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  • 第339回 「CMMI の使い方の考察まとめ」

    ~ITコンサルタント養成講座~

    第339回 「CMMI の使い方の考察まとめ」

    皆さん、おはようございます! 当メルマガを担当しています井上正和です。

    CMMI(Capability Maturity Model Integration)といっても、“それ何?”という方が多いかも
    しれません。「能力成熟度モデル統合」と訳され、ソフトウエア開発をおこなう組織がプロセスを
    より適切に管理できるようになることを目的として遵守するべき指針を体系化したものです。
    カーネギーメロン大学のソフトウエア工学研究所(SEI)が開発し、公表しています。

    ソフトウエア調達のバイブルと言われているのですが、試験が英語であり日本語化が遅れて
    いましたので、英語圏を中心に普及していました。一番資格の取得率の高い国はインドです。
    日本語版も2007年8月ようやくCMMI V1.2が公開されました。
    こちら⇒ http://www.sei.cmu.edu/cmmi/tools/translations/japanese.cfm
    難解な著書と言われていますが、どんな内容か、若干述べてみようと思います。

    今日は、「CMMI の使い方とその分野」を取り上げます。

    今までの8 回のCMMI 講座では、CMMI の構成機能の概要とその資料の読み方について
    述べてきました。
    CMMI はソフトウエア開発を行うIT ベンダーの能力を客観的に評価するツールとして
    有効であるといわれています。この観点を整理しておこうと思います。

    RFP(Request For Proposal)による評価には、提案内容の評価とIT ベンダー自身の
    能力評価があります。この2種類の評価を見ますと、提案内容の評価は要求に対する
    提案の適合性ですので、良否の判断はつきやすい評価事項になりますが、
    IT ベンダー自身の能力評価はかなり困難な面があります。

    従来のIT ベンダーの能力評価の代表的項目には、「提案分野の実績」、「スキル」、
    「財務状況」などがありました。この中で、IT ベンダーの「スキル」の評価が最も困難でした。
    IT ベンダー選定後、IT 導入時に能力の低さが判明し導入トラブルが発生することはよくあるケー
    スです。
    CMMI ではこの観点のリスクをより低減させることを可能にしました。

    CMMI のプロセス領域の構成要素の成熟度レベルや能力レベル、および基本プロセスや
    先進プロセスの分類はプロセス構成要素の実践順序を表わしていました。
    このことは、各プロセス構成要素のPDCA の実践度合いを検証していくことでIT ベンダーの
    組織としての能力をより深く判断することが可能になることを意味しています。

    たとえば、プロセス領域にある「プロジェクト管理」の成熟度レベル2にある構成要素「プロジェクト
    計画策定」を飛ばしてレベル3の「リスク管理」ができることは考えずらいことになります。
    このプロセス領域がレベル2にあるかどうかは、このプロセス領域のレベル2の構成要素である
    「プロジェクト計画策定」、「プロジェクトの監視と制御」、「供給者計約管理」の業務がPDCA を
    持って確実に実践されていることを判定すればよいことになります。
    実践できている証拠を提出してもらい、Q/A を実施することでより正確なITベンダー能力を判定
    できることになるわけです。

    今日はここで終了します。CMMI に関する講座はこれで完了しようと思います。

    2 週間程、準備のために休刊しますが、次回からは「非機能要求」を取り上げてみようと
    思います。


    【雑感】先週、ある会合に出ましたら、東南アジアに進出している日本企業に会計システムSaaSを
      提供するために現地指導に行く話が出ていました。今様にいえば、クラウドとグローバル化です
      が、お客様は中小企業の方らしいです。私の身近な友人も何人も東南アジアや中国でビジネス
      に出ていきます。“日本以外で稼ぐ”が何か定着してきているような気がします。
      英語話せなくても欧米にビジネス派遣される人も増えてきているようだし、今は日本の変換点な
      のかもしれません。

     
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