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  • 第346 「非機能要求グレード体系:小項目&メトリクス」

    ~ITコンサルタント養成講座~

    第346 回「非機能要求グレード体系:小項目&メトリクス」

    皆さん、おはようございます! 当メルマガを担当しています井上正和です。

    今度のテーマは非機能要求です。
    非機能とは生産、販売といった業務機能以外のことを言います。一般には、IT部門の処理業務
    などはこの非機能分野に該当します。現在の大企業のプライベート・クラウド化などではグルー
    プ企業のIT運用統合時の運用基準としてのSLAやSLMに関係する分野としてとらえることが
    できます。

    この言葉は以前からありましたが、2010年8月16日に独立法人 情報処理推進機構(通称IPA)
    ソフトウエア・エンジニアリング・センターから正式ドキュメントとして公表されました。
    こちら⇒ http://sec.ipa.go.jp/reports/20100416.html

    今日のテーマは「非機能要求グレード体系:全体要素3」として項目一覧表の小項目とメトリクス(指標)
    を取り上げます。蛇足ですが、メトリクスとは指標とかKPI(Key Performance Indicator)と同意義で
    使用されます。

    前回のテーマでは「項目一覧表」の構成を概説しました。非機能要求ではこの項目定義が中核の
    テーマとなりますのでどんな内容が定義されているかを提示しておきます。
    例として、大項目の「可用性」の中項目を取り上げましょう。
    「可用性」の中項目には、「継続性」、「耐障害性」、「災害対策」、「回復性」が定義されていますが、
    この中から継続性と耐障害性を取り上げてみます。

    ◆「継続性」での小項目定義には、運用スケジュール、業務継続性、目標復旧水準、稼働率があります。
     それぞれのメトリクスは「運用時間」、「対象業務範囲」、「RPO(目標復旧地点)/RTO(目標復旧時間)」
     、「稼働率」を割り当てています。

    ◆「耐障害性」は、小項目定義としてサーバー、端末、ネットワーク機器、ネットワーク、ストレージ、
     データ があり、メトリクスは冗長化やバックアップ方式になります。
     メトリクスの評価レベルと併せて考えてみると分かり易くなります。
     たとえば、小項目の「サーバー」を取り上げてみましょう。メトリクスは「冗長化」です。
     メトリクス評価レベルで  は、レベル0は「非冗長構成」、レベル1は「特定のサーバーで冗長化」、
     レベル2では「すべてのサーバーが冗長化」を提示しています。
     同様に小項目の「データ」をみますと、メトリクスに「バックアップ方式」があります。その評価
     レベル0、1、2、3は、それぞれ「バックアップ無し」、「オフラインバックアップ」、「オンラインバックアップ」、
     「オフラインバックアップ」+「オンラインバックアップ」です。
     同様にしてすべての小項目ごとの指標とその評価レベルがサンプル提示されています。

     IPAの非機能要求グレード利用ガイドがこの項目一覧表を提供したことで、相当ITシステムの管理方針策定
     が容易になったと思います。

    今日はこれで終わります。次回は「非機能要求グレード体系:樹系図」を取り上げます。


    【雑感】
     東北関東大震災の被災地の復旧活動が見えるようになって、ほっとしますね。
     東北電力が27日まで計画停電を行わないと発表したのは良いと思いましたが、
     東電も含めて電力会社は蓄電が出来ないのですね。“電力会社は蓄電が出来ないのですか?”
     と聞きましたら、回答がありました。“電力会社が蓄電池を持つ必要はありません。
     溜めるより、生産して調整したほうがコスト安ですので・・・・。“でそういう設備は設置していない。
     ただ、計画停電で驚いているのは外国らしい。計画を実施しない場合が多いというのは国民が
     自分自身で節電を実施していると・・・。



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