費用として負債処理し、売上はポイントやその期間に必要と思われる修理費用を差し引いた
金額で計上することになります。残額はポイント使用時、有効期限が切れた時、無償保証期間の
経過時に残額売上計上になります。
これだけを見ても何か大変な変更になりそうですね。2015年強制実施となるとシステム変更が
ビッグビジネスになりますね。
次回も続けてIFRSのテーマで「IFRS-固定資産の減価償却」にしようと思います。
(雑感)先日、ある先輩と数年ぶりで会いました。エンタープライズシステム設計の話を
していましたら、“経営戦略は毎年作るのだから、その変化に従ってシステムも迅速に変更できる
ような設計ができないものか”。
落ち着いたのが、「見える化された業務プロセス、そしてそのプロセス機能と1対1に対応した
システム機能の設計」です。
理由は、戦略が業務プロセスを改革するなら、そのプロセス対応のシステム機能をモジュール化
すること。そしてそのモジュールはDRIVEN型設計で構築されていること。
そんな話をして、ある研究会に出ましたらそんなDRIVEN型対応の自動生成ツールがあるのですね。
驚きました。閑話休題でまた話そうと思います。
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OJT指導は⇒ http://www.ism-research.com/consult/ojt-1.html
(6) 「セッションファシリテータ養成コース」を開催します。
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教室案内はこちらです⇒ http://www.ism-research.com/company/educ-room/ism-1.html
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代表 井上 正和
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