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  • 第338 「プロセス領域の関係」

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    第338 「プロセス領域の関係」

    皆さん、おはようございます! 当メルマガを担当しています井上正和です。

    CMMI(Capability Maturity Model Integration)といっても、“それ何?”という方が多いかも
    しれません。「能力成熟度モデル統合」と訳され、ソフトウエア開発をおこなう組織がプロセスを
    より適切に管理できるようになることを目的として遵守するべき指針を体系化したものです。
    カーネギーメロン大学のソフトウエア工学研究所(SEI)が開発し、公表しています。

    ソフトウエア調達のバイブルと言われているのですが、試験が英語であり日本語化が遅れて
    いましたので、英語圏を中心に普及していました。一番資格の取得率の高い国はインドです。
    日本語版も2007年8月ようやくCMMI V1.2が公開されました。
    こちら⇒ http://www.sei.cmu.edu/cmmi/tools/translations/japanese.cfm
    難解な著書と言われていますが、どんな内容か、若干述べてみようと思います。

    今日は、「プロセス領域の関係」を取り上げます。

    プロセス領域の関係の箇所を読んでいますと、「基本プロセス」と「先進プロセス」という
    言葉が出てきます。この言葉はプロセス領域の構成要素を活動時点で区分したものです。
    大まかに言って、「基本プロセス」はプロセス領域の成果活動のための基本の整備または
    準備活動を言います。
    「先進プロセス」は基本プロセス整備後の成果活動を指しており、「基本プロセス」
    活動後の後続プロセスと言った方が適切な気がします。

    例として、「プロセス管理」のプロセス領域を取り上げてみましょう。
    「プロセス管理」には、5 つの構成要素があり、基本プロセスと先進プロセスに分類しています。
    ちなみに、基本プロセスには「組織プロセス重視(OPF)」、「組織プロセス定義(OPD)」、
    「組織トレーニング(OT)」があり、先進プロセスには「組織プロセス実績(OPP)」、
    「組織改革と展開(OID)」があります。
    基本プロセスと先進プロセスの意味は、その構成要素の目的をみるとよくわかります。

    「基本プロセス」の目的は、
     1.「 組織プロセス重視」:組織のプロセスおよびプロセス資産の現状の強み/弱みを把握し、
       組織のプロセス改善を計画、実装し展開する
     2.「組織プロセス定義」:「組織のプロセスニーズおよび目標」に基づいて、「組織の標準プロ
       セスの集合」、作業標準、およびその他の資産を確立し保守する
     3.「組織トレーニング」:プロジェクト横断的および支援グループループの横断的トレーニング
       や「組織の標準プロセスの集合」の実施に必要なスキル習得のトレーニングを開発または
       確保する

    「先進プロセス」の目的は、
     4.「組織プロセス実績」:組織の事業目標からプロジェクトの「品質およびプロセス実績の
      定量的目標」を導出する。プロジェクトおよび支援グループに対して、共通の尺度、
      プロセス実績ベースライン、およびプロセス実績モデルを提供する
     5.「組織改革と展開」:提案された改善案を選択し、展開して、組織の「品質およびプロセスの
      目標」を満たすための組織能力を改善する
      先進プロセスが基本プロセスを基盤とした活動になっていることがお分かりと思います。

    今日はここで終了します。次回は「CMMI の使い方の考察まとめ」を取り上げます。


     【大寒】大寒(だいかん)は二十四節気のひとつで1 月20 日ごろをいいます。
      この日から立春までの期間を指すこともあります。大寒は『寒の内』の真ん中で
      もっとも寒い時期をあらわします。最低気温が観測されるのもこの頃が一番多くなっています。
      武道ではこの頃寒稽古が行われます。また、凍り豆腐、寒天、酒、味噌など寒気を利用した
      食物が仕込まれる時期にもあたります。 (越前屋)

     


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