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  • 第341回 「非機能要求グレードの6大項目-1」

    ~ITコンサルタント養成講座~

    第341回 「非機能要求グレードの6大項目-1」

    皆さん、おはようございます! 当メルマガを担当しています井上正和です。

    今度のテーマは非機能要求です。
    非機能とは生産、販売といった業務機能以外のことを言います。一般には、IT部門の処理業務
    などはこの非機能分野に該当します。現在の大企業のプライベート・クラウド化などではグルー
    プ企業のIT運用統合時の運用基準としてのSLAやSLMに関係する分野としてとらえることが
    できます。

    この言葉は以前からありましたが、2010年8月16日に独立法人 情報処理推進機構(通称IPA)
    ソフトウエア・エンジニアリング・センターから正式ドキュメントとして公表されました。
    こちら⇒ http://sec.ipa.go.jp/reports/20100416.html

    今日のテーマは「非機能要求グレードの6大項目」を取り上げます。
    IPAのでは非機能要求の管理すべき項目を、システムの分野とは関係なく6種に分類しています。
    6種類の分類とは最上位の分類項目で、大項目と言い、この項目は中項目、小項目の3段階に
    細分化して定義しています。今日はその大項目の6大分類項目について解説します。
    6大項目とは「可用性」、「性能・拡張性」、「運用・保守性」、「移行性」、「セキュリティ」、
    「システム環境・エコロジー」です。

    6大項目を概説しておきます。
    ◆「可用性」とは、システムサービスを継続的に利用可能とするための要求です。
     その要求には運用スケジュール(稼働時間・停止予定など) や、障害、災害における稼動目標
     などがあります。この要求への対処には、機器の冗長化やバックアップセンターの設置や
     復旧・回復方法お よび体制の確立などが出てきます。

    ◆「性能・拡張性」とは、システムの性能、および将来のシステム拡張に関する要求です。
     その要求には、業務量および今後の増加の見積もりやシステム化対象業務の特性(ピーク時、
     通常時、縮退時など)などがあります。この要求への対処には、性能目標値を意識したサイジングや
     将来へ向けた機器・ネットワークやサイズと配置=キャパシティ・プランニングなどがあります。

    ◆「運用・保守性」とは、システムの運用と保守サービスに関する要求です。
     その要求には、運用中に求められるシステム稼動レベルや問題発生時の対応レベルなどがあり、
     この要求への対処には、監視手段およびバックアップ方式の確立や問題発生時の役割分担、体制、
     訓練、マニュアルの整備などがあります。

    今日はこれで終わります。次回は「非機能要求グレードの6大項目-2」を取り上げます。

    【雨水】
     二十四節気の一つ。旧暦正月(睦月)の中気。温かさに雪が雨にかわり、氷がとけ始める頃。
     毎年2月18~19日頃。天文学的には、太陽が天球上の黄経330度の点を通過する瞬間。
     黄道十二宮では双魚宮(うお座)の0度、 昔から、農耕の準備を始めるのは雨水が目安とされていた。
     また、この日に雛人形を飾り附けると良縁に恵まれるとも言われる。


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